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【自己紹介】 菜食メインの和食で、和ビーガンな暮らしを目指しています


「ビーガン検定1級」 & 「ベジタリアン アドバイザー」を取得したものの…

はじめまして。

「和ビーガンLOVER」と申します。このページに興味を持っていただき、ありがとうございます。

noteでは、和ビーガンな暮らしや、日本人として菜食やベジタリアンについて思うことを発信していく予定です。

「ビーガン検定1級」や「ベジタリアン アドバイザー」の資格を取得しましたが、まだまだ学びと実践の途中です。

ここで発信していく中で、より理解を深め、皆さんと良きアイディアを共有できたら嬉しいです。

仕事は、フリーランスの編集&ライターです

まずは、簡単に自己紹介をさせてください。

都内在住の40代女性、夫とふたり暮らし。
仕事はフリーランスの編集&ライターとして、雑誌やWEB、書籍などで書いたり、編集したり、ディレクションしたりしています。

出身は、滋賀県。近畿地方の水がめとも称される琵琶湖を有する土地のため、幼いころから、水質汚染やゴミ問題など、環境には敏感な家庭で育ちました。

毎日の食事も、できるだけオーガニックな食材で、なるべく手作りな料理を母が食べさせてくれたように思います。

また、おばあちゃん子だったのもあり、素朴な昔ながらの和食が大好物!

祖父母の家では、畑から採れたての野菜や、祖母の趣味である山菜や野草料理などが食卓に並び、子どものくせに、そういった料理に目がありませんでした。

大人と同じように、ほろ苦い野草料理を味わう。それがちょっと、誇らしい気分だったのかもしれません。

美しい器にちょこっと盛られた、滋味深い野菜料理の数々…、そんな菜食ごはんが私の原点です。

ビーガンを知ったのは、
バイタリティあふれる友人から

実はビーガンを目指すのは人生で2度め。

1度めは10年以上前でしょうか? 『スキニービッチ 世界最新最強!オーガニックダイエット(Discover 21, Inc.)』という本が流行った頃です。

簡単にいうと、高カロリーな動物性食品とはおさらばして、植物性食品で痩せてイイ女になろう!といった内容です(笑)。なので、ダイエット目的のビーガン生活でした。

今回は、『Cowspiracy: サステイナビリティ(持続可能性)の秘密』がきっかけ。ご存知の方も多いかと思いますが、Netflixで公開されているドキュメンタリー映画です。

この映画との出会いにより、食糧問題や食肉産業が及ぼす地球環境への懸念から、ビーガンへの意識が高まりました。(※私がビーガンを目指す理由については、また別の記事でお話させてください)

そのどちらも教えてくれたのは、バイタリティあふれる年下の友人でした。旦那さんがヨーロッパの方で、自身も海外生活が長い彼女は、いつも私に新しい視点や学びをくれる存在です。

ビーガン=菜食ってこと?   それなら日本には和食がある!

コロナ禍から始まった私の人生2度めのビーガン生活ですが、最初は何を食べていいのか分からず、ふわふわしていました。

「とにかく野菜を食べればいいのよね?」ってことで、サラダやアボカドトーストばかりを食べてみたり。

おしゃれさに惹かれて、ブッタボウル(ヘルシーなサラダ丼のようなもの)や、豆を使ったフムス、ファラフェルなどのスパイシーな中東料理にハマってみたり…。大豆ミートの唐揚げやハンバーガーなんかも試しました。

でも残念ながら、昭和な舌をもつ40代の私には馴染みがなさすぎて…。たまに食べるぶんには美味しいのですが、すぐに飽きてしまいます。

これでは、自分の生活に取り入れていくことができません。

そこでふと思ったのが、

「菜食って、野菜だけじゃなく穀物もOKなのよね?
それなら、おばあちゃん家で食べていた、
昔ながらの菜食ごはんでいいのでは?」。

そこからは、我が家のおうちごはんはこれ。

●ごはん
●お味噌汁
●自家製のぬか漬け
●野菜や大豆製品のおかず

つまり、昔ながらのほぼ菜食ごはんです。

お肉やお魚がないので、一見もの足りなく思われるかもしれませんが、やってみると、野菜や乾物、大豆製品の種類の豊富さ、和食の味付けの奥深さに感動してしまいました。

下記のポイントをおさえれば、さらに満足度が上がります。

🌿菜食ごはんを楽しむ3カ条🌿

  1. 自分が食べたいものを、自分で丁寧につくる

  2.  季節を感じて、旬の食材をとりいれる

  3. おままごとのように、器や盛り付けを楽しむ


これで、ふわふわしていた私のビーガン生活に、やっと1本筋が通りました。

100%ビーガンでなくていい。日本文化には、ハレとケがある

とはいえ、動物性食品があふれる現代で、100%ビーガン生活を目指すのは簡単ではありません。

特に東京は、世界中から美味しい食べ物が集まってくる美食パラダイス。仕事や友人とのつきあいもあります。

なので、いまの私の生活は、7〜8割ビーガンといったところ。

普段のおうちごはんは、菜食メインの和食ごはん。(ケ=日常)たまの外食は、日本料理をメインにお魚もいただきます。(ハレ=非日常)

