わしやたつる

過去を悔やまず、未来を憂えない。今ここを生きる

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過去を悔やまず、未来を憂えない。今ここを生きる

最近の記事

傍流を生きていく

今日は時間がないのでささっと書こう。でもこういう時の方が、良い文章を書けたりする。 良き本を読み 色々な本に寄り道をしながら(ここ数日は読み込んで)、『旅する巨人』という本を読んだ。 この本は、民俗学者の宮本常一さんと渋沢敬三さん(渋沢栄一さんのお孫さん)について書かれた本。 日本全国をひたすら歩き、そこで暮らす庶民から話を聞いてきた宮本常一さん。それをパトロンとして支えた渋沢敬三さん。 この2人の関係性や、それぞれの生い立ちについて書かれていて、とても面白かった。

    • また会える。

      「頑張っていれば、また会える」 この言葉が好きだ。ありきたりな言葉かもしれないけど、ずっと好きな言葉。 お盆休みが終わる。それと同時に、県外から帰省している仲間たちが、自分たちが暮らす土地に帰る。昨日は南くんが、今日は石井が。 寂しさもあるが、またぼくにも秋田での日々が戻ってくることを実感する。それぞれの土地で仕事をし、その土地の仲間と酒を飲む。そしてまた地元である秋田で集まり、互いの話をする。 みんなそれぞれの土地でがんばっている。踏ん張っている。未来を見据えて仕事を

      • 今をおもしろく生きる

        花巻に行った。ぼくをよく知る人なら目的地は一つしかないと思うだろう…。そう、いつも通りの大沢温泉に! 宮沢賢治ゆかりの宿に二泊。とてもゆっくり出来て、良い時間だった。ありがとう ~ 今日(午後に)秋田に戻ってきて、やるべきことを片付けてから竿燈祭りに行って来た。友人が竿燈を上げているので、それを見に。 元はといえば、今日竿燈を上げていた彼は、ぼくが地元で再会した時、あまり元気がなかった。 一つひとつ言葉に少しの諦めと悔しさが隠れていた。その言葉の一つひとつに「何かを変

        • みんなで遠くにいこう

          懐かしい記憶が思い出される。日々を生きていると忘れそうになる記憶たち。そういったものが、本当はたくさんある。 この時間まで起きていると、たまに殿さんのことを思い出す。殿が横にいて、そこで過ごす時間が好きだった。 ぼくら二人の時間。ぼくらにしかわからない時間。もう送ることはないけど、でもずっと大切な思い出だ。 忘れることはないよ。ずっと心の中では一緒だよな、殿さん。 日々を生きる。"今ここを生きる"。 自分なりに、社会や地域のために出来ることを考えて日々を過ごす。

        傍流を生きていく

          道。これまでのことと、この先への想い

          日々が来る。どんな状況にある人でもそう。変わらないこと。 昨日は母校(秋田商業)の試合を見に、八橋球場へ。夏の甲子園予選、決勝。たくさんの観客、すごい熱気だった。 結果は負け。最後の最後まで追い詰めたが、あと一歩、本当にあと一本足りなかった。2年連続決勝で負け、選手はとても悔しい気持ちだろう。OBのぼくより何倍も。 それぞれの道へ。負けと同時に次のスタート。何事もそう。ぼくだってそうだった。それぞれが新たな自分の道を見つけて、前に進んでいくだろう。 人生では勝て 今

          道。これまでのことと、この先への想い

          最近のこと。2024.6.30

          夏の匂い 夏が来る。夏といえば…?と聞かれると、やっぱり高校野球が頭に浮かぶ。 今年もはじまる。ぼくにとっては良い記憶でもあるし、苦い記憶でもある。でも高校野球や秋商の3年間は、自分をより良くしてくれた時間だった。 真夏のグラウンドで白球を追いかける。あの時の身体の状態を、今でもたまに羨ましいなぁ~と、思う。 筋肉があったということ以上に、俊敏さや瞬発の力。生きる上で、闘う上で、良い身体の状態だった。"今はそうでない"ということは、横断歩道を渡る一歩で感じる。 本当

          最近のこと。2024.6.30

          寝る前の、言葉。

          いつもの時間 時刻は1:23。1・2・3が並ぶと「ダー!」と頭の中で呟く。猪木さんが少しだけ顔を出す。 この時間までいつも起きている。殿さん(猫)もいつも起きている。 殿は夜行性だから、23:00ごろにぼくが家に戻ると、ぬくっと起き上がって、ぼくの髪をペロペロ舐める。 飽きるとひょいと居なくなって、ウロウロして、また戻ってくると「ニャー」と泣き、ぼくに窓を開けさせる。 そこからは網戸に鼻をつけて外の匂いを嗅いだり、外を眺めたり。殿は外に憧れがある。ぼくはその背中を見

          寝る前の、言葉。

          イベント終わりの独り言。

          この季節の懐かしい記憶春の高校野球の真っ只中。こんなぼくも、実は7年ほど前は高校球児で…春の大会に出ていました。 準々決勝で角館高校に負けて、悔しくて。試合に出れない自分にも、何もできなかった自分にも、本当に悔しくて。近くの公園で明るくなるまで泣きながらバットを振った記憶があります。 手は真っ赤、豆が潰れて大変でした。でもそんな熱くて、悔しい日々が、今の自分を支えています。 そんなこんなで母校が3年連続の春の決勝へ。昨年の夏の決勝に続きですか。力をつけていますね、夏も楽

