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大学に改善して欲しいところ(コロナ版)



前回のnoteで大学に改善して欲しいところ(通常版)を書きましたが、
今回はコロナverです。
コロナの拡大に伴い、授業がオンライン化しました。
そこで表面化してきたオンラインの問題点と私が考えた改善策について書いていきたいと思います。



その1.本の購入

 数多ある授業の中には、補強教材として参考図書の購入が求められる授業がありますが、対面授業の際はどんなに多くてもそういった授業は1つか2つで1冊購入するかしないかくらいでした。(言語の授業の教科書を除く)
 しかし、授業のオンライン化によって図書の購入が求められる授業が一気に増え、今期だけで約6冊ほど本の購入をしました。
おそらく、オンライン授業でも学びの質を担保しようと教授たちが試みた結果でしょう。
ここの問題点は2点あります。

1点目 本の高さと突如出現する配送料
教授が指定した本のページを読み、課題を行うという形式の授業なので購入せざるをえないのですが、何しろ本が高い。1冊につき安いものだと800円位なのですが、高いものだと2000~3000円します。

しかも、本来なら大学の教科書販売所で購入することができていたはずが、大学が立ち入り禁止になったことにより大学から自宅に配送されるという形になり、配送料もプラスで払わなければいけませんでした。

「web上で注文された本を大学の職員が手動で袋に詰め、指定された住所に送る」という作業を行っているため、注文から配送まで約2週間もの時間のロスがあり、手動で行っている分配送料にその人件費もかかってきます。
なんと配送料だけで800円近くしました。
基本的に大学の教科書販売で本を購入すると10%offで買うことができます。
しかし、その割引分のお金が配送料ですべて消えていきました。
(むしろ圧倒的に配送料のが高かった)

さらに今回厄介だったのが、シラバス(授業計画書)の臨時変更です。
大学がオンライン授業へと移行することが割と急に決まったこともあり、成績評価や授業方法を教授たちは本来のものから変更する必要がありました。
そのため、本来なら必要なかったはずの本の購入が突然求められることもしばしばあり、その都度本を大学に注文するという非常に面倒な行程が加わりました。
一回の配送で800円近くかかる教科書配送を私は3回くらいに分けてするはめになり、配送料だけで3000円くらい費やしたようにおもいます。(もったいない)

そんなに配送料が高いなら、本屋で購入すれば良いのではないかという人もいるかもしれませんが、大学の授業で指定される図書というのは大体がその授業を担当している教授が執筆した本であり、どこの本屋にも置いてあるようなメジャーなものではありません。そう、本屋には売っていないことが殆どなのです。

ー解決策ー

 先ほど、授業に使われる図書は大体が教授の執筆した本だと書きましたが、それはつまり、その著作権は教授に帰属していることを指します。

それならば、本を自炊してPDFで授業を履修している学生に配布してくれればよいのではないでしょうか。
本の自炊とは、簡単にいうと本をスキャンして電子書籍化することです。

↓参考

最近では本の自炊を行う業者なども存在し、大体本1冊につき100円程度で行うことができます。それだけで教科書販売の人の人件費も削れ、学生の金銭的負担も軽減されるなら非常にコスパのよいものだと思います。
(教授の印税は減るかもしれませんが…)



その2.授業の質
 

まず、オンラインでの授業形態には「同時並行型」といわれる、ZOOMなどのアプリを使うリアルタイム授業と、教授が学校のサーバーに掲載した資料を自分の好きな時間に視聴し、課題をこなす「オンデマンド型」の2つが存在します。

同時並行型

私は同時並行型の授業は言語の授業に多かったです。言語は学年があがってもあまりメンバーが変化しない上に、現在大学2年生ということもあり、そこまで困ったことはなかったです。

しかしながら、初めて履修した授業で生徒同士で議論を求められた場合などは非常に困りました。
アイスブレイクどころか相手がどんな人かも分からないので誰も話し始めないなんてこともざらにあり、気まづい雰囲気がずっと続くことも…。

また、マイクをオフにすることを忘れて大声で歌っている生徒がいたことや、電波には左右されやすいですね。

オンデマンド型

オンデマンド型は自由な時間にうけることができる一方でタイムマネジメントが自分次第なので管理が難しいものでした。
オンライン授業は教授たちにとっても初めての試みなので、どのくらい課題をだせばよいのか分からない人も多かったようで、最初の方は、1週間で20個もレポートを書かなくてはいけないなんてこともあり、非常にしんどかったです。


また、授業媒体も
①パワーポイントだけの教授
②パワーポイントと音声データの教授
③音声データだけの教授
など使用させる授業ツールはかなりばらつきがありました。

また、①と②に関しては
・oneDriveというツールを使う人
・YouTubeにアップし、限定公開で視聴を求める人
・パワーポイントに音声を付けて再生を求める人
などここにもばらつきがありました。

個人的に一番良かったのはyoutubeでの限定公開です。
再生速度を変更できる設定があるのと、聞き逃した場所がわかりやすいのがよかったです。

onedriveはyoutubeと近いのですが、再生速度の設定がありません。
教授は学生がききやすいように意識的にかなりゆっくり話してくれるので、ちょっと聞く側からすると遅くてしんどかったです。
また、youtubeのように~分のときの投影画像は〇〇といったように表示がされないため、見返すときに不便でした。

③の音声データだけの授業は地獄のようでした、40分間ひたすら教授が話している音声が流れ続ける授業…。しかも早口…。

大学音声授業

↑こんな感じ

これで授業扱いされたらたまらない。
これで毎回800字程度のミニレポートをテーマに合わせて書くように求められ死んでました。


オンラインに体がなれずしんどい

目が痛い、長時間画面をみながら作業するのが疲れる
腰が痛いなど…。
あと、簡単に外にでれない状況もメンタルに来ました。


その他

・オンライン授業のメリットについて何度も聞き直すことができるといっている方もいますが、2週間後には授業データが消えてしまう授業もあり、苦労しました。オンラインは何度でも視聴し直せるというのには例外もあります。

・課題がおおい一方でその提出期限などを自分で管理しなければいけないため、しんどかったです


最後に

今回はオンライン授業で大変だったことを主に書いていきましたが、そうはいっても突然のオンライン化に伴い大学が学生がきちんと学業をおこなえるようにと頑張ってくれたことも幾つかあります。
次はそのことについてかいて行きたいと思います。

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