職業訓練校でみた求人票

基本給18万円が相場のようで(ほぼ最低賃金×労働時間?)、同じような金額に職能手当1〜2万円があったりなかったり。

先生曰く、5時になったら帰れますなんてことないからねと。先生が修了生が勤める工房に見学に行ったら、早く帰れる日で21時。土曜日は当たり前に出勤で日曜日もたまに仕事。それでも楽しいと話してたそうだ。

別の先生も、修了後に小さな工房で入ったら人間関係が大変だったといっていた。親方と自分もだし、他の先輩と自分もあるからと。

会社は儲かる仕組みさえ備えていれば、多少人の出入りがあっても大丈夫だし、それだけに合う合わないはあっても、ガチガチにぶつかることは少なかったように思う。

人が辞めても誰かも出来る仕事だから止まらないし。小さな工房だとそうはいかない。儲かる仕組みを考える人、人を動かす人、動く人、あまり動かない人、会社を守る人、色々な役割を1人や2人で担って行かないといけない。

ある塾が独立は基本推奨しませんと言っていたのも納得だ。

働くことに何を求めるか。大量生産、効率化するほど、ひとりが関わる範囲は狭くなる。工場のライン生産が楽しいと思える人もいるだろう。会社としてはその方が利益率を伸ばせる。

自分が昔派遣で行った工場で、電池のような重いものをレーンにひたすら載せる仕事をして参ってしまった。何のための仕事なのか、これはなんなのか、分からないまま繰り返す作業。同じ日にいた別の派遣の人は、ずっと座りながらたまにレバーを動かしてただけで1日が長かったとボヤいていた。いまだとロボットがやる仕事を人間がやっていた。

昨日書いたように、人の手で行う鉋がけと、機械による鉋がけは触った感触が全然違っている。鉋をひくスピードも、抑える力も、機械でやった方が板の凸凹を感知して早く綺麗に出来そうなのになぜだろう。

道具のメンテナンスの問題はありそう。手工具の鉋は毎日研ぐらしい。機械だと削る回数も段違いに多いはずなので、刃を鋭いままにキープする、手入れするのが難しいのだろうか。

それか、単に見学の時に見たものが板をざっくりならすためのもので工場には手工具並、それ以上に綺麗に出来る機械が導入されているのかもしれない。

話がそれたが、人がやる仕事の意味、自分が仕事に求めるもの、どう食っていくのか、考えることが多いなと。運良く学校に入れたとして、その後のことを考えると気が休まる瞬間は全く無さそうだ。

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