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【タイ・ホテル視察(7月5日時点)】マリオットホテルの国内需要取り込みから学ぶ『これからの観光業』/日本のホテル・旅館様も参考可!!

バンコク・スリウォンにある
マリオットホテルの営業担当(Nokさん)にお願いして
「国内需要取り込み施策」のお話を伺いに
行ってまいりました*

タイでも日本と同じように
まずは国内需要喚起を狙った
取り組みが観光業界で行われております。

中でも個人的に驚いたのが

マリオット、一泊1,000バーツ(約3,500円)施策」!
*通常は3,000バーツ(約10,500円)

旅行好きの方には、タイのホテルの雰囲気を楽しんでいただき、インバウンドご担当の方には、タイのホテル施策について共有させていただけるように記事を書かせていただきます(*‘∀‘)

一緒に楽しみながら、読み進めていきましょう**

0、マリオットホテルとは

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少しだけ、マリオットホテルについてご紹介いたします!

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画像は、マリオットホテルのHPから引用させていただいた創業当初のもので、1972年にJ・ウィラード・マリオットとアリス・マリオット(奥様)によって創設されました。

当初は、たった9席のルートビア(炭酸飲料の1種で昔のビールの代替品)・スタンドから始まったそうで、運営する中で培われた企業理念が今のホテルのクオリティに繋がっていると、Nokさんはお話されておりました!

一緒に周る中で感じたマリオットホテルの魅力は、

「職員1人1人の考えがすぐに実行できる空気感」です。
*彼らの企業理念風に言うと「卓越性(想像力と実行力)」

案内していただいている間に、Nokさんが突然「今日の夕日は格別だ。これはチラシのトップ画像になる!ちょっと待ってて」と言いはじめ、15分後にはカメラマン・モデル・照明が揃い、撮影が始まりました。

私が担当であれば、「ゆっくり考えて」と一歩踏みとどまって考えそうな場面ですが、このスピード感と実行力には驚きましたし、一丸となって実施するチームマネジメント力には驚きました|д゚)

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ちなみに、右寄りの位置でポージングしている人がモデルさんです笑

マリオットホテルのスピード感などに触れたところで、今回の取り組みについてご紹介します^^

1、今回のマリオットホテルの取り組み

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今回のマリオットホテルの企画は、次の2つ!

①宿泊は、1泊1,000バーツ(税別)
②飲食代の中でアルコール以外は、50%OFF
*期間は2週間だけ*

これだけを見ると、かなり太っ腹で赤字覚悟の企画のように思えませんか?

この企画の背景として、

マリオットは、BTSシーロム駅から少し遠くアクセスが悪いからか、国内観光が解禁になってから、観光客の戻りがとても悪かったそうです。

バンコクの都会の人は、地方の田舎や海に出てしまって、「レジャー/観光」のお客さんは取れないという悔しい状況を、なんとか打破したいと考えたNokさんのチームは、

日常の気分転換にホテルステイを

というコンセプトを掲げて、当企画を実施しました。

バンコクの人の中には、忙しくて遠出が出来ないひとも多いため、そのようなビジネスマン等を中心に向けて、「日常使いの気軽なリフレッシュをしませんか?マリオットは素敵な空間を提供します」とメッセージを出しました。

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写真は、当企画で宿泊をした人専用のルーフトップバー席ですが、ここで平日の夜に家族と食事をして一泊だけ軽くして、出勤なんてお洒落ですし、まさに「素敵な空間」ですよね♪

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この企画実施後、数日で、

Instagramを中心として、爆速で拡散されました!

写真好きのタイ人には、もってこいな「映え写真」がどんどん上がり、ホテルは9割越えの利用率が平日・休日問わず続いているとのこと**

また、赤字になりそうな費用面ですが、「上質な空間で食事をするとお酒も欲しくなるので注文する」という流れがあり、過去最高にお酒が売れて大幅黒字だそうです。

2. この企画のもう一つスゴイ所

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この企画のもう一つスゴイ所は、「宿泊した人は、友人を招待して同じように飲食等50%OFFに出来る」という特典がついていることです!

上の写真に写る二人に聞いた所、彼らはこのテーブル全てを抑えて、「親戚を呼んでコロナお疲れ様会」を開くそうです!

宿泊者だけでなく、親戚も集めて「コロナお疲れ様会を開こう」というのは、Nokさん達も密かに狙っていたそうで、

Marriottが「皆さんの遠い存在」ではなく

「身近で日常的に心が通う場所」として

イメージが進化したと笑顔で話されていました!

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ここで食べられる食事は、YAOレストランという超有名な中華料理!

提供していただいた「チーズカニ春巻き?」も絶品でした・・!

一件見ると赤字施策のような気もしますが、飲食代でも元が取れつつ、Instagramに挙がる写真などはホテルの宣伝にもなりますので、元は取れまくりです。

雰囲気作りといい、企画力といい、やりおるなマリオット・・と鳥肌が少し経ちました。

3. 日本の旅館/ホテルに当てはめると♪

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<都心の場合>
マリオットの当企画については、都心のホテルでは少し初めているところもあるのでしょうか?

ワーケーションのように、ホテルで仕事をするなど、ビジネス客としての利用などはありますが、

「ホテルに友人を招待する」というような流れはまだないような印象です!

今は、まだ他県へのおでかけは難しい状況だと思いますので、何とか身内でこじんまりとしつつも、「コロナ引き続き戦うぞー!会」のように少し息が抜けると良いのかもしれません*

<郊外の場合>
徐々に感染が収まってきた郊外では、皆様観光客が戻ってきているところと戻ってきていないところの差が大きいように感じております。

その差は、私のイメージでは『SNS等オンラインを通じて、皆さんの頭に残っているか』が分かれ目だと考えております。

まずは、ご近所の常連さんや周辺に住む方々のチラシ等で「一見破格なプラン」を提案し、そのお客様にSNSでの拡散が自然と起こるような特別な対応(料理のフルーツの切り方を県の観光名所にするなど)で盛り上げて、宣伝をしてもらうことが、マリオットの例からは学べる気がしております!

「いやいや、わっしょいさんね!そんなこといっても!」

という方、是非オンライン(ZOOM等)で意見交換させてください♪

4. 観光業で働くものとして大切だと感じたこと

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Nokさんと話をしていて、もう一つ印象的だったことがあります。

それは、

「お客様が来ないとホテルは死ぬとコロナで感じた」

というNokさんの一言です。

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私もタイ人が日本に行けない間、お客様を案内することが無く、「あぁ、早くサービスしたいし、喜ぶ笑顔みたいなあ」と思いますが、

Nokさんは人が入らない空白の2か月間を通じて、ホテルの建物やサービス、一緒に働く人が「死にかけていく」のを肌で感じたそうです。

今後も同じような事態(別の災害など)が起こり得るので、観光業自体のあり方を変える必要が出てきたと実感しております。

この感覚を忘れずに、「もとに戻る事」を期待するのではなく、「形が変わったとしても、光を観る機会(観光できる機会)を提供できるように準備する」ことが大切だと思いました。

5.最後に

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本当に、多くを感じたマリオット視察でした。

そして、こうやって皆さんとシェアさせていただけることがとてもありがたいです!!いつも、スキやコメントをいただき、誠にありがとうございますm(__)m

まだまだ勉強中ですが、これからもタイへの日本の魅力発信と、タイ面白情報やインバウンド参考情報などをお伝えし、「タイと日本の架け橋」になれるように努めていきます😊

「うちの地元はこんな感じ!観光客戻ってきた!」や「タイ行ってみたい!」などお声やご意見、お気軽に♪

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