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「監査法人を飛び出して第二の会計士人生をスタート」独立会計士として感じた不安とコンサルティング業務を経験して得た確信

経営管理部門のハンズオン支援を目的とした、財務・会計人材のための案件マッチングプラットフォーム「WARC MORE」の特長のひとつは、登録に必要な資格要件がないこと。様々なバックグラウンドを持った方々のスキルや経験に合わせた案件をご紹介し、全国各地で登録者の皆さんが活躍しています。

今回お話を聞いたのは、監査法人を退社後すぐに独立をした「WARC MORE」メンバーの磯部さん。複数の大手事業会社の管理部門支援を行っています。

監査法人の経験のみで独立したことで最初は不安を感じていたそうですが、「WARC MORE」で案件を獲得して新しいことに果敢に挑戦し、ご自身のスキルを伸ばされているようです。


プロフィール

<インタビュイー>
磯部 祐輔(Isobe Yusuke)
神奈川県出身。2015年に有限責任あずさ監査法人へ入所。鉄道業やアパレル、建築業など幅広い業種の会計監査に従事。上場企業のインチャージやIPO監査も担当。2022年に独立。

庭&駐車場付き戸建て(賃貸)の住まいからは海が近く、釣った魚を自分で調理して食べることが一番の幸せ。肉も好きだが狩りはしていない。料理に加えて掃除も得意。

<インタビュアー>
村岡 輝(Muraoka Akira)
Co-WARC事業部 シニアコンサルタント
2017年にPwCあらた有限責任監査法人に入社。主に上場企業の会計監査や内部統制監査などの業務に従事。2021年に株式会社WARCへ入社。

「呼ばれた飲み会にはだいたい行く」WARCのムードメーカーで愛されキャラ。最近お酒を飲むと二日酔いになることが増え、年齢を感じるようになった。
将来コンサルタントと寿司職人の二足のわらじを履くことが夢で、寿司スクールに通い始めた。

さらに「やりがいのある仕事」へ挑戦するべく選んだ、独立という選択

村岡:この度はインタビューを受けてくださり、ありがとうございます!まずは自己紹介をお願いします。

磯部:お声掛けいただいて嬉しいです!ありがとうございます!

私は大学卒業後、新卒で有限責任あずさ監査法人へ入所し、横浜事務所で5年勤めました。その後、東京事務所へ異動になり、2022年7月に独立しました。

村岡:監査法人時代は、どういった業務を担当されていたんですか?

磯部:色々な経験をしたかったので、比較的規模が小さく、体制が整っていないような企業に多く関与しました。金商法や会社法監査のインチャージ、上場準備企業も担当させてもらいました。とても楽しかったです。

村岡:僕も監査法人出身なので思うのですが、監査法人退職後にすぐ独立するというのは、ある意味勇気が必要なのかなと思うんです。実際にすぐ独立する人も少ないですよね。どうして独立という道を選択されたんですか?

磯部:もっとやりがいのある環境に挑戦してみたいと思ったからです。

元々、長い期間監査法人に在籍するつもりはありませんでした。もうちょっと長く働くことも考えましたが、東京事務所に異動して新しいクライアントや業務に携わり「もっとやりがいのある仕事がしたい」と強く思うようになりました。

監査法人の場合、クライアントは制度上求められているからこそ監査を受けているので、どうしても相手が「いやだな」と思う内容も仕事としてやっていく必要があります。
それも意味のあることなのですが、様々な案件に関わっていくうちに、もっとクライアントから「ありがとう」と感謝されるような仕事に携わってみたいと思うようになったんです。

転職も考えましたが、まずは独立して「今の自分がどこまで通用するのか」とにかくやってみよう!と思い、独立を決心しました

村岡:磯部さんはご家族がいらっしゃいますよね。独立すると相談したとき、どんなリアクションをされていましたか?

磯部:妻は「いいよ」と背中を押してくれました。ありがたい限りです。

そのときもう一人背中を押してくれた方がいて、私が監査法人を辞める一年前に退職をして独立した先輩でした。
退職するか、退職してもどういったキャリアを歩んでいくか悩んでいたときに「挑戦してみてもいいんじゃないか」とアドバイスをくれたんです。その言葉も、自分にとって大きなきっかけのひとつでした。

自分に足りないものは経験。WARC MOREを通じて、監査法人時代の経験が「不安」から「確信」に変わった瞬間

村岡:実際に独立したときの率直な気持ちを教えてもらえますか?

