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【コラム】何のために働くんだっけ?

【SYNCAオープン!】

経営管理部門・バックオフィス特化型の転職サイト「SYNCA」(シンカ)がオープンしました😁
皆様是非ご活用ください!

はじめに

もうすぐ4月ですね(この記事は2021年3月下旬執筆)。
4月といえば、多くの会社で入社式が開催される時期です。

今年は昨年に引き続き、オンライン開催という会社も多いかと思います。
私はコミュ障ゆえオンライン大歓迎派なんですが、コミュ力高い若い方々は直接会って同期と交流を深めたいと考えるかもしれないですね🤔

いずれにしても、最初の1ヶ月がとても大事です。
陰の世界に住むおじさんからのアドバイスは、ただ一つ。

「社会に期待しないこと」

です!😍

新卒入社でも転職でも、不安と期待が五分五分という人が多いかなと思います。
でも、多くの人は入社直前期には「期待」の方が大きくなっています
これは『モチベーションやテンションを上げて行こう!』というポジティブなマインドがそうさせるのだろうと思います。
素晴らしいことだと思います。

でも、その期待に応えられる会社が日本に何社あるかな……😂
おそらく片手で数えられる程度かなと思います。

だからこそ、私は一切期待しないスタンスです。
ほぼ「無」😑
何なら、世紀末の世界くらい最悪の状態を想定して入社します。

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その方が、精神衛生上良いからです。
入ったあと、何が起こっても「まぁ、こんなもんだな」と自分に言い聞かせやすいですし、逆に良いことがあったら「超良い会社じゃん!」と思えるので、効率的です。

特にベンチャーの世界に飛び込もうとしている新卒・中途の皆様は、一切期待しないスタンスが大事です。
なにせ何も整っていませんからね😨

この「期待しない」というテクニックで大事なのは、「会社に」期待しないというレベルではなく、「社会に」期待しないという点です。
社会全体に対して「無」の状態でいられれば、腹が立つことすら無くなります。
おそらく、これも「悟り」の一つだろうと思います(笑)


さて、そんなマインドフルネスな皆様と共に、今日は「何のために働くんだっけ?」という論点について考察してみたいと思います。

この論点は、年齢層によって結論が変わるなと思うので、今回は以下の4類型ごとに考えてみたいと思います。

1.新卒
2.20代後半~30代前半
3.30代後半
4.40代以上


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1.新卒

新卒の場合、大卒 or 修士卒で、年齢は22歳~25歳くらいだと思います。

このくらいの年齢のときに、将来どう生きるのかまで考えて、ある程度先を予測して働き始めるなんてことは稀だと思います😨

「なんかようわからんけど、とりあえずもう学生終わってしもたから、働きますわぁ(´Д`)ハァ…ツラタニエン」

って感じでしょう。たぶん。

学生時代がどうだったかわかりませんが、社会に出ると世界は会社の数だけ広がっています。
会社や組織の文化(最近では「カルチャー」ということが多いです)によって、自分自身が認識する「社会」の定義が異なってくるのです。
だからこそ、新卒で入る会社はとっても重要😨
新卒で入る会社は、最初に「社会」の概念を形成する場所ゆえに、重要です。

その会社(組織)が何を重視しているかで文化が変わります。
大きな会社では、部署や支社ごとに文化が変わります。
私が知っている範囲では、たとえば以下のようなものがあります。

体育会系:論理より根性!結果!手段を選ぶな!とにかく動け!
・Up or Out:上に行くか去れ!(外資系コンサルに多い文化)
・ゆるふわまったり:細分化された作業だけを日々こなす(出世や昇給はほぼない)
・ベルトコンベア:毎日同じことをひたすら繰り返す(事務系・工場系)
・専門性重視:入社段階で特定の資格や専門性が必要となる
・学習重視:20代の若手社員には充実した教育制度がある
・ジョブローテーション:最初の10年で様々な職種の経験が積める
・論理重視:徹底したロジカルシンキングで業務を回す
・放置:ただただ放置。
・奴隷:上司の奴隷のようにこき使われる
etc...

