6.ひきこもり解消法(家族の力)

6.コミュニケーションについて

最近まるっきり、ひきこもり本人と話したことがないというご家庭も多いかと思います。

まずは、メモから


ひきこもり家族会でお会いしたご家庭で、勘違いをされている方がいらっしゃいます。何かと申しますと、
ひきこもり本人と直接口頭で話さないと何も進まない、何も改善しないと思ってしまうご家庭が多いということ。

直接の口頭でなくても、冷蔵庫にメモで「これ、食べて!」だけでも愛情や勇気づけができるということ。そして、その気遣いは本人にとって決して小さなことではないということ。

状況やタイミングをみて、小さなコミュケーションをしていきましょう。

また、家族会でよく聞く話しですが、ひきこもり本人の部屋の前にメモを残したけど見ていなかったり、破られていたというケースがあるとのこと。
それでメモは置かないようにあきらめてしまうご家族がいる。
でも、本人はしっかりと
メモの存在は認知している事実があります。そこから、親の愛情を感じることもありますよね。(でも、メモを置き続けるのも、状況やタイミングで判断してくださいね)

こんなケースがあります(守秘義務があるので内容を変えております)
あるお母さん
ひきこもりの娘さんとは、もう何年もまともに話したことがない。

でメモは、今まで「今晩、帰るのが20時になる」など冷蔵庫に時々貼っていたそうです。

でも、同じひきこもりのご家族の方からこんなアドバイスをされたそうです。
「ねぇ、こんどメモでこんなことを書けば・・・お子さんはコンビニのスィーツが好きで真夜中に買いにいっているそうよね。だったら、お疲れ気味のお父さんに、ちょっとしたスィーツでも買ってあげようかと思う。で、どんなスィーツがいいと思う? 色々教えてほしい」ってどうかしら。

すると、今までメモも読んでいるかどうかわからなかった娘から
「ファミリーマートの〇〇がいいのでは。」と返事が返ってきたそうです。

このアドバイス、どこがよかったかというと、今までのメモは一方通行の
事務連絡。でも今回のメモは、双方向のコミュケーションを生むための
もの。さらに、今まで上から目線で対応していた親が「教えて・・・」
と対等な関係性で接した点だと思っています。

よく、家族会で、「最近、本人とはまったく口をきいたことがないのです。
何をすればよいのか?」と悩んでいる親御さんが多いです。でもよくよく
お話しを細かく聞いていくと・・・そこには、本人は「コンビニには行く」・「スイーツ好き」ということがわかってきたりします。

ここに解消のヒントが隠されています。そのヒントを使って解消へ向けて組み立てていきましょう。

今回は、「スィーツ好き」と「メモ」を組み合わせてコミュニケーションを図るということを組み立てたということ。

※親御さんは、よくひきこもり解消法の「答え」を探されます。
でもそんなストレートな答えなどはなくて。。。
その変わり「ヒント」はたくさんあります。
それを上手く組み立てることが解消につながります。

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※各ご家庭の状況によっては、上記情報が逆効果・悪影響を及ぼす場合もあ 
 ると考えられます。
 各ご家族が状況・状態を判断し、ご利用は自己責任でお願い致します

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