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【コラム】ベンチャー企業の楽しみ方

【SYNCAオープン!】

経営管理部門・バックオフィス特化型の転職サイト「SYNCA」(シンカ)がオープンしました😁
皆様是非ご活用ください!

はじめに

私事ですが、去年から若手社員に対する教育を専門とするおじさんになりまして、1,000人を超える企業規模の会社で、日々20代前半のピチピチした子達と関わっております。
自分が23歳の頃も『こんな感じだったなぁ』と思いつつ、日々学ばせていただいております。
若いって、それだけで無限の価値がありますよね(遠い目)。

そんな若者たちも、新卒で社会に出た後3~5年で転職を考える時期が来ます。
遅くとも30歳くらいまでには一度は『転職してみようかな』と思うはずです。
大きな成長を望む若者や志の高い若者であればあるほど、そう思う確率は高くなります。

そんなとき、私がオススメするのは「ベンチャー企業への転職」です。
私は30歳でベンチャー企業に入り、そこからあっという間に今に至りますが、本当に転職してよかったなと心から思っています。
様々なカオスを通じて山本さん(WARC創業者)に鍛えてもらい、今に至りますが、ベンチャー企業は控えめに言って最高です😍

今日は、そんなベンチャー企業の楽しみ方をひとり語りしようと思います。
このコラムの想定している読者は25歳~35歳あたりの若手・ミドル層です。
今転職を考えているそこのあなた!!
LinkedInでFacebookでもいいので、いつでも相談してください😁
この記事の末尾にURL載っけているので。
その人の個性、目標等に合わせて「こういう会社を選ぶといいよ!」っていう雑なイメージアドバイスをします😂


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1.ロールモデルは存在しない

ロールモデルとは、自分にとって模範となるような人物のことです。

大手の上場企業では、ピラミッド型の組織構造で、しっかりと年功序列制度が構築されています。
それゆえ、「部長なら●歳~●歳くらい」というレンジ(年齢幅)がある程度決まっています。
こういう組織では、自分が数年後にどういう状況になっているか、どうなっていればいいのかが簡単に想像できます。
とてもやりやすい。

安定した大手企業の最大のメリットは、将来設計の立てやすさだと思います。
ロールモデルがいくらでも見つけられるので、将来を予測しやすいのです。

一方、ベンチャーにはロールモデルなんぞ存在しません😵

1年後に誰が生き残っているのかもわかりませんし、3年後なんて、ほぼ別の会社になっているでしょう。
それくらい変化が激しいです。

私にとって、これはとてもワクワクすることです。

若い頃、自分の上司を尊敬できず、心の中で『このおっさんを超えないと、この間違った指示に従い続けないといけない。でも、年功序列制度があるから超えられないな……』とずっと思っていました🤣
ベンチャーでは、そういうしょうもないことを考えなくていいです。
健全なる実力主義なので、しっかりと結果を出せば、飛び越えられます。
人事異動なんてかなり自由なので、尊敬する人の下に行きたければ希望を出せます!(実力があれば、大体通る)
年齢を無駄に気にするようなベンチャー企業は、すでにベンチャー企業ではありませんし、下剋上が日常茶飯事に行われる世界≒ベンチャー企業です。

ロールモデルを探す気が無い人には本当に向いている。
「自ら範を示す」くらいの覚悟を持った若手には最高に楽しい場所です。


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2.ポジションは創るもの

ベンチャー企業では、ポジションなんてものはあまりありませんし、あってもギャグみたいなものです。
肩書なんかほとんど幻想だし、自由に付けられます。
「Executive ●●」なんてカッコイイ肩書でも多分通ります😂

それくらい自由。

だからこそ、ベンチャー企業では「自分でポジションを創り出す」という発想が重要になってきます。
受け身の姿勢でポジションを待ち続けても、そんなに良いチャンスは巡ってきません。
ブラックなベンチャーなら、勝手に人が辞めるので、長く居続ければ自動的に肩書が上がっていきますが、それはあまり意味がない肩書です。

「会社と自分の利益を最大化する」という思考で常に思考することが重要です。

会社にとってメリットがあり、かつ、自分の成長に繋がるようなポジションであれば、おそらく多くのベンチャー企業がそのポジションを創ってくれるでしょう。
無から有を生み出す楽しみを感じられる場所、それがベンチャー企業です。
とっても素敵😍


