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【#Real Voice 2023】 「歴史を背負って立つものとして」 2年・髙見真史

3勝5分14敗
勝ち点14
総得点17
得失点差−23

最下位


これは去年の早稲田大学ア式蹴球部の関東大学サッカーリーグでの戦績です。歴代の先輩方が守り抜いてきてくださった関東一部の舞台から降格させてしまいました。

「日本をリードする存在になる」というテーマを掲げながらもそれを達成するには程遠い最下位降格という結果。入部一年目から厳しい現実を突きつけられ、それに対し自分が何もできなかったという事実に大きな敗北感や無力感を覚え、それを受け入れることがなかなかできませんでした。

再起をかけて戦うことを決意した今季は、兵藤新監督のもと関東一部昇格を至上命題として日々戦っています。



こんにちは。今回の部員ブログを担当します、2年マネージャーの高見真史です。ここ最近やっとホペイロキャラが定着してきており、信頼してスパイクや用具を預けてくれる選手が増えてきました。ここに来た経緯や、どんな思いを持ってホペイロを志しているのかは去年のブログをぜひ読んでいただきたいです。


ちょうど良い機会なので、もう一度自分で去年のブログを読み返してみました。


「大学サッカーを先頭に立って引っ張ってきたア式蹴球部員の1人として、僕は大学サッカー界の選手に対するサポートのカルチャーを変えたいと思うし、それがア式蹴球部に所属する部員としての存在価値、使命だと考えます。簡単に成し遂げられることではないですし、もしかしたら不可能なことかもしれません。けれども困難だからこそ挑戦する価値があります。幸いなことに自分の周りには頼れるマネージャーがたくさんいます。この野望を話したことはありませんが、あわよくばその人たちを巻き込んで新たな価値を創造できたらこれ以上うれしいことはありません。」

こんなことを綴っていました。実はこの思いは何1つ変わっておらず、日々の活動の大きな原動力となっています。大学サッカー界のサポートのカルチャーをどれだけ変えることができたのか、ア式に所属する人間としての存在価値を示すことができているのか日々自問自答していますが、自信を持ってその問いに答えるのにはまだまだ時間がかかりそうです。





今回のブログでは前回のブログからの一年間での「変化」に焦点を当て、自分の考えを整理するつもりで今の思いを綴らせていただこうと思います。



まずはサッカーに関わる部分について。自分自身のサッカークラブの現場での圧倒的な経験不足を補ってあまりある環境がア式にはある、というのがア式に来た理由です。実際にシーズン始動からここまでチームの中で活動する中で、今の自分にできることとできないことがだんだんと分かってきました。練習のサポートをする、遠征の荷物を過不足なく準備する、選手のスパイクを管理する、選手の周りで起きるトラブルを解決する、完璧には程遠いですが、最低限の質を担保しながらこの辺りはこなせるようになってきました。1年前はこれさえできればいいと思っていました。

しかし、その中でそれだけではまだ足りていないと考えるようになったのがこの1年間の大きな「変化」です。

というのは、確かに、選手に最高の環境を提供し気持ちよくプレーしてもらうことはマネージャーにとって何よりも必要なことです。しかし、ただ良い環境を提供し、ただスムーズにチームが活動できるように行動するだけでいいのか。果たしてそれだけでチームに必要としてもらえるのか。チームにとって不可欠な存在となれるのだろうか。



ただいい準備をするだけなら機械やAIにだってできてしまいます。





サッカーの何よりも素晴らしいのはそこに「感情」があることだと考えます。勝利して嬉しい。負けて悔しい。誰かのために、愛する仲間のために戦う。ピッチに立つ11人が、ピッチに立てなかった大勢の選手が、スタッフが、サポーターが、様々な感情や想い、葛藤を抱えてチームの勝利を本気で願う。これこそがサッカーの素晴らしいところだと思います。



ア式のマネージャーとして選手の感情に寄り添ったサポートができるか。選手の感情を奮い立たせることのできるモチベーターとなることができるか。「お前のために戦ってくるわ」と言ってもらえるような立ち振る舞いができるか。ただ必要なことをこなすのではなく、本当の意味でチームに必要な存在になれるかが何よりも大事なことだと考えるようになりました。





続いて、ピッチ外の部分。昨年の結果をもって、ピッチ内での結果を得られないとピッチ外の活動は何をしても評価されないと痛感させられました。サッカーの結果を追い求めることをチームの最重要課題とした今季、ア式全体でのピッチ外への活動への関心が著しく低下していると感じます。前体制が築き上げてきた、ピッチ外でも日本をリードするための活動やエネルギーを生み出していくという、ア式が大学サッカー界に誇る考え方や文化が急速に失われつつある現状に強い危機感を覚えています。





もちろん、今のア式の立ち位置を鑑みるとサッカーの結果を追い求めることは最重要課題であります。しかし、本当に強い早稲田を取り戻すには、日本一のクラブになるためには、サッカーに直接関係する・しないを問わず、どの部分を切り取っても日本一でなければなりません。





前体制を知るものとして、そして新体制のもと新しい早稲田の歴史を作り上げていく責任と使命をもつア式の一員として、その先頭に立てるような力をつけなければなりません。「意識が変われば行動が変わる。」兵藤監督が常々口にしている言葉です。少しずつ自分の中でのマインドセットがアップデートされ、変化し始めました。




今までのア式の良かった部分にこれからのア式のもっともっと良くなっていく部分を掛け合わせていく。



ア式が本当の意味で強くなるために。




ア式が真の日本一になるために。





最後に。今年のシーズン始動からなんとしても強い早稲田を取り戻そうと必死に活動し、チームを引っ張ってきてくれた4年生たちを絶対に笑顔で送り出したい。悔し涙で送り出すような結果になってしまったとしたら、一生後悔することになると思います。

目標を達成し、笑顔で送り出せるように。



そのために自分ができることは全て妥協することなく、魂を込めてやっていきます。



終わりが見えている残りの日々を1日も無駄にしてはいけません。




創部100周年の節目を良い形で迎え、101年目からの新たな歴史を積み重ねる。




ア式の輝かしい姿を取り戻す原動力になります。



◇髙見真史(たかみまさふみ)◇
学年:2年
学部:人間科学部
出身校:栄東高校




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【同期マネージャーとの対談記事 (早稲田スポーツ新聞会 企画・編集)☟】


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