マガジンのカバー画像

月刊「ぶんぶくちゃいなノオト」

メルマガ「「§ 中 国 万 華 鏡 § 之 ぶんぶくちゃいな」(祭日を除く第1、2,4土曜日配信、なお第2,4土曜日が祝日の月は第3土曜日に追加配信/月ほぼ3回/年始年末は配信お… もっと読む
中華圏の現地でどのような注目の話題があるのか。必ずしも日本とは関係のない、また日本では話題にならな… もっと詳しく
¥800 / 月
運営しているクリエイター

2020年12月の記事一覧

【ぶんぶくちゃいな】「国家安全法」という口実、そして親中派も逃亡を始めた香港

2020年は中国も香港もとにかく心落ち着かない1年だった。もちろん、新型コロナを計算に入れると、心落ち着かないのは中国や香港だけではないのだけれど。だが、ここでいいたいのはもちろん、新型コロナ「以外」のお話である。

特に香港は昨年のデモに続き、いやたぶん昨年はデモに参加することができて少なくとも自分の思いを手段に訴えることができたのに、今年は完全にほって置かれたまま事態が最悪の状況になってしまっ

もっとみる

【ぶんぶくちゃいな】行き着く先は? 激震続くインターネット金融業界

12月21日追記)この記事の最初の項で触れた「アリペイアプリから財テクサービス消失」ですが、20日の時点でWeChatや京東など同様を展開していた他社アプリからも同様に財テクサービスのタグが消えているそうです。アントグループの上場中止から続くこの件、やはり市民生活を大きく変えていくことになりそうな出来事なので、今後要チェックです。

11月2日、香港上場まであと3日というところで突然上場中止を発表

もっとみる

【ぶんぶくちゃいな】新政党「紫荊党」旗揚げは香港版「和平演変」か?

11月に香港立法会から4人の民選民主派議員が、中国政府下の全国人民代表大会常務委員会による決議に基づいて香港政府によってその資格を抹消された。そして、それに抗議して立法会に残っていた「非・親中派」議員が2人を残して総辞職したことは、「抹消される香港」で書いた。

そのとき、即時辞職した民主党所属の許智峯氏、及び翌日に辞職した、古参議員の毛孟静氏の2人以外の議員は、手元の公務処理を終えて11月いっぱ

もっとみる

【ぶんぶくちゃいな】中国#MeToo裁判その後・弦子と仲間たち

2020年は惨憺たる年だった。今年を「良い年だった」と振り返られる人はほとんどいないはずだ。やっとのことで勝利が伝えられた米国次期大統領のバイデン氏ですら、口が裂けても「良い年だった」といえないはずだ。前任者があまりにもひどすぎたに過ぎないのだから。

世界で唯一、のほほん、とした表情を浮かべて見せるのが中国だが、それもまた大量の資金と圧力を使って表面を装っているにすぎない。その一つがご存知の通り

もっとみる