24 エジプト第3中間期とクシュ王国
前1081年頃:アメン大司祭兼クシュの総督(副王)で宰相のヘリホルがテーベにおいて支配を拡大し、「ウヘム・メスウト(新紀元)」という元号を採用。アメン大司祭が上エジプトを支配する体制が確立(アメン神権国家)。アメン神権国家の北端は上エジプト第19州にあった。ヘリホルは一時王を名乗るも、以後のアメン大司祭も北の王権を承認はしている。また、ヘリホルはラメセス11世の姉妹を妃としたか。なお、当時のアメン神官らは、エジプトの全神殿領の3分の2、全ての船の90%、手工場の80%などを所