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故郷を出るということ

生まれてから今まで引っ越しを12回経験している。人が引っ越しする回数は平均3回らしいので、その4倍経験してるということになる。 来月13回目の引っ越しとなるのだが、ついに、生まれ育ったエリア(都道府県レベルではなく、関東エリアなどの広いくくり)から外に出ることとなる。 進学をきっかけに地元を出てきた友人が、「この地域の人はあまり外に出ないね」と言っていた。確かに、進学も就職も遊びも苦労することのない場所で、出なくても人生が滞りなく進む便利な場所ともいえる。 一方、九州で

    • 向いてないこと

      やりたいことがやれる状況で、いま自分がそれをやる能力がない場合どうするか。 やらない理由を見つけるのは簡単だ。 「本当はやりたかったんだけどね」 お金の問題 時間の問題 家族の問題 住む場所の問題 性格や能力 知識や経験 人脈 etc 4つ目までクリアするだけでも相当なハードルだ。やりたくてもやれない人のほうが圧倒的に多い。 ガッツリはやれないから趣味でやる。 今やれないからリタイア後にやる。 子どもに手がかからなくなったら。 収入が上がったら。 いつか。来世で。

      • Japan Craft Expo

        この三連休に大阪万博公園にて開催されることを知り、朝から突撃。同日にロハスフェスタがあったり行楽シーズンということもあり、コンサートでも開催されるのか?というほどの人手。クラフトエキスポの入場には別途500円必要なので、会場内はストレスなく回れるくらいの賑わいだった。  日本各地から様々な工芸ブースが集まっていて、どこも興味深かったが簡易メモ。 玉川堂(新潟) とにかく美しい酒器、茶器。銅を金槌で成形する実演を朝イチみた後、昼にまた見にいったら、銅の形が朝より整っていて地

        • 職業訓練校でみた求人票

          基本給18万円が相場のようで(ほぼ最低賃金×労働時間?)、同じような金額に職能手当1〜2万円があったりなかったり。 先生曰く、5時になったら帰れますなんてことないからねと。先生が修了生が勤める工房に見学に行ったら、早く帰れる日で21時。土曜日は当たり前に出勤で日曜日もたまに仕事。それでも楽しいと話してたそうだ。 別の先生も、修了後に小さな工房で入ったら人間関係が大変だったといっていた。親方と自分もだし、他の先輩と自分もあるからと。 会社は儲かる仕組みさえ備えていれば、多

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          職人ってなんだろう

          ○○職人を育てる学校とあるけど、そもそも職人ってなんだろう 50年、70年と継続している人 見せかけでない機能的な創意工夫をしている人時代のニーズにあわせてものづくりをする人 多くを語らない人 頑固な人 確かな技術で周りから信頼されている人 教えてもらわない人 教えない人 切り開く人 先端を走る人 真似される人

          職人ってなんだろう

          半年先輩の鉋

          ある技術専門校の見学にて、鉋がけを体験させていただいた。 今年の春に入学した訓練生がお手本を見せてくれ、しっかり腰が入っていて綺麗な薄い檜の皮が出てきていた。機械での鉋かげと手工具での鉋がけではツルツル具合が全然違うことも分かる。道具の調整も含め、半年でこうなるのか、ならないといけないのかと思うと、改めて気が引き締まる思い。 HPやInstagramで見ていた時、この学校は先生がユーモアあって優しくて、学生同士も和気あいあい、まるで本当の学校のような印象だった。自分からす

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          幼少期に夢中になったもの

          自分がどんなものづくりが好きか、どういうことに喜びを感じるかは、幼少期に原点があると人から言われたので、親に聞いてみた。 母親からは、「残念ですが、特にこれと言って夢中になってやってたことない気がするよ。」 父親からは、「公園のブランコかな。あと公園行くと勝手にジャングルジムの上まで登って怖かった」ときた。 全くものづくりの関係ない、というかそれ以前というか。 飽き性は自覚しているし、コツコツ努力を積み上げていくような環境に身を置いたこともほとんど無い。勉強はそれなり

          幼少期に夢中になったもの

          はじめての木工教室

          木工職人になりたいと言いつつ、自分で切って組み立てたのは中学の図工の授業くらい。大人になってからは、IKEAの家具を簡単組み立てたくらい。DIYで何か作ることも無くきてしまった。 いま木工職人になるための学校を色々探しているが、運良く入れたとして。 いざやってみると、思ってたのと違う!全然やりたくない!という自分が思わないとも限らない。そういった深刻なギャップが起きないように、手始めに木工教室に通ってみることにした。 家から片道1時間半かかり、最寄り駅からも徒歩20分と

          はじめての木工教室

          家具制作の求人情報みてみた

          何も始まってないのに心折れそう 家具職人の募集内容、仕事で求められる責任範囲、年間休日の少なさ、その割に給与の低さ。 いままでどれだけ恵まれた環境にいたんだ…これがあの技術専門校の方が言ってたことなんだな。 好きだから出来ることなのか。 どうしたら利幅が広がるのか。 求人調べる前までは、家具を作る技術さえあればいい、小さな工房で働ければそんなに給料無くてもいいと思っていたが、あまりにも厳しい条件に現職の方に頭が上がらない。そもそも工房の募集は求人サイトには載らないから実

          家具制作の求人情報みてみた

          ものを生む技

          ものづくりを仕事にしている人のインタビューを見ると、「こどもの頃からものづくりが好きだった」とある気がする。自分はそういう子どもではなかった。一つのことを長年続けたこともない。 こどもの時、親は仕事で日中いないので友達と外で遊ぶか、一人で家で遊ぶかだった。なけなしのお小遣いで月刊漫画や人形を買ってきて楽しんでいた。 何かをつくるという意味では、小学校の図書館にあった、わかったさん・こまったさんシリーズをみてお菓子づくりにハマった。しかし、父にスノーボールのクッキーを作って

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          ぐぁんぐぁん揺れる

          ある技術専門校に見学に行った。作業所には人がいなかったけれど機械や工具がたくさん。学生が少ないようで、機械待ちせずに作れるところが唯一良いところと自虐気味に説明してもらった。 別の技術専門校だが、伝統的な家具づくりができる学科の他に、「時代のニーズにあわせて」フラッシュ構造も学べるという説明書きの学科がある。時代のニーズがどういう意味が分からなかったのだが。 今日実際にフラッシュ(紙の芯に木の模様のシートを貼ったもの)を触り、それで作られた家具を持ち上げてみた。無垢の家具

          ぐぁんぐぁん揺れる

          noteを始めるきっかけ

          誰がための記録か自分の経験が誰かにとっても活きる(かも)。 頭の中で妄想を働かすより、書く方が整理できる。 過去はmixiやブログを嬉々として書いていたこともあったが、後に黒歴史と化して全削除したし、知り合いしかいないFacebookでさえも自分の出来事を投稿して誰がどう思うか怖くない?と見る専に。しまいには見ることさえせずアカウント削除したのが今年。 そんな中で、新たにnoteを書き起こすとは思いもしなかった。 きっかけの一つは、60を超える父がnoteを書いているこ

          noteを始めるきっかけ