会社(組織)の文化は様々です。

だからこそ、自分が何のために働くのかを決めておかないといけないと思います。
それに適合した文化を選ばないと、働くことが辛くなりますから😨
もちろん、生活費のために働くとか、ずっと安定した生活を送るために安定した会社(又は公務員)で働くなども全然ありです!
40年以上働くことを考えると、むしろそちらの方が難易度が高いので、尊敬すらします。

いずれの道も大変ですが、20歳を超えれば、ある程度自分の個性も把握しているでしょうから、自分に合った文化を選んでください。

そもそも、社会人になる前の段階で、学生間には大きな差が開いています。
優秀層とそれ以外との間には、大きな乖離があります😥
これを社会人になったあとで埋めるのは容易ではないです。
ゆえに、新卒の段階で選択肢の数に大きな差が生まれるんですよね……。

さらに、社会人になって最初の3年間で何を学んだのかで、その後の人生の選択肢がまた大きく変わると私は思っています。
遠い未来まで見渡す必要はありませんが、せめて最初の3年で何を学び、何を得て、どう変わりたいのかくらいは決めておいた方が良いでしょう。

そして、仮に最初に入る会社を間違ってしまったと思った場合、資格を取りましょう😍
資格は自分に新しい選択肢を与えてくれます。
そして、自分の能力や努力を客観的に証明してくれます。


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2.20代後半~30代前半

留年や浪人をしなければ、20代後半からビジネスマンとしての成長期に入ります。

同時に、この時期に転職を経験する人がグッと増えます😁
22歳で入社した会社に3年以上在籍している人が多くなる時期なので、ある程度仕事を覚え、周りも見えてきます。
そして、上司などを観察する限り、自分の将来もある程度見えちゃう時期です。
そうです。ちょうど「考え時」です。

私自身もそうでしたし、周りの同期たちもそうでしたが、上司を見ればある程度自分の将来が見えるんですよね😨
40歳の頃、50歳の頃、いくらくらい稼げて、どういう能力を身につけられて、会社内でどうなっているのか……

これってある意味怖いことなのです。

上司が憧れの対象で、一生勝てないかもしれないと思えるほどの人物だったらいいのですが、そうではない場合、絶望感に苛まれます😍

私は後者でした。
自分がこの会社で学べることの範囲が明確に見えて、稼ぎの上限もわかってしまった。
自分の努力や時間を代償として支払う覚悟はあるのに、それらを支払っても上限が決まっている状態。
それはもう生き地獄と同じだなと私は考えました。
安定を求める価値観の人であればある意味最高の場所なのかもしれませんが、私は安定なんて幻想だと思っているタイプだったので、恐怖しか感じませんでした。

私は今でも、20代後半~30代前半くらいまでが黄金期だと思っているので、その時期に何を学び、何を経験したかが残りの人生を決めてしまうのだと考えています。

だからこそ、真剣に将来を考えるべき時期です。
その会社、組織で学べることがもう見当たらないなら、動くべきです。
「5年以上在籍している優秀な人」がたくさんいる会社では、私の知る限りでは業務外の教育制度があります。
会社の業務に関係がないことをたくさん学べる機会があるのです😁
社外研修を受けさせてもらえたり、MBAを取得するときに補助してくれたりする。
そういう会社では、30代に入っても学び続けられるので、優秀層の定着率が上がります。
そういう会社に運良く新卒から入っていた人は継続して働くべきだと思いますが、多くの人はそうではないでしょう🤔

これ、逆に考えると、優秀層の離職率の高さで悩んでいる会社さんは会社内の教育制度と文化を見直すべきです😁
それだけでもだいぶ変わるので。
教育担当役員(Chief Learning Officer)などを置くことを検討するべきです。
優秀層の離職率の高さを放置していることそのものが「うちは従業員の成長に無関心です」というメッセージとなるので、ここは経営陣が肝に銘じておくべきことです。