これは、奇しくも日本のハレ(非日常)とケ(日常)という考え方にマッチしていて、「日本の食文化って凄い!」と改めて思わされました。

かつて日本では、祭や年中行事などを「ハレの日(非日常)」、普段の生活を「ケの日(日常)」として区別し、厳しい農耕生活にメリハリをつけていたそう。

ハレの日には、普段は食べないようなごちそうやお酒を楽しみ、着るものやお化粧まで華やかにしていたそうですよ。今でもお正月の「ハレ着」という言葉にその名残がありますね。

その、ハレ(非日常)とケ(日常)という考え方。私の幼い頃には、まだ地方では根付いていたように思います。

「日常食はつつましやかに、行事食は豪勢に」

祖父母の家でも、普段の食事は菜食メインの和食でしたが、お正月やお盆をはじめ、親戚や子どもたちが集まる日は、お寿司や天ぷら、トンカツや焼肉など、豪華なメニューが食卓を彩っていました。

現在では、毎日のようにお肉やおさしみが食卓に並び、食についていうなら、まるで365日「ハレ(非日常)」のようです。

毎日ごちそうを食べられるのは幸せなことですが、ちょっとメリハリがない気もしませんか?

この、ハレ(非日常)とケ(日常)のいいところは、普段が質素なぶん、たまの外食がとてつもなく贅沢に、特別に感じられること。非日常をめいっぱい味わうことができるんです。

そして、普段の食事が健康的でしっかり定まっていると、地に足がついている感じといいますか、とても心穏やかに過ごせるんです。

ごはんとお味噌汁、お漬物のほかに、野菜や大豆製品のおかずを1〜3品だけ。慣れ親しんだ和食なので、「今日のごはんは何にしよう?」という悩みから開放されたのも、思わぬ発見でした。

慣れ親しんだ菜食和食で、和ビーガンを広めたい!

さて、サステナブルの波もあって、日本でも盛り上がりを見せるビーガン市場。プラントベースのお肉やお魚なども増え、ファミレスやファーストフード店でも気軽に味わえるようになりました。

ミレニアル世代を中心に、若者には受け入れられているようですが、昭和世代にはどうでしょう。まだまだ一般には浸透していないのが現状です。

もしかしたら、「ビーガン」というワードに原因があるのかもしれません。

「ビーガン」と聞くと、まるで海外からやってきた新しい食のトレンドのようですが、「菜食」と聞くと、ぐっと身近に感じます。それなら、昔から日本にありましたよね。

歴史をみても、表向きは肉食禁止令が出されていたことから、通常は鳥獣肉を食べていなかったといいます。江戸時代までは、雑穀やお米を主食に、野菜と大豆食品、少量の魚介類というのが一般的な食事でした。いわゆる、ペスコ・ベジタリアンですね。

精進料理やマクロビオティック(玄米菜食 ※日本に古くから伝わる食養生)という伝統食もあります。

わたしたち日本人には、大豆ミートよりもっと身近な食材として、豆腐、油揚げ、がんもどき、納豆、湯葉、高野豆腐といった、多彩な大豆製品があります。

少し昔を振り返れば、日本の風土、日本人の体質にあった食生活として、豊かな菜食の文化が広がっています。

そう考えると、ステーキやハンバーガー、ベーコンや卵などがテーブルを占める国々よりも、ずっと菜食に移行しやすい環境だと思いませんか?

季節ごとに出回る旬の野菜を、昔ながらの調理法で料理して、お気に入りの器に盛り付けていただく。これが思いの外、心も体も満たされることに気づきます。

お肉やお魚を食べないからといって、決して我慢しているわけではありません。

むしろ、日本が誇る和食の奥深さ、豊かな風土が育む食材の豊富さ、そして器にもこだわれば、日本の焼き物や伝統工芸の世界に魅了されます。毎日の食を通して、日本文化に触れている気分です。格段にQOL(クオリティ・オブ・ライフ)が上がります。

どこか懐かしくて、今の時代からみたらちょっと新鮮。

そんな和ビーガンを広めることで、楽しみながら食肉の需要を減らしたい、地球や動物からできるだけ搾取しない生き方を選ぶ人を増やしたい。そう願って、これからnoteを綴っていきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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