独り言 (ショートストーリー)
一人になった朝に、食欲もないのに珈琲だけは無性に飲みたくて、近くのガストに行った。なんでガストなんかにって思う自分と、それってガストに失礼じゃんって思う自分がいて、なんだか一人でいる気がしなかった。
朝八時からガストに行く人なんているのかよって思いながら外から覗いたら、逆光で人の影が窓に映ってて安心した。
中に入って、変な猫のロボットと目が合って立ち止まった。隣に「お好きなお席へどうぞ」って書いてある紙が見えた。それぐらい話せるようになれよって、猫を睨んだ。
パンケーキ