もし、今働いている会社で、これから学びたいことや経験したいことが今後数年以内にできそうにないなら、転職を検討しましょう。

私は、ほぼ毎日のようにこの20代後半~30代前半の若手達とキャリアの話をしていますが、少なくとも私の周りにいるこの世代の皆は毎日将来のことを考えています。
優秀だからこそ、思考し続けていますし、危機感にも敏感に反応します。

若い世代の皆さんは、本当によく考えた方がいいです。
あっと言う間に30代に突入するので😨

なお、この時期に一つ注意しておかないといけないことがあります。
それは、天狗になることです😒

20代後半って、仕事を覚えてくる時期なので、器用な人ならある程度業績が出始める時期なんです。
営業成績で1位を取ったり、社内表彰制度で賞をもらったりする時期です。

ここで多くの人間が天狗になります😨
その時点で思考が停止し、謙虚さを失い、自分を客観視できなくなります
これが後の成長を阻害して、ただのダメなおっさんになるコースを歩ませることになります。

ここだけは本当に要注意です。

勝って兜の緒を締めよです。

20代後半~30代前半は、経験を買うために働くべき時期です。
自分の将来のためになる経験が積める場所で働くと、より充実した人生になると思います。
そして、勉強をすべき時期でもあります
私の感覚では、この年齢層の人たちは、仕事以外の可処分時間のほとんどを勉強に投資するのが普通だと思っています

30代に入ってやっと思い知ったことですが、無理ができる年齢は20代後半までなんですよ😨
20代半ば~後半では、徹夜したってどうってことなかったですし、休みの日に17時間くらい勉強してもヘッチャラでした。

でも、30歳超えてからは身体のいろんなところにガタが来て、壊れ始めます(笑)
17時間勉強する体力も無くなる。
徹夜なんてした翌日には、全く頭が働きません😒
記憶力もむちゃくちゃ落ちる。
昔は一発でほぼ全部記憶できていたのに、今では3周くらいしないと頭に入らない。
効率は確実に落ちていっています。

だからこそ、20代後半は勉強に投資してください
むしろ、人生を変えるための勉強に投資できる最後のチャンスといってもいいくらいです。

良い経験が積める会社に入り、可処分時間のほぼ全部を勉強に充てる。
そういう数年間を過ごすだけで、全く違う人生が待っています😍
この時期に大酒飲んで、毎日異性交友して……という生活をする人も多いですが、私の知る限りの成功者の皆様は20代を投資期として考えていらっしゃる方が多いです。
もちろん多少の娯楽はあるでしょうが、皆さん自分の可処分時間を投資して、よく学んでいらっしゃいます。
そして、多くの方がこの時期に転職を経験なさっています。

この世代で迷っている人がいたら、いつでも声かけてください😁
20代後半~30代前半の同世代の皆を読んで座談会とかしましょう。
同じ世代の優秀層が何を考え、どういう活動をしているのかを知れば、少しは刺激になるでしょうから。


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3.30代後半

私は、30代後半は、成熟期だと思っています。

早い人では30代前半くらいから部長以上の役職に就いて、一定の規模を有する会社の経営経験を積みます。
経営経験は非常に価値が高い経験で、お金を払ってでも買うべき経験だと思います😍
会社のメカニズムというか、生き物としての不思議さを学べます。
MBAで学ぶ座学も重要だと思いますが、それと同等以上に経営の実務経験は重要です。

この年齢層になると、年収1000万円を超える人が珍しくなくなりますし、部長、執行役員、取締役などになる人がゴロゴロ出始めます。
20代で運良く一時的に部長という肩書がついたり、年収1000万円を超えるということはよくある事例ですが、この年齢層では、安定して実力で超えてきます。
その人の経験・知識・能力そのものに価値が認められるからです。
今までしっかり学んで来た人たちですから、それくらいの報酬を得るのが普通です。
小さなベンチャーであっても、800万円は超えるでしょう。
中には数千万円~億単位で稼ぐ人も出てきますが、それは極一部の職種に限定されます。

