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北朝鮮が行うと思われる策

■第二回米朝首脳会談は破断
 第二回米朝首脳会談は破断した。この前後に北朝鮮は、核実験施設と弾道ミサイル製造施設を再開させていた。正式に再開させた時期は不明。だがこれは、アメリカに対する挑発行為になった。

■挑発行為と譲歩案
 北朝鮮は核実験施設と弾道ミサイル製造施設を再開。これはアメリカに対する挑戦だが、同時に選択肢を増やす行為になる。北朝鮮は意図的に2つの交渉案を作り出し、アメリカの要求で実験施設の廃棄を条件にしたいのだろう。

 交渉案は一つよりも2つが有利。だからアメリカが要求した時に、実験施設の破壊で譲歩する。これなら弾道ミサイル製造施設は守れる。おそらくこの考えだろう。

 だがアメリカは、実験施設と弾道ミサイル製造施設をワンセットで破壊する要求をするはず。だからアメリカの軍事的圧力が高まると思われる。

■核開発施設を守る
 アメリカの軍事的が高まった場合、北朝鮮は核実験施設と弾道ミサイル製造施設を破壊する可能性も有る。何故なら北朝鮮が真に守りたいのは核開発施設。核開発施設が生きていれば核弾頭の製造は可能。

 そうなれば北朝鮮は、弾道ミサイルは無くても核弾頭を持っていると思われる。真に北朝鮮が核弾頭を持っていなくても、「北朝鮮は核弾頭をもっているかもしれない」と言う疑惑が残る。

 この曖昧さが北朝鮮には都合が良い。北朝鮮が核弾頭を持っていなくても、「持っているかもしれない」疑惑で十分。曖昧さがアメリカの軍事行動を制限する。そしてアメリカの外交に選択肢を残す。

■非核化を盾に
 北朝鮮は非核化を放棄しない。仮に非核化を公言すればトランプ大統領は北朝鮮を攻撃する可能背が高い。だから北朝鮮は非核化を放棄しない。同時に実験施設や製造施設を再開しているように見せかけ、アメリカとの交渉材料にするはずだ。

■時間稼ぎ
 北朝鮮は非核化を盾に時間稼ぎをしたい。トランプ大統領の任期が切れるまで時間稼ぎをすることが目的。だから意図的に緊張を高め、次に北朝鮮が譲歩する。そして時間を稼ぐ。だが北朝鮮への攻撃開始を遅らせるだけ。もうすぐアメリカは、北朝鮮への攻撃を決意するだろう。

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