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【#Real Voice 2022】 「ラストシーズン」 3年・植村洋斗

今自分はジュビロ磐田の鹿児島キャンプに参加しています。
毎日非常にハードなトレーニングのもと、充実した日々を送ることができています。キャンプに参加して感じることはプレーの質の部分の差です。ボールを止める、蹴るの技術で圧倒的な差を感じます。いわゆる簡単なミスが少ないということです。大学とプロの大きな差はこの部分であると感じています。
残り少ないキャンプですが自分の課題と向き合い成長できるように頑張ります!




雲の上の存在。こんな言葉を飛行機の中から外の景色を眺めた時にふと思った。

あなたには雲の上の存在がいたか。

サッカーを始めたころからプロサッカー選手を目指していた自分にとって、プロサッカー選手は雲の上の存在であり憧れでヒーローであった。
テレビに映る憧れのヒーローたち。本当に同じ人間かと疑うこともあった。

プロサッカー選手になることを目指し続け、ずっとサッカーを続けてきたそんなある日。

監督から1通のLINEが入る。

「磐田から正式オファーです。おめでとうございます。」
連絡をもらった時、自分はお世話になっている先輩と食事をしていた。

素直に嬉しかった。興奮している自分。
それを見て
「ここからだな」と冷静な先輩。

2022年7月7日

ジュビロ磐田への2024シーズン加入内定が発表。

幼いころから憧れていた雲の上の存在、プロサッカー選手。

そのスタートラインに立った今、

改めて思う。

ここからが本当の勝負だと。

ここからさらに激しくなる勝負の世界。
結果だけが求められる世界。
結果が出なければ捨てられる世界。

その世界が楽しみで仕方ない。

プロサッカー選手になって終わってしまうのか。
活躍し日本代表に入っているのか。
海外で活躍している選手になっているのか。
W杯で人々に感動を与えられる選手になれるのか。

憧れだった雲の上の存在。

その存在を追い越す。

飛行機もそうだ。
離陸し雲の中を猛スピードで駆け上がる。
駆け上がった先には真っ白な雲の上を走り、太陽がすぐそこに届きそうな綺麗で美しい世界。

そんな世界を自分が描けるように。

全ては自分次第。





「チームを勝たせる選手になる」

1年時のブログにこう書いた。

勝たせる選手になれているのか。

答えはNO

チームを勝たせる選手はシンプルに得点を取ることができるやつ。
チームが辛いとき救えるやつだと思う。



「自分らしく」

2年次のブログにこう書いた。

この言葉に逃げたのかもしれない。

周りから点を取るキャラではないといわれる。

そうなのかもしれないと言い聞かせる自分。
点が取れなくても他の部分で良さがあると思って納得してしまう自分。


でも心の中では点が取りたいと思っていたのが本音。
点が取れないから「自分らしく」という言葉にまとめ現状に満足し、得点という課題から逃げていた。
本当にそれでいいのか。

答えは明確だ。


残り1年。

「チームを勝たせる選手になる」
この課題を克服しなければ先はない。

この先待っているプロの舞台。
自分がどこまで上にいけるかは、この課題がカギを握っている気がする。

もう逃げない。

チームを勝たせる選手になるために。



昨シーズン、早稲田大学ア式蹴球部は関東2部リーグに降格し、新シーズンは関東2部リーグで戦う。
皆の口から「1部昇格」「2部優勝」という言葉をよく聞く。
でもそんなに簡単なものではないと思う。去年より厳しいシーズンが待っていると思う。
新監督(兵藤慎剛監督)の元、新たなスタートとなる1年。
うまくいかないこともきっとある。苦しいときもあると思う。むしろ苦しいことの方が多い1年になると思う。

でもそれを乗り越えた先には必ず良いシーズンが待っている。

苦しくなったら新4年生をみればいい。
苦しくなったら誰かに頼ればいい。

全員が同じ方向を向いて戦い続けよう。

俺たちなら必ずできる。

◇植村洋斗◇
学年:3年
学部:スポーツ科学部
前所属チーム:日本大学藤沢高校
☆ジュビロ磐田2024シーズン加入内定


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