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【タイ/ドラマ・映画】日本で撮影されたドラマがあるって知っとる?~インバウンド誘客にも活用できる~

みなさん、サワディーカップ!
本日は、近年、日本の東北地域で撮影された映画・ドラマについて2つご紹介したいと思います( *´艸`)

映画やドラマの「ロケ地巡り/聖地巡礼」というのは日本人だけでなくタイ人も大好きです!

「ドラマに出てきた観光地で同じポーズで撮影したい!」
「感動したシーンを自分で見てみたい!」

このように、自分の地域へ訪れるきっかけの一つとなるのが映画・ドラマ撮影です☆もちろん、撮影をサポートするにあたって、それなりの人件費と撮影から放映までのタイムラグがあるなど、掛かるコストもあるので、インバウンドに対する効果と共にご紹介したいと思います!

それでは最後までお付き合いくださいませ♪

1、宮城県で撮影された映画

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まず紹介するのは、2018年11月に公開された「Gravity of Love(愛の重力)」という映画です✨

撮影地は、宮城県の仙台市、塩釜市、松島町、白石市などで、宮城県の多くの土地の魅力や町の雰囲気が伝わった映画になりました。

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主役は、トゥーイ・ジャリンボン(Toey)さんという最優秀主演女優賞を獲得したことがある人気女優で、俳優のボーイ・パコーン(Boy)さんやルイス・スコット(Louis)さんと織りなすロマンティックコメディーがタイでも大きく取り上げられました!

<あらすじ>
過去の恋愛で傷つき真実の愛・運命を信じないファー(Toeyさん)は友達との日本旅行中に、一見完璧な男に見えるゼン(Boyさん)と出会います。

ゼンがファーと出会ったのは、ファーが非常に酔っぱらっているときで、世話をする中で2人の関係が深まっていきます。

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ゼンさんは、2人が出会った次の日の朝、「もし、私たちが運命の2人だったら、連絡先を交換しなくてもまた会える」という約束をしてそのまま別れます。

その後、一緒に旅行中のテさん(Louisさん)も実はファーさんのことが好きで様々な形でアプローチをしかけます!

テさんとファーさんが二人っきりで食事をする中、ゼンさんがレストランに現れるなど、ドキドキする展開が目白押し!笑

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タイらしく、面白いシーンもあるので、もし機会があれば見てみてください^^b

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このドラマを通じて、特に有名になったのが仙台市中心部にそびえたつ「仙台大観音」です。100メートルを超える高さの大観音は、ドラマの中でファーとゼンが二人の運命を祈るシーンでも使われており、訪れるタイ人も多くなったため効果的だったと聞いております。

また、撮影したシーズンが秋だったため、紅葉の魅力もタイ人に伝わったと感じています。

2、山形で撮影されたドラマ

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続いては、山形で撮影されたドラマ「Dung Duang Haruetai」のご紹介です!

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チャンネルスリーというタイの有名なテレビチャンネルが制作したリメイクドラマで2020年3月に放映開始されたもので、ICE曰くタイの木村拓哉的存在のTik Jesadaporn(ティック)さんとKimberley Annne(キンバリー)さんが主演されています!
*コロナの影響か、4月末にエピソード20までの前半部分で一旦終了しています*

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あらすじは、カシト・タンタ・プンツールという三国の争いとそこに巻き込まれた男女の愛をテーマとしたドラマとなっております。

カシトの王子役(Tikさん)とタンタの王女役(Kimberleyさん)は、両国の親から政略結婚を勧められます。タンタの王女は、カシトの王子が冷酷卑劣という噂を信じて政略結婚を拒否するべく、プンツールという別の国へ避難することになりますが、そこで誘拐されてしまいます。無事に二人は出会えるのか!!!

1996年にタイで撮影され、大流行となったドラマのリメイク版で、お互いの愛が国の戦略によって邪魔をされるハラハラし、心がギュっとなる展開が目白押し。まさにタイ人好みのドラマです♪

ドラマの中には、山形県山形市の鴫の谷地沼(しぎのやちぬま)の中で会話する二人の様子や、金山村の谷口銀山で逃げるドキドキのシーンが撮影されるなど、山形の四季(秋と冬)の魅力が詰まりまくっています!

良ければ、下記の動画に撮影箇所などが紹介されておりますので、ご覧ください♪

放映されてからは、コロナの影響で訪日することができなくなっているため、訪日誘客効果を実感することはまだできておりませんが、「山形YAMAGATA」という地名が有名になったことは間違いありません。ICEの友人は、ドラマを見て山形が非常にロマンチックな街だと感じたと話をしてくれておりました**

3、映画・ドラマ誘致の訪日誘客効果(メリット・デメリット)

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映画やドラマの誘致の効果について、私としては「タイでまだ知名度が高くない地域がまず名前を覚えてもらう」という認知度向上には非常に役に立つと感じております。

上記写真は、佐賀県で撮影されたタイドラマ「きもの秘伝」の画像ですが、中に出てくる「祐徳稲荷神社」はタイで非常に認知度が高く、理由を聞くと「タイのドラマで見たから」という人が多いことが印象的です。

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認知度向上をした結果、宮城県の場合は前年度比33パーセントのタイ人訪問者増に成功するなど、飛躍的に多くのびるきっかけの一つとすることができたと担当者より聞いております。

注意点としては、当該Noteの冒頭にも書きましたが、撮影から放映までのタイムラグがあり、タイの場合「国の取り決め(緊急事態宣言等)」によって突然放映することができなくなるというリスクもあるため、メリットとデメリットをしっかりと理解した上で対応する必要があります。

<メリット>
・地名自体の認知度が、タイ国内で大幅に上昇する。
・出演した主演などに「PRアンバサダー」となっていただいて、継続的なPRが可能となる。
・撮影中の様子を俳優/女優それぞれのインスタグラムなどで挙げていただけるので、そのエリアの広告効果は大きい。
・ロケ地巡り/聖地巡礼といった新しいモデルコースの制作が可能となり、タイ人向けのPRコンテンツとして活用できる。

<デメリット>
・撮影のためのコースづくりや日本側滞在費のサポートなどが必要となる。
⇒撮影する土地を所有している企業との交渉などに時間がかかる。
・急な予定変更なども考えられるので、担当者は常に対応できる準備をしておく必要がある(人件費が高くつく)。

このようなことを理解した上で、誘致をした結果、宮城県や佐賀県は誘致に成功していると感じております。

自分の観光施設や地域とマッチしているかどうか、考えながら誘致をしていきましょう。

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誘客する際の相談相手としては、Channel3というTIKさんのドラマでも名前が出ていたテレビ会社に、提案をしていくことが最も早いと感じております。詳細が必要な場合は、コメント欄にお願いします♪

4、最後に(個人的に好きなドラマ(笑))

皆さま、いかがでしたでしょうか**
タイらしく、でも日本の観光地の魅力と合わさったストーリーが個人的には面白いと感じましたし、映画やドラマをきっかけに日本をもっと知ってほしいなとも感じました☆

最後に、Until We Meet Againという私が見て衝撃をうけたBoys Loveドラマを貼って終わりにしたいと思います(笑)

タイでは、男女の恋愛ドラマと同じかそれ以上にBL系が非常に多いです!!タイならでは感もありますよね(笑)
最近はタイ人女性の中で非常に話題になっており、男女の恋愛よりピュアでどきどきするー!!との黄色い声援が飛び交っています!

皆さんはどう感じますか?^^**

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