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中国の一帯一路潰し

■合同訓練
 海上自衛隊は南シナ海とインド洋で合同訓練を行っている。これは良いことだ。集団的自衛権の一つだから、参加することで今の平和を維持する集団的自衛権に参加している証になる。

日仏豪米、インド洋で初の共同訓練…中国けん制
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/日仏豪米、インド洋で初の共同訓練…中国けん制/ar-AABBvz6

■集団的自衛権
 集団的自衛権は今の平和を他の国と連合して守る活動。参加することで信用される世界。白人世界で他国の戦争を悪用する国が在った。火事場泥棒をした国は後に報復される。すると報復合戦になり白人世界は疲弊した。

 そこで白人世界は考えた。経験則を使い、時の強国が派兵を要請すると軍隊を派遣する。これは自国が「火事場泥棒ではない」ことを示す。同時に今の強国の平和を肯定する意思表示。これが集団的自衛権のルーツ。

■海上交通路の保護
 海上自衛隊は南シナ海とインド洋で合同訓練に参加。これは南シナ海・インド洋の海上交通路を守る訓練。裏の顔は中国から一帯一路の海路を遮断する意味を持つ。何故なら制海権の争奪だから、合同訓練で南シナ海・インド洋の制海権を中国から奪うことを示唆している。

 これは中国の一帯一路を妨害する意味になる。中国は経済圏として一帯一路を進めているが、同時に人民解放軍と基地が世界各各地に置かれる。中国は基地周辺の紛争やテロに対応する。これで中国の覇権が維持される。

 アメリカの世界の警察も同じこと。表向きは世界平和だが、中身はアメリカン・スタンダード。そのためにアメリカは世界各地に基地を置き、基地から軍事力を投射して覇権を拡大した。

 中国の一帯一路はアメリカの平和を否定。だが合同訓練に参加した国はアメリカの平和を認めている。だから海外に基地を置き軍隊を派遣してもアメリカから敵視されない。むしろ集団的自衛権に参加しているので味方なのだ。

■遮断される人民解放軍
 人民解放軍は覇権拡大として海外に基地を置いた。その一つとして南シナ海に人工島を建設。人工島を基地化して南シナ海の制海権獲得を目指した。さらにアフリカにも基地を置いてアメリカと対立し始めた。

 中国の一帯一路はアメリカの平和を否定する行為。これは中国がアメリカに変わり、チャイナ・スタンダードにすることを意味している。アメリカは中国の挑戦を受け取った。つまり第三次世界大戦は間接的に始まっている。

 アメリカは合同訓練で、暗に南シナ海とインド洋の制海権を獲得することを示した。これで海外に展開した人民解放軍は孤立無援。アメリカは合同訓練で、人民解放軍の後方連絡線を遮断した。

■偶然の合同訓練
 イランとアメリカの対立が激化し、イラン付近に空母打撃群が接近中。アメリカの爆撃機は既にイラン付近に展開。そんな時に、偶然にもフランス・オーストラリア・アメリカ・日本の艦艇が合同訓練をしている。

 フランスの空母が、イランに派遣される空母打撃群と合流する可能性が有る。そうなれば他の国の艦艇も海上交通路保護を目的としてイランに向かう可能性も有る。その時は今の平和を維持する集団的自衛権だ。問題は無い。そして非対称戦争は終わり、国家間の戦争に回帰することを意味している。

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