記憶の中【白ワンピの女の子】
私には、細々とエッセイや物語を書いては投稿している場所があり、その中で良く参加させて頂く様になったユーザーさんの今回のお題が、「白ワンピの女の子」だった。
私はこの言葉を見た時、何処か記憶の奥底で眠っていた記憶が、そっとノックをしてきて、起こして、思い出して…と訴えて来ている様な感覚になった。
「………そうだ………私…………」
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私がまだ小学生だった頃、父方の祖父母の家に夏休みになると泊まりに行っていた。祖父母の家は、周りを森や田んぼに囲まれた田舎町にあり、その地