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3.ハードモードRPG

もっとも、ベンチャー企業は基本的にハードモードRPGです。

レベル1で中ボスに挑まないといけないような、そんな毎日😫

でも、仲間がいます。
私がベンチャー企業にいていつも楽しかったのは、仲間がいたからです。
ハードモードを一緒に味わえる仲間がいるって、良いですよね。

そして、毎日ハードモードでやっていると、なんか慣れてくるんですよ。
速度の早い成長が当たり前になる。
大手企業では通常5年ほどかかる経験が、ベンチャーでは1年でできる。

さらに、一昔前までは、大手のほうが圧倒的に優秀な人が多かったのですが、最近のベンチャー企業内では、東大や京大、一橋早慶などの優秀層がどんどん入ってきているので、競争は激化しています。
その中で勝ち上がるのは大変すぎる😨
でも、そういう環境にいた方が成長が早いはず!
最近の傾向(優秀層がベンチャーに流入している)を前提にすると、早くに経験値を稼ぎたいなら、ベンチャーの方が圧倒的に有利でしょう。

毎日ハードモードだけど、チャンスが多く巡ってくるし、良い仲間もいる。
私にとっては最高の場所です。


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4.独立なんて日常茶飯事

大手企業では、独立なんて滅多に見かけません。
もっと別の言い方をすると、独立せざるを得ないような人しか独立しません。
つまり、転職できず、社内にも居場所がない人が、個人事業主に追いやられるケースですね……。
これはちょいちょい見ました。

でも、ベンチャーでは、優秀な人ほど独立します😨
普通に会社立ち上げちゃう。
別の会社のCEOが普通にベンチャー内で仕事してたりします。

ベンチャー企業には、相互扶助の精神が根付いていて、成功したCEOの多くが、自社内の優秀な若手のビジネスモデルに投資してくれます。
オフィスも間借りさせてくれることが多いです。
私が知っているベンチャーの多くでは、社内に他の会社が同居していて、その会社のCEO達は、ほとんどが元社員です。

こんな素敵なことある!?😍

私の尊敬するとある会社のCEOは、従業員のビジネスモデルを聞いた後に、ぽーんと1000万出してあげてました……。
その上で、失敗しても全然怒らない。
次から次へと起業家が生まれる世界がベンチャーの中にはあるんですよね。
本当に素敵だと思います。

こういう、事業想像の手助けをする事業を「インキュベーションビジネス」といいます。

成功しているベンチャー企業の多くは、このインキュベーションビジネスに積極的で、一つの部署として設立されているケースもあります。
こういうところが好き😍

私が今手伝っているスタートアップの一つも、元々はその人が働いていた大きめの会社の事業部でした。
でも、「全責任を自分で取る形でこの事業にコミットしたい」と思ったそうで、社内独立したそうです。
それを許してくれるCEOの度量の大きさよ……😨

ベンチャー企業って、ほんに、良い!


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5.生き抜く力養成所

ベンチャー企業で働きたいと思うなら、「安定」とか「定期昇給」とか「食わしてもらおう」という考えは捨ててください。

そういう考えの人は、いても苦しくなるだけです。
採用されるかは別として、大手向きです。

ベンチャー企業は、常住坐臥サバイバルゲームをするところです。

私は、大手企業にいて極めて強い危機感を抱きました。
全く成長を実感できないからです……。
整った研修制度、整った福利厚生、比較的高い報酬……その全部が自分のハングリー精神を蝕んでいきます。
それがとても恐ろしいことだと感じました。

40歳、50歳になったときの自分の姿がすぐ目の前にあるのです。
この人達は、きっともう転職はできないし、どこの会社に行っても通用しない。
専門性もないし、仕事もできない。
単に「この会社の制度を深く理解しているだけで」偉そうにしている。
その割には、クビにならないように、常に自分の上司の顔色をうかがって生きている感じ……。
部長や執行役員が来た瞬間の声と態度の変わりようは見事と言う他無い。

自分で生きていくだけの実力がないなら、会社に寄生して生きていくしかありません。
選択肢がそれしかないということが私には何よりも怖いことです。

『いつクビになっても独力で生き抜けるスキル』

私にとって、これはとても重要なスキルです。
ベンチャー企業はそういうスキルを身につける養成所だと思っています。
常にビジネスを思考して、生み出す努力をし続ける場所です。
そういう変化の激しい環境に身を置くことで、常に自分を危機感に晒していたいです😍


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6.回遊魚的思考

マグロって、止まったら死ぬんですよ😨
回遊魚全部が死ぬわけじゃないのですが、マグロくんは死にます。
彼らは、自分でエラ蓋を動かすことができないからです。
常に泳ぎ続けて、エラに海水を送り続けないといけない。
だから、夜中でもずっと泳ぎ続けています。

