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こうした歩き方はドーパミンが減少して起こる

父親はソビエト連邦の崩壊の中で政府の技師の仕事を失った。炉心溶融後のチェルノブイリで働いたこと、それ以来、体調がよくないことを手短に話してくれた。しかし、父親が主に話したのは、友人のひとりに起こったことだった。その同僚はチェルノブイリのほとんど見捨てられた町で腕時計を拾い、ズボンのポケットに入れ、二日ほど持ち歩いた。そして入浴しようと裸になると、その時計が当たっていた部分の脚の皮膚が真っ黒になっていたそうだ。

ほとんどの人たちは、実際に自分が非常事態に置かれることになってから、慌てふためくことになる(中略)なぜ、人は普段から非常時のことを考えないのでしょうか。それはマキャベリも著書のなかでたびたび指摘しているように、「人は目先のことにとらわれやすいもの」だからなのでしょう。

ベクレルの成果に続いて、マリー・キュリーとピエール・キュリーがピッチブレンドという鉱石からウランを抽出した。またその過程でふたりは、一部のエネルギーが別の元素から出ていることを見出した。彼らはそれをラジウム(radium)と名づけ、その新しい形態のエネルギーを出す性質を「放射能(radioactivity)」と呼んだ(中略)今では放射能が死の危険をもたらすことがわかっている

福島第一原発事故から学ぶ(中略)被爆した人の長期的な健康被害を正確に測定するのは困難 

体の炎症を引き起こすものは何であれ、脳の炎症を引き起こす↓
活性酸素の生成と毒性を弱める最も簡単で合理的なアプローチは予防↓
脳のドーパミンが減ってくると、大きな一歩が踏み出せなくなって、歩幅が小さくなります

腰を悪くして、行動範囲が狭まってしまうことで、認知能力が落ちていく(中略)腰痛持ちの人は年齢にかかわらず多いと思いますが、腰に負担をかけない歩き方や、荷物の持ち方をして腰を守ることが重要(中略)日常での腰の使い方が悪いことから、徐々に骨が変形して起こることが多い。つまり生活習慣病(中略)ひざが痛まないようにと不自然な格好で座ったり、ひざをかばって歩いたりするようになるので、そのうち腰も悪くなります(中略)そもそもの原因である腰の使い方を改めなければ、症状がぶり返す(中略)体の重みを受けとめたひざの軟骨がすり減ってしまい、歩くたびに関節が痛くなります。痛みをこらえて歩いていると、やがて骨が変形して痛みが増し、ますます歩けなくなるという悪循環に陥ります(中略)将来的に体力が落ちても続けられる趣味を持っておくといいと思います(中略)脳内でドーパミンを作る細胞は、ドーパミンを作るときに、自らの活性酸素を作り出すことがわかっています。そして活性酸素によって死んでいくのは、脳の中ではドーパミンだけです(中略)とにかくドーパミンを作る細胞は酸化に弱い。これが事実です。ドーパミンは、快感や幸福感、意欲、運動調節などに関わる神経伝達物質(中略)脳のドーパミンが減ってくると、大きな一歩が踏み出せなくなって、歩幅が小さくなります(中略)歩くときにつま先が上がらないすり足歩行になる(中略)こうした歩き方はドーパミンが減少して起こる(中略)ドーパミンは誰でも年齢とともに減っていく(中略)普通に歩いているつもりなのに、畳やカーペットのヘリや、ごくわずかな段差でも転びやすくなります(中略)女性の場合、女性ホルモンが骨を丈夫にしている面が大きいので、女性ホルモンが急激に減ると、骨が急速に弱まります(中略)カルシウムを使って骨を作るには、ビタミンDとビタミンK(※納豆、鶏のもも肉にはビタミンK2が豊富)が必要(中略)転倒による骨折を避ける方法はいくつかあります。骨に刺激を与えると骨密度が高まります(中略)意識して歩くようにすると転びにくくなります(中略)できるだけ大股で足裏で地面をしっかりとらえるようにして歩くと、骨に刺激が伝わります(中略)転倒による骨折では、大腿骨という太ももの骨が折れることがほとんどです。この骨はひざから股関節に向かって斜めについているため、転ぶと折れやすいのです。意外かもしれませんが、「認知症を発症したきっかけは、大腿骨骨折」というのが、私のクリニックに来院される患者さんの約半数(中略)オステオカルシン(※骨から分泌されるたんぱく質)は動脈硬化の予防や骨を丈夫にする他にも、脳の神経伝達物質の産生を高めたり、インスリンの分泌量を増やしたり、インスリンの効きをよくすることが知られています(中略)ヤールスバーグチーズを食べたときだけ、ビタミンK2とオステオカルシンが増えました(中略)皮膚でビタミンDを作るにはコレステロールが必要だということは知られていません(中略)コレステロールをできるだけ低くしている人が太陽光を浴びたとしても、ビタミンDが十分に合成されるかは疑問 ※引用者加筆.

骨を保つのに不可欠なビタミンD

コレステロールとは、脂肪が多く含まれた蝋上の物質で、体のあらゆる細胞に存在し、たくさんの重要な機能を持っています。エストロゲン、テストステロン、プロゲステロンといった、性ホルモンの生成もそのひとつ(中略)さらにコレステロールは、健康な骨を保つのに不可欠なビタミンDの合成にも関与します。

骨に体重をかけるとオステオカルシンの分泌が刺激され、このホルモンにより記憶力が高まる↓
ほとんどの人は正しく歩けておらず、生体力学的な問題の多くは、足からはじまるという。歩いている最中、身体の重心は足のさまざまな場所へ移動していく↓

危機的状況においては、不安の強い人たちのほとんどが、なすべきことにぴたりと照準を合わせて、まっすぐに突き進んでいった。何を頼まれても断り、親切心もかなぐり捨てて、危険を知らせて警告し、ただちに救援を得ることができた。危機的状況では、不安感の少ないハッピーな参加者よりも、不安の強い人たちの方がずっと有能だった(中略)不安には次のような意外な事実がある。状況によっては、不安感の強い人が望ましい。チームに1人は不安感の強い人間が必要だ。不安がなければ、小さな問題があっという間に大惨事に発展する(中略)不安感の強い人は、炭鉱内のカナリヤのような、あるいは歩哨のような役割を果たす。誰よりも早く危険の兆候に気づいて反応することで人々を助ける。

ビタミンDは、カルシウムの十分な吸収に欠かせない↓



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