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【#Real Voice 2023】 「レゲエ布教」 2年・松尾倫太郎

皆さんはレゲエをご存知でしょうか。

ジャマイカ生まれの緩やかなリズム感のゆったりとした音楽である。
ジャマイカは90%以上が黒人奴隷だったという背景もあり、社会や政治への不満や反抗を歌ったもの、さらに暮らしの貧しさや、人生を歌っている内容の曲が多い。
またレゲエはラスタファリ運動とも結びついている。ラスタファリとは菜食主義・ドレッド・ガンジャを聖なるものとしている宗教である。

何故レゲエとラスタファリ運動が結びつくのか。それはボブ・マーリーがラスタファリ信者だったからである。
世界的なレゲエシンガーであるボブ・マーリーは白人と黒人の間に生まれた混血であることにコンプレックスを持っており、黒人、白人、どちらのコミュニティにもうまく馴染めなかった。
そんな中肌の色で人を差別することがなかったラスタファリはボブ・マーリーにとって最高の居場所となったのである。
そして彼は自分がつくる音楽にラスタファリの教えを色濃く反映させた。それが世界中で大ヒットしたのだ。レゲエは抑圧された人々の抵抗を音楽にしたものなのだ。


自分はこのレゲエが大好きである。歌を聴くのも好きだし、オケを聞くのも好きである。
何故好きなのか。
抑圧された者の郷愁というのが音楽からも感じられるのか何なのか分からないがとりあえず自分には刺さった。
もしかしたら組織での自分の立ち位置に当時のジャマイカ人のデジャヴをみたのかもしれない。
とにかくレゲエは僕の気持ちを明るくさせてくれる。どんなに嫌なことがあっても家に帰ってレゲエを聞きながら、風呂に入ればすべてすっきり。
ちなみに自分の好きなオケはもちろんCome Down Riddimである。是非聞いてみて欲しい。

彼らは自分達の意思を歌にして示した。僕はサッカー選手なのでプレーで意思を示したい。
自分を強く持ち、社会のバビロンシステムに吞まれないようにする。

では最後に自分が曲に「Oneself」というのがある。
その中から自分が好きな歌詞があるのでそこを切り取り終わりにする。

『労働なき富 良心なき快楽 人格なき学識 信仰なき宗教 理念なき政治 人間性なき科学
 道徳なきビジネスが俺たちを破壊する 強く儚い人は利己的 理想的な世界とは程遠い
 社会は自己責任 だが簡単すぎる人生に生きる価値などない 地球がなくならない限り
 愛と音楽は消えない』

YahMan!!  Bigup!!



◇松尾倫太郎(まつおりんたろう)◇
学年:2年
学部:人間科学部
前所属チーム:千葉県立八千代高校


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