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【#Real Voice 2022】 「『Que Sera Sera』 なるようになるさ」 1年・松尾倫太郎

今回部員ブログを担当する、得意なプレーは闘志溢れる戦術分析の松尾です。お願いします。えー私は今年2年ですがア式としては1年です。これについては多くの人間にそれどういうことなんと聞かれ、数えきれない程説明することになりました。まずはその空白の1年について、書いていきます。そこから本題に入りましょう。

2021年5月頃
選手権を11月ごろに終え、そこから受験勉強を本格的に始め早稲田に受かってしまった僕は部活に入るため、ランテスト練習に明け暮れていました。ちなみに部活をしながら早稲田の現役合格は本当に凄いことです。どのくらい凄いかというと弊部のニワトリほどの記憶力しかない東廉(2年)が1年間で1回もミスをしないぐらい凄いことです。

2021年6月頃
ようやくランテストに受かり、部活頑張ろうと思いました。ただ入る前から面倒なルールや縛りが沢山あるのだろうなと若干の不安はありました。自分は基本ガッチリとルールに縛られた環境が苦手なゆるキャラで高校の時も慣れるのにだいぶ時間を要しました。

2021年7月頃
不安は的中しました。自分は目をつけられないようにしようと考えました。当初は自分と一緒にランテストに受かった清井君(2年・清井大輔)がミスを連発して目立っていました。プレーに関しては自分は結構目立っていたと思います。得点も毎試合ぐらいのペースで決めていました。ちなみに当時仲の良かった先輩は非常に少なかったです。丹羽君(4年・丹羽匠)や西尾君(4年・西尾颯大)が仲良くしてくれました。覚えていることとしては部活に行きたくない日が多かったです。

2021年8月頃
自分は2ヶ月の仮入部期間を終えました。落とされました。そこに関して別に怒りなどは持ち合わせていません。あまり何も感じませんでした。そもそも自分は、人生なるようにしかならないと考えている楽観主義者です。その時の巡り合わせ、人間関係色々な要因によってその人間の立場は決まってきます。自分にとっては部活に落ちた方が良かったのだ。神様がそう巡り合わせたのだと思いました。合わなかっただけ、しょうがないし、そういうこともある。

2021年9月〜12月
自分はエリース東京というチームに入りました。社会人チームで東京都1部の1位のチームでした。自分が今も通っているラボのトレーナーの大畑さんという方が誘ってくれました。エリースでの経験は自分にとって非常に貴重な経験になりました。多くの社会人の人たちと話す機会があり、十人十色のバックグラウンド、価値観を持っていました。サッカー自体のレベルも高く、灰汁の強い選手が強く、自分自身のレベルも高まったと思います。またエリースの選手たちは自分達の事を快く送り出していただき、現在も応援してくれています。心から感謝しています。

1月、再びランテストを受け今に至るというわけです。

本題に入る前に今のチーム状況を説明します。現在、チームは非常に苦しい状況です。関東リーグ十何試合して1勝です。この間の練習試合では45分で7失点しました。こんなに大量失点したのは小学校以来です。小学2年生ぐらいの時、油山カメリアーズに18対0で負けた時以来です。正直、メンタルにきました。出口が見えない真っ暗なトンネルを進んでいるような感覚です。とまあこんな感じ。

ここまでの期間を終え、僕が感じたことはア式蹴球部という組織は社会の縮図であるということです。小さな社会です。人間関係、言動、立ち振る舞い、そしてしばしば起きる問題。現に今も問題が発生しています。その問題こそが今回の本題です。端的に言えば、チームの不協和音です。この間の明治戦を皮切りに顕在化しました。自分はここに違和感と怖さを覚えます。

この違和感は何ぞや?
この怖さの根源は何ぞや?

集団をまとめるのに最も楽で、即効性のある方法は共通の敵を作る事だと思います。今チーム内でそれに近い状況が起こっていると感じます。この急進的な動きが怖さの正体でしょう。
楽なんです。共通の敵を作ったり、立場的に弱い括りを作り、ストレスを受け流すのは。そして一時的にはその場凌ぎができるのかもしれない。しかしその皺寄せは大抵立場の弱い人々に降りかかってきます。例を挙げるなら、ナチスドイツのユダヤ人だったり、江戸時代の穢多非人だったり。結局最後は因果応報。跳ねっ返りに会います。偉そうに分析してはいますがこの若輩者には今のチーム状況に対する解決策は分かりません。分かりませんが数えきれない程の干されと理不尽と挫折に直面してきた俺がどういうスタンスで生きてきたか。

俺は今まで
なるようになる、「Que Sera Sera」
これでどんな障害もクリアしてきました。サッカーだって、勉強だってなんだって自分のペースで「なんとかなるっしょ」の精神で。気負わず、無茶せず。結局最後の最後に土俵に残っているのは僕でした。これ高校レベルの話なんで、そんな世間は甘くねえってことは分かるんですけど、自分は自己肯定感極めて高いんで許して下さい。

こんぐらい肩の力抜いて、このチームもやればいいんじゃねって思ったりもします。そんな僕でも今の時期はまあ辛いです。ただこの暗黒期は自分の人生において収穫できるものが大いにある時期だと直感で言っています。がむしゃらにやり続け、この時期を乗り切り、顔を上げた時、何か得ています多分。自分は分かります。今までもこういうことあったし。

まあみんなで頑張っていきましょうや。

松尾倫太郎1


とまあ八千代のスーパーエースからの、鬼の部活落とされからの、エリースでの関東リーグ昇格からの、関東大学リーグ降格争いと自分は他の人には出来ないとても貴重な経験をできていると考えます。ジェットコースターみたい。ちょっと濃すぎるぐらいに濃密な経験だなと思います。全くいい人生ですわ。

最後に
他のチームであれば、「はっきり言って害悪、邪魔、出ろ。お前みたいなゆるキャラはいらない。」と言われかねない自分をも受け入れてくれる仲間に感謝しています。そんなみんなが僕は好きです。僕の大学サッカー人生も残り2年です。全国経験のない僕は全国大会に出てみたいし、もちろん全国優勝したいし、選抜にも呼ばれたい。プロにもなりたい。プロになってお金持ちになりたい。スープラに乗りたい。世界を旅したい。大きな家に住みたい。新しい地に飛び田ちたい(笑)。何も達成していませんが、自分のペースで一歩ずつ歩んでいきたいと感じます。
「Que Sera Sera」 なるようになるさ

あんまり纏まっていないし、主観入りまくりだし、読みにくかったと思いますがご勘弁下さい。
アーメン

松尾倫太郎2

松尾倫太郎
学年:1年
学部:人間科学部
前所属チーム:千葉県立八千代高校

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