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【#Real Voice 2022】 「幸せを追い求めて」 2年・髙橋竜吾

自分はもうすぐで20歳になる。

人生80年とすると、4分の1を迎えることになる。

体感でいうと、人生の半分らしい。

そんな節目を迎える手前、大人になる自覚が芽生えたのか、この先が不安なのか、最近は自分の人生について少しずつ考えるようになった。


自分はどんな人生を歩みたいのだろう?



んー、むずかしい。



将来のことって想像しにくい。



もちろん、大学でサッカーをやっているからにはプロになりたいと思っている。
でも、これからの人生ずっと毎日サッカーできるってわけではないよな。

これまでのほとんどの時間をサッカーに費やしてきたし、サッカー以外にやりたいことが見つからない。サッカー以外の世界をあまり知らない。

じゃあ、抽象的に考えてみるか。



幸せな人生を送りたい。
幸せを最大化したい。

じゃあ、幸せの最大化って何だろう。

今まで自分は幸せに生きてきたつもり。

自分は何気ないことでもよく幸せを感じる。

朝の空気が気持ち良いこと、
1日3食美味しいご飯を食べられること、
毎日サッカーができていること、
練習後にチームメイトと楽しく話ができること、
湯船につかってぼーっとできること、
暖かい布団で寝られること、

すごく幸せ。
こんな日常は楽しいし、充実している。
でも、なんとなく感じる違和感。
ただ何となく楽しく過ごして、終わっていく毎日。
幸せは感じられる。
でも、それって自分の人生の幸せを最大化することにつながっているのかな。



そーいえば、誰かが言っていたな。

「幸せって2種類ある。
近くにある小さな幸せと遠くにある大きな幸せ。」



なるほど。

近くにある小さな幸せと遠くにある大きな幸せ。
このどちらかが欠けていては、幸せの最大化ってできないのか。

これまでの自分はどうだっただろうか?

近くにある幸せを感じ、それだけで満足していた。

将来の目標を持っていて、このままではダメだと分かっていながらも、今が幸せならそれでいいという甘い考えで日々を過ごしていた。

今の幸せを優先し、将来の自分へ最大限の投資をしないのは、自分にとっては本当の幸せではないんだなって感じた。

もちろん、これまでの人生頑張ってこなかったわけではないし、いろんな努力をしてきた。
目標を達成して、喜びを感じたことも多くある。

でも、将来の自分に最大限の投資をできていたかと言われれば、そうではないと思う。


自分に欠けていたもの。
それは、
遠くにある大きな幸せとそれをつかみ取るための努力。

長期的な努力が苦手である。
何かを始めてもなかなか成果が出ないとやめてしまう。
近くのことに対して目標を立て、それを達成すると、とりあえず満足してしまう。
近くの未来しか想像できない、視野の狭い生き方をしてきた。

そのせいか、これまでの人生で多くの敗北を味わってきた。

小学校の時は、最後の大会で県大会に出場できなかった。
中学の時は、クラブユースでチームとしては8年連続で東海大会に出場していたのにもかかわらず、自分たちの代で途絶えさせてしまった。
高校の時は、3年間を通して1度も全国大会に出場できなかった。


継続的な努力が苦手で
悔しい思いをたくさんしてきた。

そんな自分だからこそ、

人生で1回は死ぬ気で努力して自分の想定を超えるようなことを成し遂げたいと思った。

人って簡単には変われないし、

正直、楽をしたいと思う時もある。

でも、自分の人生を決めるのは自分だし、

その人生の価値を決めるのも自分。

結局、全ては自分次第なんだと思う。


自分が成長するために、

自分の幸せを最大化するために、

近くにある幸せに満足せず、

遠くにある大きな幸せを追い求められる。

そんな生き方をしていこう。





最後に、2022シーズンを振り返る。

今シーズンはFCのカテゴリーで、天皇杯予選、全社(全国社会人サッカー選手権大会)、リーグ戦の全ての試合に出場した。
ほとんど試合に絡めなかった去年と比べると、成長を実感できる1年だったし、公式戦に出場できるという幸せも改めて感じられた。
しかし、
頑張らなければいけない時に頑張れなかったり、
やる気が出ない期間が続いたり、
自分に限界を作ってしまったり、
そんな未熟さを感じる1年でもあった。
幸いにも、大学でサッカーをできる時間はあと2年も残されている。
自分が目指す場所までは程遠いけど、覚悟を決めてやっていこう。
今までの自分らしさにプラスして、
遠くの未来を想像しながら、
来シーズン頑張ります。

◇髙橋竜吾◇
学年:2年
学部:スポーツ科学部
前所属チーム:清水東高校


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