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【#Real Voice 2022】 「夢」 1年・本保奏希

今回、部員ブログを担当させて頂く、スポーツ科学部1年の本保奏希です。
このようなブログを書くのは初めてなので、拙い文章になってしまうかもしれませんが、読んでくださると幸いです。
今回は過去を振り返り、自分の夢を叶えるためにはどうすれば良いのか、今の気持ちを書いていこうかなと思います。

私の夢は「プロサッカー選手」になることだ。サッカーをしている人は1度はなってみたいと思ったことがあるだろう。5歳の頃からサッカーを初め、夢が変わったことは1度もない。

小学校までは群馬県のホワイトスターというクラブでプレーし、中学に上がる時に、自分の夢に少しでも近づくために親元を離れ、静岡にある(震災の影響で福島から静岡に拠点を移した)JFAアカデミー福島に入団し、中学・高校と静岡で過ごした。

私は高校3年生になるまでは挫折をすることなく、今思えば上手くいきすぎたサッカー人生だったかも知れない。

小学校ではトレセンなどにも入り、自分よりもサッカーが上手いと思う人は少なかった。JFAアカデミー福島の試験では、全国から300人近くの人がセレクションを受け16人しか合格しない狭き道に合格した。

中学ではナショナルトレセンやエリートプログラムにも参加した。

高校生になり、高1からトップチームに入ることができ、国体優勝や年代別代表にも選ばれた。高2ではスタメンで試合に出れるようになり、上手くいくことの方が多かった。


「このままいけばプロになれる」そう思っていた。

高3になってすぐ監督と進路相談があり、プロ志望だと伝えた。正直なんだかんだなれるのではないかと思っている自分がいた。だが現実はそんなに甘くはなく、今までのように上手くいくことはなかった。


結論から言うと、半年以上怪我で思うようにサッカーがすることができなかった。肉離れを3回やったり、足首を捻挫したりと、リハビリの期間が長かった。正直肉離れを3回した時は、サッカーをやめたくなったし、もうどうして良いかわからなくなった。

自分が怪我をしている間に周りの人はどんどん上手くなっているのを感じたし、差も生まれた。復帰してもスタメンで試合に出れることは少なく、3年生で試合に出れない自分が恥ずかしかったし、悔しかった。

もちろんプロから声がかかることはなく、大学からのオファーも1つもなかった。もともとプロになれなかった時の選択肢として考えていたのが、この早稲田大学ア式蹴球部で、先輩から話を聞いたり、レベルの高い中でサッカーをしたいという思いから興味を持っていた。去年の7月頃、今の実力ではプロになることはできないと判断し、早稲田大学に入りたいと大学志望に切り替えた。

それから早稲田に入るためにサッカーしながら必死に受験勉強を頑張った。チームメイトはほとんど進路が決まっていく中で、自分は勉強をしてる。途中なんのためにしているのかわからなくなり、やめたくもなった。
しかし、最後まで諦めず合格できた時はとても嬉しかった。

私は夢を叶えるための最後のチャンスをもらったと思っている。



  

私は高校3年生の頃に当時の監督にどうしたらプロになれるのか、自分に足りないものを聞いた。その時に言われたことは、好不調の波をなくすこと、武器を磨くことだ。この2つはア式蹴球部に来てからも感じることで、実際にプロになってる人を見てもそう思う。

1つ目の好不調の波をなくすことは、試合で安定したパフォーマンスを出し続けることと、試合に出続けることが必要だと思う。そのためには、怪我をしない体作りが必要だし、サッカーの技術や戦術理解ももう1段階レベルを上げないといけない。

2つ目の武器を磨くことは、武器がないと目立つこともできないし、他の選手と比較することができず、試合に出ることもできない。
私の武器は運動量を生かして攻守に関わり続けるプレーだが、大学に来てからは武器と言えるのか自信はない。

同じポジションの人の中には、守備力が優れている人もいれば、自分よりも運動量がある人、攻守共に大学トップレベルの実力を持っている人もいる。そういった人たちと比べると私はどれにおいた能力も全て中途半端である。

この2つの要素をものにするには、何をすれば良いのか考え、コツコツと日々努力していくしかないと思う。
私は継続して何かを行うことは苦手だし、意識が高い人間ではない。
そんなやつがプロになれるかと思う人も多いと思うが、焦らず自分なりに頑張っていきたいと思う。

これまで自分の夢を応援し、サポートしてくれている家族やお世話になった人達に感謝の気持ちを忘れず、最後にやりきったと思える大学生活にしたい。

最後まで読んで頂きありがとうございます。
今後の活躍に期待してくれると嬉しいです。

同期とのスリーショット
山市秀翔(左)、松尾倫太郎(右)

本保奏希
学年:1年
学部:スポーツ科学部
前所属チーム:JFAアカデミー福島U-18




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