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【#Real Voice 2023】 「等身大の願い事」 3年・光田脩人

ここまで部員ブログを書きたくない感覚は、初めてだ。
書きたくないというより、書く事がないのか。
部員ブログ(別名Real voice)とは自分が抱いてる目標や熱量を本音で綴ることで人々の心を動かしたり、活力を生みだす事が出来るものだと思う。
しかし、今現在の自分にはこれまでの人生にはあった、何かに夢中で過ごす日々や熱量がない。
自分の中学、高校時代を見ているようで、山市君(2年・山市秀翔 / 桐光学園高校)の熱量には嫉妬してます笑


この部員ブログを通じて、今の感情や感覚に偽りなく向き合う良いきっかけにしたいと思います。
最後までご一読いただけますと幸いです。





自分が将来何になりたいのか、どうなっているのかということが最近常に頭によぎる。そしてその度に落ち込む。

この悩みのきっかけは大学1年の終わりに腰(仙骨)の疲労骨折という怪我により左足に力が入らなくなったことだと思う。

最初は、休めばすぐに力が入るようになるだろうという感覚から、そこまで深刻に考えていなかった。しかし3ヶ月間絶対安静を取っても何も変わらなかった。
これ以上は休めないと思い、痛みは無かったので復帰した。

しかし復帰しても、これまでの自分とは別人の体になったようで思うようなプレーが全く出来ない。力が入らない。その上、1年で5回もの肉離れという最悪な悪循環を繰り返し、大学2年時もほとんどサッカーをせずに終わった。




大学3年になり「プロになれない、もしなれたとしても職業としてお金を稼ぐまでには到らないだろう」という現実を感じるようになった。
その怪我以来、サッカーを楽しいと思うことは1度もなく、早くサッカーを辞めたいとまで思うこともあった。


そこで就活を始めた。それも誰よりも先に。
いわゆるサッカーという競争社会から逃げた。
でも自分が望んでいた事だし、いざ始めてみると「新たな挑戦」みたいな感覚で楽しかった。久しぶりに何かに夢中なれている気がした。

結果は皆が思っている通りで、1カ月も経たないうちにやる気がなくなった。


やっぱり自分が本当に幸せを感じ、やりたいものはサッカーだと嫌なほど思い知らされた。
でも、自分の体のことは自分が1番わかっている。この思いと体には大きなずれがある。
それでも、自分がサッカーが好きだという事は紛れもない事実だ。



今将来が不安になっている理由はサッカーだし、人生最大の挫折を味わい、辛くて涙を流した経験もサッカーだ。そして、人生で1番熱くなった瞬間もサッカーだ。
この1つ1つの経験が自分の将来を構成する必要不可欠な財産となる。
辛いことの方が多かったように思えるが、それ以上にサッカーから沢山の宝物をもらった。

だからこそ、最後までサッカーと向き合う宿命が自分にはある。


引退してもまだプロサッカー選手を諦めてない先輩たちを格好いいと思う自分。

就活の逆質問で「サッカーを辞めて後悔はしませんでしたか」と面接官に聞いてしまう自分。
※最初の軽い自己紹介でサッカー経験者と言っていた。

高校最後の選手権県大会決勝で、0対4で負け
ている中でも、キャプテンとして仲間を鼓舞し、最後までゴールに向かい続ける諦めない弟の姿に感動する自分。

もう充分痛感させられました。


サッカーが大好きです。



残り1年全力でやりきります。自分の体がどうなるかはわからない。考えても仕方ない。少しでも可能性を信じ、自分に嘘をつかず1日1日を大切に生きます。

残り1年これまでのようにサッカーから逃げれば人生最大の後悔となることなんて考えなくてもわかる。
本気で向き合った先にしか自分の将来が明るくなることなんて絶対にない。

自分が将来何になりたいのか、どうなっているのかなんて考えている暇があったら、今しか出来ないことに全力を注ごう。

もう1度心の底からサッカーを楽しめる日が来ますように。



これで部員ブログは終わりますが、小松パイセン(4年・小松寛太 / 早稲田実業学校高等部)からメッセージを頂いたので自分も二言だけ言わせもらいます。


三菱養和scの星へ

日本一のボールタッチ兼左サイドのスペシャリストとして沢山学ばさせて頂きました。
プロには確実になると思うので、6人抜きゴール期待してます。



◇光田脩人(みつだしゅうと)◇
学年:3年
学部:スポーツ科学部
前所属チーム:名古屋グランパスU-18


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