秋の終わり
この時間に文章を書く。ん?この生活はいつぶり?また戻ってきた。
北海道にいた頃、深夜に黙々と作業する日が多かった。本を読んだり、色々考えたり。
圧倒的に無駄だと思われるこういった時間のなかから、ぼくはいつだって生きるために大切なことと出会って来た気がする。
混沌とする社会のなかで、個人に矢印が向く社会のなかで、理性を失いかけている社会のなかで、ぼくたちはどう生きていくのか。
人から社会を見て、社会から人を見る。これを何度も行き来することで、対象と距離を取る。
「第三の立場」
ぼくは堀田善衛さんの書いたものを読むなかで、その大切さを知った気がする。
本質を見ようとすること。個人の前に社会や周りに目を向けること。それは、これからも大切にしていきたいと思う。
秋の終わり
秋が終わろうとしている。この前、りまさんと花巻の大沢温泉に行って来た。ぼくの憩いの地だ。
夏の猛暑と、いつまでも気温が高い変な夏だったので、紅葉が1週間くらい遅れると予測をして、この時期に。
バチっと当たって、最高だった。ぜひ一度、この地を訪れてほしい。
そんな旅から1週間以上が過ぎた。時間の流れが早すぎて驚いてしまう。
ぼくはというと11月に入り、あんまり仕事をしていない。今月でヘルパーは退職、12月の予定はまだ未定。
いくつか頼まれたことと、やらなければいけないことを抱えつつ、いきなり手段や具体例に入る前に、方向性をきちんと作ろうと。
人と話したり、本を読んだり、頭の中を整理しては、また混乱させる。そんな日々を過ごしていると、すっかり寝るのは3時か4時。またこんな生活に戻って来た。
でも不思議と嫌いではない。道筋が見えるまでの時間は大変だけど、やっぱりこの時間があるから、踏み出す一歩に責任が持てる。
自分がどうして行きたいかわからない時は、やっぱりとことん向き合うしかない。それは高校の時から、もしかするとその前から変わらない。
ぼくは、ぼくの人生を生きているけど、でもたくさんの人と共に生きているので。秋田に来て再会した友達や、AKITA"KARA"を大切にしてくれるみなさん。秋田県外にいる仲間たち。
やっぱりそういう人たちと、これからも一緒に歩んで行けたら嬉しい。
そのためにも人から社会を見て、社会から人を見る。大変だけど、ブレずに頑張っていこうと思います。