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京都・新町通のぶらり歩き:なにげない街の日常を撮る、描く(2)七条新町


はじめに

 京都駅前の塩小路通を西に歩き、新町通を北に上がります。旧富士ラビットの建物の裏側が見えてきます。
 七条新町を中心にして、七条通の東西50mになぜかレトロな建築が集まっています。ここでは代表的な建物を紹介します。

(1)富士ラビット七条館

 小さい建物ですが、どこか可愛らしく何度見ても見飽きない正面デザインです。

富士ラビット七条館

 文化遺産オンラインの説明によれば1925年頃の建築とのこと。
「京都で自動車販売の草分けといわれる日光社の社屋として建てた」とありますが、現在外食チェーン店の「なか卯」が一階に入っています。

 入った当初は、洋風の外観と和食チェーン店とは、何となく合わない気がしました。しかし以前は寂しい雰囲気が漂っていたのが、幟や人の出入りが多く活気がでてきたので、今ではその方が良いかと思うようになりました。

 今回描いたものではありませんが、正面入り口ステンドグラスを描いたスケッチを紹介します。

旧富士ラビット玄関
スケッチブック B5 ペンと透明水彩

(2)旧鴻池銀行七条支店

 この富士ラビット七条館の斜め向かい、若宮通角にある近代建築「旧鴻池銀行七条支店」を下に示します。現在は確かレストランが入っているはずです。

旧鴻池銀行七条支店

 文化遺産オンラインによれば1927年築、2008年改築とのこと。

(3)NYHビル

 次に富士ラビットビルの前に以前は気が付かなかった外見はレトロな建物がありましたので正面写真を示します。町屋をリノベーションしたのか、あるいは新しいビルもしれません。1階はヘアサロン店です。

NYHビル

(4)町屋群

 この七条新町の交差点から見える町屋群をそれぞれ示します。

 以上、二つの近代建築を後にして新町通を北に進み街を探索します。

(続く) 

前回の記事は下記をご覧ください。



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