          イベント終わりの独り言。

          ふと思ったこと。(2024.05.20)

          温故知新 『温故知新」という言葉がある。最近聞いたこの言葉がなぜか頭に引っかかり、今日も友人たちに話をしていた。 そんな言葉を自分の頭の片隅に置きながら、これからやることを考える。 少しだけ話すと、今とある空き店舗を借りて、拠点をつくろうと考えている。 ぼくは兼ねてから、AKITA"KARA"というプロジェクトをやっていたので、そこで出会った人たちが集うような場所をつくれたら…そんなイメージだった。 ただ考えれば考えるほど、それだけで良いのか…?と、思うようになり、

          ふと思ったこと。(2024.05.20)

          熱狂はどこにある…?

          暑くなった。あっという間に。 この前まで肌寒かった秋田も、昨日今日は朝から暑かった。今日は五城目の朝市に行って「あきた図鑑」という本を販売。ぼくらが作った本だ。 まさかまさかで、本当にたくさんの人に買っていただき…とても嬉しかった。みなさん本当にありがとうございます。🙇 そこから帰って、日ハムの試合で感動し…昨日あまり眠れなかった疲れがドッときて、寝たか寝てないかわからない、ふわふわの時間を過ごした。 ここから少し休んで(シャワーを浴びたりして)また仕事に行く。なんて

          熱狂はどこにある…?

          アキタカラのこととか、色々。

          AKITA"KARA"のnoteを書きました。いよいよ重い腰をあげました。遅くなり、すみません。 昨年の3月に立ち上がったAKITA"KARA"というコミュニティは、本当にたくさんの出会いや繋がりを生んでいます。 最近は「あきた図鑑」の出版もあり、より多くの人にAKITA"KARA"の存在やおもしろさを知ってもらえている気がします。メディアの方からも複数のお声がけをいただき、嬉しい限りです。 まぁそんなこんなでぼくも焦って「AKITA"KARA"ってなんだろう?」という

          アキタカラのこととか、色々。

          地元のこと

          バッターボックスの記憶 今も少しだけある。秋商のグランド、外角低めのストレートを待つ。タイミングをはかり、がむしゃらにバットを振る。打球は一二塁間を抜ける。 バッターボックスではいつも孤独。たくさんの応援の声は届いているけど、ピッチャーとバッターの1対1の勝負。 野球のおもしろさはそこにある。だけど、残酷さもそこにある。誰も助けてくれない、全部自分。そんなプレッシャーに負けないように、バット振ってきた記憶が、今の自分に一番残っている。 高校時代に学んだこと 日々を生

          5月。いつもの言葉から

          カレンダーが5月に変わる。今年度も1/12が終わり、こうやって日々が過ぎていくんだなぁ~と実感する。 今日は良い天気。殿さんは相変わらず陽を浴びている。とても気持ちが良さそう。ぼくは殿を後ろにパソコンをパチパチ叩いたり、事務作業をしたりしている。変わらぬ日々が過ぎている。 自分が動かしているプロジェクトは少しおもしろい方向に転がっていきそうな予感がある。この予感を実態にしてくのが一応ぼくの仕事で…コツコツと頑張っていくのみである。 ただいつも立ち返るのは「それは本当にみ

          5月。いつもの言葉から

          ふと大切だと思ったことを、ツラツラと。

          東京へ 文章を綴る。noteを書く期間が少し空いた。まぁこれはいつものこと。 先週東京に行ってきた。急遽ということもあり、自分の車で。何を血迷ったのか「下道で行けるところまで行こう」と思い、行きは2/3を、帰りは全部下道で来てしまった! 高速に乗るより時間は圧倒的に長い。。。しかも、うにょうにょ道もあるっちゃあるから、まぁまぁ大変。でも道中、色々なものを見た。ある場所の田園風景には、ぼくが「おもいでぽろぽろ」という映画で見たような、昔の日本の風景が残っていたし、コンビニ

          ふと大切だと思ったことを、ツラツラと。

          今思う、これからのこと

          「秋田に戻ってから読む本が変わった」 昨日、改めてそんな言葉を口にした。本棚を見ても「うむ、たしかに」。元々本は好きだが、地元に戻り、読む本の種類が変わった。 先日「ゴヤ」という本を読み切った。作家・堀田善衛さんの大作。スペインの画家ゴヤの一生を綴りながら、スペインという国の光と影を描く。こんな小説があるのか…それが読みはじめの感想だった。 4巻の作品。色々な本に寄り道をしながら一年近くかけて終わりを迎えた。堀田さんの娘・堀田百合子さんの著書「ただの文子 父、堀田善衛のこ

          今思う、これからのこと

          わからないことを放っておいて…

          2023年度が終わっていった。日々が過ぎていくのが、改めて早いなと感じる。ぼくにはやりたいことがたくさんあるし、やるべきこともたくさんある。 ただ、ほとんが出来ていない…。でも、日々は過ぎていくのだ。宮沢賢治さんの文章に触れたい!堀田善衛さんの「広場の孤独」を読みたい!自分の行き先や、立ち位置がわからなくなったとき、いつも教えてくれたのは本だったと思う。 堀田さんから「わからないことはわからないまま、放っておけば良い」と、教えてもらった。 その言葉が、当時の自分の心に、

          わからないことを放っておいて…