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<手帳人物スケッチ> 現代人間模様

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都会をスケッチでは人物は欠かせません。人物を描くのは大変難しく、モデルを描く機会は初心者にはあまりありません。手帳を使って、電車や公園、レストランで描く練習をしてきました。これま…
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<手帳人物スケッチ>383 阪急神戸線  2015

<手帳人物スケッチ>383 阪急神戸線  2015

 時々、大きな楽器を持って電車に乗ってくる人を見かけます。
 楽器は、その曲線を多用した姿からスケッチの対象としては魅力的ですが、不定形な造形なので持ち運びにはとても不便で、好きで選んだとはいえ、移動時は大変だなあと持ち主への同情の念が起きてしまいます。

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<手帳人物スケッチ>382 阪急神戸線  2015

<手帳人物スケッチ>382 阪急神戸線  2015

 阪急電車の車内の色は、座席は深い緑、壁の色は明るい茶色と長年思い込んでいました。
 今回は入り口まわりだけなので、すべて茶色に塗るのは芸がないのではと思い、念のためグーグル検索をしたところ、扉部分は赤茶色、両サイドの壁は明るい茶色と2色になっていることを知りました(2015年当時は違うかもしれません)。
 背後が単調にならないので、これ幸いと、扉と壁の茶色をそれぞれ赤茶色、ライトブラウンに塗り分

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<手帳人物スケッチ>381 阪急神戸線  2015

<手帳人物スケッチ>381 阪急神戸線  2015

 赤ちゃんと母親の組み合わせは昔から絵としてよく描かれます。特に、江戸時代の浮世絵にはそれが多く、当時から日本人はこのテーマを愛してきたようです。

 今回色鉛筆で塗っている時に、赤ちゃんを抱える腕の逞しさに改めて気づきました。街歩きスケッチの最中に、ママチャリに二人のお子さんを乗せて走る若いお母さんの姿をよく見かけますが、つくづく日本のお母さんの逞しさに感嘆すらおぼえます。

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<手帳人物スケッチ>379 阪急神戸線  2015

<手帳人物スケッチ>379 阪急神戸線  2015

 初老の男性がなぜか口をあいていました。よく覚えていませんが、話しているのではなく、鼻詰まりなのか開けていたのだと思います。

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<手帳人物スケッチ>377 阪急神戸線  2015

<手帳人物スケッチ>377 阪急神戸線  2015

 目の前のカップルが寝ているのか寝ていないのか目をつむっています。よく見ると、女性が右手で男性の左腕をつかみ、左手で相手の手を握っています。
 女性の相手が好きだという気持ちが伝わってきたので二人の手の形に注目し、その様子をスケッチしました。

 目をつむっていなければ描けませんでした。

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<手帳人物スケッチ>376 阪急神戸線  2015

<手帳人物スケッチ>376 阪急神戸線  2015

肩から腕にかけて薄物をまとっているように見えるのですが、丁度今の時期のように寒暖の差が激しかったのでしょうか?

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<手帳人物スケッチ>375 阪急神戸線  2015

<手帳人物スケッチ>375 阪急神戸線  2015

 久しぶりの全身像。いつのころなのか若い女性の生足が当たり前の時代になりました。今回、色鉛筆で塗る時によく見ると、女性が小顔の割にはずいぶん頑丈で健康的、大きく立派な脚の描写で驚きました。
 あえて言い訳をすると、通常真正面に突き出た手や足を描くのは難しいのです。この場合、きちんと描かなければと意識し過ぎて大きくなったのかもしれません。

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<手帳人物スケッチ>374 阪急神戸線  2015

<手帳人物スケッチ>374 阪急神戸線  2015

 最初にこの男性を見たのはほぼ10年近く前なのに、今でも印象が強く残っています。
 改めて人間の顔について思うと、誰一人として同じ顔がないことに驚きます。しかし、基本的に顔の構成は目、鼻、口、耳、頭髪など、全く同じですから、わずかな差を人間は見分けているわけです。
 しかし、それは人間に対してで、お猿さんや、ワンコ、猫にはまったくその見分ける能力がなくなるのも不思議です。

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<手帳人物スケッチ>373 阪急神戸線  2015

<手帳人物スケッチ>373 阪急神戸線  2015

 なぜか怒ったような厳しい顔の表情になっています。動く電車の中だからペンのコントロールが難しいと言い訳出来ますが、それにしても、もう少し穏やかな表情にしたかった。

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<手帳人物スケッチ>372 大阪環状線  2015

<手帳人物スケッチ>372 大阪環状線  2015

 最近は高槻市から大阪に出かける場合でも、環状線に乗る機会が減りました。座席の色はなるべく現実の色を反映させる努力をしていますが、今回の座席の色はまったく想像で塗りました。

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