見出し画像

【#Real Voice 2024】 「実現」 新4年・本保奏希

私がサッカーを続ける理由。

それは試合に勝った時、仲間と喜び合うあの感覚。

自分がゴールを決めた時、みんなが駆け寄ってきて、ベンチでもスタンドでも自分のゴールを喜んでくれるあの感覚が最高で他では味わえないからだ。

もう一つは、家族や今までお世話になった人、自分を応援してくれている人に対して、プロサッカー選手になり活躍することで、恩返しをしたいからだ。ここまでずっとサッカーをしてきて、プロになれずに終わることはできないと自分の中で変なプライドもある。


そのことを昨シーズンで再認識できた。




昨シーズンは悔しいことの方が多かった。

勝負の年になると自分の中で覚悟を持って挑んだシーズン。

早稲田は2部リーグにいて良い大学ではないし、大学サッカーを引っ張っていかなければならない大学だ。なんとしても1部に復帰しなければならない。

しかし、終わってみれば関東1部に昇格することはできず、2年連続2部リーグ5位。

強い早稲田をと取り戻すと言っておきながら、何も変わっていないこの現状に情けなさと無力感を抱いた。

あの試合に勝っていれば

あの失点が無ければ

あの時自分が点を決めていれば

何度口にしたことか。

毎試合勝つために本気で戦っていたし、自分が早稲田を勝たせるという思いで試合に臨んでいた。

それでもうまくいかない試合ばかりだった。

試合で勝てない度に自分のせいで負けたと思っていた。

なぜ勝てないのかたくさん悩んだ。

いつも出る答えは結局、自分達の実力不足。自分の実力不足だった。

覚悟を持ってやっていたつもりが、全く足りていなかったのだと終わって気付かされた。

関東リーグ最終節、勝てばプレーオフに進めることができたが勝つことが出来ず、1部リーグ昇格を逃し、4年生の引退が決まった。

4年生とサッカーがもう出来ないことや1部に上がれなかった悔しさから涙が出た。

もうこんな思いはしたくない。

最後は笑って終わりたいと本気で思った。





そんなシーズンだったが、その中でも試合に勝った時やゴールを決めた時は最高だった。

個人としても結果がついてくるようになった。

リーグが始まる前に、試合に出続けること、2桁得点をとることを目標に立てた。

関東リーグでは22試合中21試合に先発出場し、8ゴールを決めた。

試合に出続けることはできたが、2桁得点という目標は達成することが出来なかった。

得点が決めれるようになり、残り6試合を残して8ゴールを決めていた時は正直いけると思っていた。

でも、現実は甘くなく目標を達成することは出来なかった。

自分ではそんなつもりはないが、どこかで満足してしまっていた自分がいたのではないかと思う。

試合に出れていたから、得点を決めれるようになっていたから、どこか満足している自分はいなかったか、問い質したい。

人は現状に満足してしまうと成長は止まってしまう。

自分はスーパーな選手でもないし、1人でチームを勝たせることも出来ない。

このままではプロになることも出来ない。実際にプロの練習参加に行っている同期もいる。

私の小学校の先輩には、2年連続1部リーグで得点王とアシスト王を取ってしまうようなバケモンもいる。

上には上がいるのだ。


現状に満足せず地道に努力するしかない。やり続けるしかない。プロになれると信じて。





新シーズンがスタートし、大学生活も残り1年を切った。

泣いても笑ってもラストチャンス。

私はこのブログで宣言したいと思う。

今年の目標である、日本一、関東2部リーグ優勝そして1部復帰を必ず成し遂げる。

個人としては2桁ゴールとアシストも含めて15ゴールに関与する。

そして、大学卒業後にプロサッカー選手になる。

夢は口に出すと叶うというように。日頃から繰り返し言い続けたいと思う。


去年達成することが出来なかったことはサッカーの神様が与えた試練だと思う。

神様は乗り越えられない試練は与えないのだ。


目標を達成するためには今まで以上に強い覚悟を持って、日々のトレーニングから変えていくしかない。

より高いレベルに基準をおき、日本一になるための環境を自分達で作らなくてはいけない。

そのためにどんなきつい練習もやるし、みんなで乗り越えていくしかない。


この最高の仲間となら絶対に成し遂げられる。

最後笑って終わるためにも。

みんなやってやりましょう。



まとまりのない文章でしたが最後まで読んで頂きありがとうございました。




次のブログは、今年ア式を引っ張ってくれること間違いなしのこの男。まおくん(北村磨央・関東第一高等学校)です。
最終学年になり、新人監督になったまおくん。
プライベートの充実を捨て、己の全てをア式に捧げる強い覚悟をもった真面目な彼は何を語るのか。
皆さん是非読んでください。


◇本保奏希(ほんぼかなき)◇
学年:新4年
学部:スポーツ科学部
前所属チーム:JFAアカデミー福島

【過去の記事はコチラ↓】


いいなと思ったら応援しよう!