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1.ひきこもり解消法(家族の力)

1.家族の力

ひきこもりは、その状態が千差万別ですが家族の力がひきこもりの解消・改善につながるケースが多いです。「家族の力」を信じてアクションをしていきましよう。

以下、家族の力だけでひきこもりを解消する方法について

ひきこもり解消ルートについて

1.ひきこもり本人に対する理解・共感が必要です。
ひきこもり本人は、無視・暴言などを繰り返し行ってきます。その行為、たしかにその中には親に対する怒りもあります。でも「こんな自分で申し訳ない」という思いもあります。本人としては、どうすればこの状態を抜け出すことができるのか悩んでいる。そのような中、無視・暴言という表現しかとれないのです。

ですので
親は様々な場面で、本人の表面的な行為だけで判断するのではなく
「どんな気持ちから、このようにしているのだろう」と想像していくのが必要です。

2.ブリーフセラピーの手法を使う
理解・共感ができれば、次に
その気持ちをベースにブリーフセラピーの手法を使って
ほぼ会話のなかった本人との心理的な距離を近づけていくことを試みていきます。

ブリーフセラピーの手法には、「悪循環を切る」・「リソース(資源)を探す」・「リフレーミング(解釈を変える)」・「例外さがし(いつもとの違い)」などがあります。

「悪循環を切る」ということですが、例えば家族の中のコミュニケーションパターンでこんなことはないですか? 
息子からは話さないので→親が「最近は、どう?」という声かけ→本人は生活態度を問われているようで嫌な気分→ふてくされる→親は、次にどんな話しをしていいかわからず沈黙→息子は話すことができないという悪循環。


この悪循環にならないように本人と関わりのない内容を話す。

こうすることで、本人はイヤな気分にならず
先ほどの悪循環の図式を断ち切ることができます。

家庭内で上手くいっていないとき、なにかそこに悪循環のコミュケーションがないか見ていきましょう。

また、リソース(資源)についてですが、息子がパソコンに詳しい・野球が好き・風呂からあがった時は機嫌が少し良い・妹とは少し話すなど探せば
たくさんあるはずです。ひきこもりの親御さんは「できないこと・マイナスなこと」ばかりに目がいっています。なので何か使えそうな材料(リソース)に目を向けていきましょう。

ではこのリソース、どのように扱っていくかを考えるが親の役目です。
単体で使う場合・・・普段は会話がほとんどない息子に対して、「パソコンのここがよくわからないから、見てほしい」というメモを残す。というようなアプローチができます。

また、合わせ技の場合・・・風呂からあがって機嫌が良いときに、野球の話題をしてみるというアプローチの仕方があります。

でもここで注意が必要です。親御さんは、「あっ、そうかこのリソースとこのリソースを組み合わせて・・・」と短絡的に考えて、すぐに実行しようと
します。たいてい上手くいきません。
もう少し事前によくイメージを膨らませてください。

どんな声のトーンで話すと、楽しい会話になるかなぁ、野球の話しが終わったら沈黙になってしまう

なので、話しを続けるには他にどんな話題を用意しておこう。

この時、家内も近くにいて家内も会話に参加した方がいいかなぁ等。 
(どうすれば成功の確率を上げるかという意識ではなくて、どんな楽しい会話がたくさんできるといいなぁという意識でイメージを膨らませてください)

このように日常生活の改善にブリーフセラピーの手法は使いやすいです。

ひきこもりは生活習慣病ということを聞いたことがあります
それは、上記のような家庭内での毎日のコミュニケーションが変わることで解消するからです。

3.オープンダイアローグ的対話を行う
ブリーフセラピーで本人との距離が近づき少し会話ができるようになれば、次はオープンダイアローグを使った対話をしていきます。

難しく考える必要はなくて、「とにかく会話を続ける」・「対等な関係」・「結論のない会話」を続けていくことです。

今まで会話の少なかった親子です。なのですぐに会話が終わったりします。
会話が長く続くように、していきましょう。また、上から目線の内容や親と子というスタンスの会話ではなく、フラットな関係の会話をしていきます。
オープンダイアローグ的対話を繰り返すことにより、本人の中で一人の個人として認められたという自尊感情が出てきます。これにより、本人が動き始めます。

4.ポリヴェーガル理論の実践と分子栄養学にもとづいた食事
ポリヴェーガル理論と聞くとなんかとても難しいように感じて敬遠されそうです。なので、この理論に基づいて「ひきこもり」についてざっくり説明します。
それは
「猫におそわれたネズミが、死んでいるように身体が固まってしまっている状態」
このような状態が「ひきこもり」ということ。
つまり、危険・恐れによって身体がブレーキをかけている状態がひきこもりなのだと。
で、このような状態を解除する方法に「身体に触れるセルフワーク」などがあります。

そして分子栄養学に基づいた食事についてですが、こちらもざっくりとした
説明になりますが、タンパク質をきちんととって、ビタミン・ミネラルの
ある食事をするということ。

1~3が言語的アプローチで自分自身に対する考えを変える。
4が身体的アプローチで身体部分の作り直しを行う。
ということになります。

あらためて
なぜ身体的アプローチをするのか
それは
ひきこもりの2次障害に多い対人恐怖・強迫観念などの問題を
クリアできていないと社会との接点を持つ場合に挫折しやすい為です。

身体的アプローチは、上記の他にEFT(エモーショナルフリーダムテクニック)という手法がなどあります。

ネットでその方法が掲載されていますので、見てください。
セルフでできます。

この身体的アプローチがなぜ最後になったのかと言いますと
親子の信頼がなければ、親からこんな手法があるけどやってみる?
と言っても受け付けないですよね。なので最後にしています。

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