総じて言えば、30代後半は、今までの投資を回収するために働く時期だと考えています。
したがって、30代後半は、30代前半までに学んだ様々なことを総動員して、経営の実務経験を積むべきです。


言い換えると、30代後半は、人生で最もアウトプット中心となる時期ともいえます😍

今まで学んだあらゆることを全部実践できる。
その分、全責任も乗っかってきますが、それを楽しめるだけの胆力は磨いてきたはずです。
部長、執行役員、取締役などの役職がついている人が多いですから、責任を取ることそのものが仕事になります。
ビジネスマンとして一番楽しい時期ですね!

超大手の企業だと、まだ課長くらいの人が多いかもしれませんが、中規模企業やベンチャーでは間違いなくベテラン扱いです。
ここでどれだけ結果を出せるかが肝になってきます。

私は『30代半ばくらいまで大手でしっかり学んできた人は、30代後半からはベンチャーに行けばいいのに』と思うことがよくあります。

大手で学んだ様々なことをベンチャーで試すという構図がキレイだなと。
もちろん、一時的には所得は下がる可能性が高いですが、最終的にはプラスになるでしょう😁
それに、大手で上の椅子が空くまで待っている時間が無駄だなと思います。
せっかく身につけた実力なのだから、その能力を使わないのは社会的に損です。

ということで、会計、財務、M&A、人材紹介の経験者(30代)は是非WARCに来てください!

同じようなプロフェッショナルたちがいっぱいいる極めて稀なスタートアップだと思うので、きっと楽しいはずです😍
活躍の場がたくさんあります。


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4.40代以上

最後に40代以上について考えてみましょう。

私がまだそこに到達できていないので、まだなんともいえないところなんですが、個人的な見解としてはこの年齢層からは余生にしたいと思っています。

後進の育成や投資家としての活動を主活動にしたい。

働くとしても、極力利他的に働きたい。
若い人たちに経験を振り分けられるおじさんでありたいです。
40代からの成長率なんてたかが知れているし、ある程度資産を持っている年齢層ですから、学びたいなら自分で学べます。
現に、国立のMBAなんてほとんどがこの年齢層です。
何なら独立だって、留学だって簡単にできるはずです。
だからこそ、実務の世界では、未来ある若者たちに経験や機会をシェアすべきだと思っています。

引退して学問の世界に入ってもいいですね🤔
私はどっちかというと研究者よりの人間だと思うので、もしかしたらそう生きるかもしれないです。

したがって、40代以上からは「衰退期」だと思います😁

この年齢層からは、人としての価値が徐々に落ちていく時期です。
だからこそ、自らが今まで成し遂げてきたことや学んできたことを周りにどんどん共有し、引き継いでいく時期です。
自分の手柄や成長より、組織や会社全体としての成長を考えるべき時期。
ある意味、会社にとっては一番生産性が高い時期かもしれないですね😍
ゆえに、報酬も高くなりやすい時期です(実力者に限る)。

私は、この頃までには自分で育てた若者がIPO狙えるレベルの経営者になっていたら良いなと思っています。
その株式を一部持って、初値をニヤニヤしながら見ていたい。

そんなおっさんにわたしはなりたい。



おわりに

今日は年齢層別に「何で働くのか」について考えてみました🤔

共感してくださる方も、そうでない方も、お読みいただいてありがとうございます!

20代後半~30代の皆さんはいろいろ悩む時期だと思うので、転職しようかなって思ったらいつでも相談してください😁
ベンチャーのことしかわからないですけど、それでもよければいつでも相談乗ります!


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内容に応じて担当者がお返事させていただきます♫
recruit@warc.jp

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【著者情報】

著者:瀧田 桜司(たきた はるかず)
役職:株式会社WARC 法務兼メディア編集長
専門:法学、経営学、心理学
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