磯部:正直な話をすると、えいや!という勢いが強かったので、全然準備をしていなかったんです。どうやって仕事を獲ってくるかということも、深くは考えていませんでした。

村岡:本当に勢いだったんですね。

磯部:そうなんですよ。なので、実際に独立してみて「恥ずかしいな」という感覚になったんです。

村岡:どうしてそう思われたんですか?

磯部:なにも売りになるものがないことに気づいたからです。例えば私は開示チェックが得意でしたが、「開示書類のチェックします!」と言ってもフリーランスにそんなニーズはほとんどありません。
最初の在庫管理案件を獲得するまでには一ヶ月かかりましたし、紹介で案件をもらえた形だったので「次はどうする?」と焦らなかったと言えば嘘になります。

ですが、実際に仕事をしてみると、売りになるものがないのではなく経験が足りていないんだということに気がつきました

村岡:WARC MOREで働くとき、不安はありましたか?

磯部:足りないものは経験だと気づいてからは、全くなかったです。「コンサルやったるぞ!」という気持ちでした。

村岡:現在は複数案件に入っていただいていますよね。その中のひとつである経理代行案件では、磯部さんが大きな課題を見つけて改善提案をしてくださった結果、現在では大規模の業務改善プロジェクトになっています。もともと経理業務というと監査法人出身者からするといわゆる「未経験領域」ですが、どのようにキャッチアップしましたか?

磯部:まずは概要を理解し、自分の中に落とし込むことから始めました。フローチャートを作って、経理業務の流れを理解するんです。
流れが理解できたら、次は「どこが落とし穴か?」を考えながらできることを伸ばして業務に取り組みました。

村岡:コンサルティングは初めてだったと思いますが、なにか意識したことはありますか?

磯部:自分のスタンスを変えました。監査でやっていたときのように「だめですよ」で終わりではなく、代替案や改善案も一緒に提案すること。あとは私自身がまず主体的に動くことを意識しています。
監査を経験していたからこそ、気づいたことだと思っています。

今思うと「独立する前にコンサル経験を積んでおけばよかったな」という思いもあるのですが、今できることをしようと考え、本をメインに勉強しています。

村岡:WARC MOREを使ってみた感想を教えてください。

磯部:WARCの社員さんと一緒に案件に入ることができるので、いろいろ学ぶことができました。成果物も見ることができ、聞くだけではなく自分から学べる環境なので、独立したての私にとってはとてもありがたかったです。

あと、高単価案件が多いので最初はとても「怪しい!」と思っていましたが、怪しいところは一つもないし、単価が高いのは非常にありがたいです(笑)

村岡:その感想は、他の方からもよく聞きます(笑)

磯部:また、同じように独立して仕事をしている方と接点を持つことができることも、嬉しいポイントです。

「一緒に仕事をしよう」という話をしている方もいますし、いろんな方のお話を聞けてとてもおもしろいなと思います。

村岡:複数名で案件に関与することが多いので、色々な経験をされている方と仕事ができて良いですよね。

磯部:そうなんですよ!同じくWARC MORE登録者の山部さんが仰っているように、案件はだいたいチームで動くので新たな知見もインプットできます。

今私が担当している案件では、副業でWARC MOREをしている他社現職CFOの方がいらっしゃるのですが、とても勉強になります。CFOの隣で仕事ができるだなんて、少し前は全く想像していなかったです。

村岡:磯部さん自身は、今後どんな案件に挑戦してみたいですか?

磯部:業務効率化や改善などに挑戦してみたいです。

村岡:最後にひとつ、質問させてください!どんな人にWARC MOREをおすすめしたいですか?

磯部:私のような経歴の人は、まずは登録したら良いのではないかなと思います。監査法人からすぐに独立した方でも、主体的に動くことができればコンサル案件に挑戦できる環境です!WARCさんにはこれからもお世話になります。

- 磯部さん、インタビューへのご協力ありがとうございました!

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