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【#Real Voice 2023】 「大学3年目の学び」 3年・髙橋竜吾

気が付けば12月になり、今年もあっという間に過ぎようとしている。
振り返ってみると、思い通りにいかないことが多かった1年だと感じる。


全てが上手くいかなかったわけではない。
去年も今年もFC(社会人リーグ)でプレーしたが、今年からFCとIリーグの序列が変わったため、実質のカテゴリーは去年よりも1つ昇格した。
公式戦の得点数もアシスト数も去年に比べれば大きく伸びた。
ここは成長を感じた部分だった。



ただ、思い通りにいかないことが本当に多かった。

中でも鮮明に覚えている試合がある。

vs 駒澤大学GIOCO世田谷
vs 東京23FC江戸川

どちらの試合もスタメンで出場し、自分が交代した後に逆転し勝利した。
勝利したことを素直に喜べなかった。
悔しさだけが残った。


他にも多くの悔しい経験をした。

AチームからBチームに落ちた時。
公式戦でハーフタイム交代した時。
スタメンからサブになった時。
練習で納得できるプレーが全くできなかった時。チームに全く貢献できず、試合に負けた時。



そんな今シーズンから学んだことが2つある。

1つ目は、「自分らしさ」が大事だということ。

ア式には自分よりも優れた人がたくさんいて、劣等感を感じることは仕方のないことだと思う。ただ、そこばかりに目を向けていても自分を見失ってしまう。
(短所をある程度改善することももちろん大切ではある)
実際に、自分らしさを見失い、チームにとっての自分の必要性を見出せない時期があった。それではサッカーをしていても楽しくない。
大事なのは、長所や他の人にはないものにフォーカスすること。
その自分らしさを表現することがチームに対して自分がもたらすことのできる価値だと思う。


2つ目は、起こった出来事や感情に対して、どのように捉えるかが大事だということ。

今年の自分は、悔しい経験に対してネガティブに捉えることが多かったと思う。
思い通りに行かない現実に落ち込み、マイナスな思考に陥ってしまった。

上手くいかなかったときに、出てくる感情を抑えることはできないが、捉え方を変えることはできる。
プラスの方向に捉えるか。
マイナスの方向に捉えるか。

その状況、結果に向き合い、ポジティブに捉えることができれば、行動が変わり、取り組む姿勢が変わり、得られるものが変わり、結果が変わると思う。

これまでのサッカー人生を振り返ってみても、ポジティブな感情で取り組めている時は上手くいっている気がする。

起こること1つ1つを意味のあるものにするために、捉え方を意識していきたい。




最後に

毎日サッカーができることは本当に幸せだと思う。

今年は、1カ月の怪我と4度の体調不良でサッカーをできない時期があった。
毎日サッカーができている時は、オフが欲しいなんてよく思うけれど、実際に短期間でもサッカーから離れると、ボールを蹴りたくなる。
リハビリをしながら練習を眺めている時。
体調不良で自宅療養をしている時。
サッカーをしたくてもできないことのもどかしさを身を持って感じた。

ただ、1年後には大学生活が終わり、これまでの当たり前が当たり前ではなくなってしまう。これまでの進学とは異なる。
プロになる人。
アマチュアリーグでサッカーを続ける人。
海外に行ってサッカーを続ける人。
就職する人。
留学する人。
他にもさまざまな進路があると思う。

多くの選択肢の中で、
1年後に自分が後悔しない選択をできるようにしたい。

そのために
大学生活ラスト1年、
毎日サッカーができることに幸せを感じ、
サッカーを楽しんで、
自分にできることに全力を注ぎたいと思う。


◇髙橋竜吾(たかはしりゅうご)◇
学年:3年
学部:スポーツ科学部
前所属チーム:清水東高校


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