ベンチャー企業は、回遊魚のように「止まったら死ぬ」という思考が重要です。

常に変化し続けないといけないし、成長し続けないといけない。

学び続けて、アウトプットし続ける日々です。
そして、それがとても楽しいのです。

変化や成長に貪欲になれない人はベンチャー企業には向いていません。
変化のない日常こそ恐ろしいことなのだと知っている連中が集まる場所です。

ただ、単に走り続けさせられるのは苦痛です。

他人から強制される持久走って地獄じゃないですか😨
ベンチャー企業はそういう場所ではありません。

どちらかというと、危機感をちゃんと持った人たちが集まっていて、その仲間たちで常に思考し、試行し続ける場所です。
だから、持久走よりは、アドベンチャー(冒険)に近いです。
まだ誰も見たことがない黄金郷に向かって、ああでもないこうでもないと議論して、仮説を立て、それを実行して、また考えてを繰り返す場所です。
そんな毎日が、私はかなり好きです😁


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7.イレギュラーがレギュラー

上述のとおり、ベンチャー企業は変化が激しいです。
朝令暮改は当たり前で、朝令昼改くらいのペースで意思決定が変わることがあります。

そのため、イレギュラーがレギュラーになっていきます。

最初のうちは『なんでこんなにコロコロ意見が変わるん?』と思うかもしれませんが、それは、状況や情報が刻一刻と変化していっているからです。
さっきまで正しいと思っていた情報が、昼には変わっていることがありますし、ベンチャーの変化速度が早いため、状況そのものも変わり続けています。
その瞬間瞬間で正しいと思われる「仮説」を立て、選んでいるような状態なので、常に意見が変化します。

それに対応できるようになってくると、全く動じなくなります😂

むしろ、変化を予想して、いかようにも対応できるような下準備をするようになります。
これが優秀な社員の要件です。
先を予測し、対応可能な「余裕」をいつも確保しているのです。
優秀な社員の多くは、いつも60くらいの力しか出していません。
ベンチャーでは、忙しさに波があるので、優秀な社員はいつでも大波に対応できるように「余裕」をあえて作っています。

ベンチャーで早期に頭角を現す若手は皆さんそんなイメージです。
本当に上手。タスクさばきが上手いです😍
こういうスキルを身につけられるからこそ、ベンチャーって良い学び場なんですよね。


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8.おじさんになってもワクワクできる場所

ついこの間23歳だったはずなのですが、私もいつの間にか34歳になりました……。
おじさんの仲間入りです。
最近の月日の流れは本当に早いです。
子供の頃、あんなにゆっくり流れていた時間も、今ではベン・ジョンソン並のスピードで駆け抜けていきます😨

そんなおじさんになってもワクワクできる場所、それがベンチャー企業だと思っています。

「本当にお客様のためになることってなんだっけ」

「これ、誰の利益のための事業だっけ」

「僕らが提供できる価値ってなんだっけ」

こういう本質的な議論ができる場所です。
ベンチャーの事業は、大抵が誰も答えがわからない事業です。
だからこそ、本質から考えていく。
誰のためにやるのか、何のためにやるのかを大事にする。
そういう議論っておじさんになってもワクワクしません?

WARCでMTGしていると、当たり前のようにそんな話が出てきます。
多くのメンバーが30歳超えているし、むしろ私若い方な気がしますけど、普通に熱い話題が出てくる。
先輩たちが、紹介先企業のため、求職者のため、従業員のためを思って議論できる。
そんなベンチャー、良くないですか?😍


おわりに

ベンチャー大好き芸人ゆえに、長々と語ってしまった……。

最近25歳前後の若者と関わる機会が爆発的に増えた影響もあって、若干熱の伝染を受けています😂

若いって良いなぁ。
若くて優秀な人材が、どんどんベンチャーの世界に入ってきてほしい。
私の言葉や経験が、彼らのためになるなら、私は幸せです。

若手の皆さん、気兼ねなくいつでもメッセージ飛ばしてください😍

相談、雑談、大歓迎です。

来月あたりから、学生さんや若手社会人を多く集めたSlackを立ち上げて、その中でたくさん雑談しようとか計画しています😁
仕事のこと、将来のこと、キャリアのこと、いろんなことを考えて、議論して、共有できる場が創れたらいいなと思っています。

では、またコラム書きますね♫

【お問い合わせ】

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内容に応じて担当者がお返事させていただきます♫
recruit@warc.jp

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【著者情報】

著者:瀧田 桜司(たきた はるかず)
役職:株式会社WARC 法務兼メディア編集長
専門:法学、経営学、心理学
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