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快感はつきつめれば、内耳の平衡感覚に行きつく

幸福感の高い人は低い人に比べて、風邪を発症する率が50パーセントも低いことがわかった。幸福感は癌を治すことはできないが、免疫機能を高める効果はある

骨に体重をかけるとオステオカルシンの分泌が刺激され、このホルモンにより記憶力が高まる

ビタミンKには、野菜や海藻類に含まれるビタミンK1、微生物由来で納豆やチーズに含有される他、人体の腸管に棲む腸内細菌でも合成されるビタミンK2などがあります(中略)ビタミンK2は、肝臓で血液凝固を正常化する他、骨の代謝にも関わっています。骨のおよそ25%を占めているオステオカルシン(カルシウム結合タンパク質)はK2によって活性化され、カルシウムの骨への沈着(石灰化)を促し、同時にカルシウムの流出をブロックしています。また、K2は骨組織にダイレクトに作用して骨形成やコラーゲン形成を促し、骨質を丈夫にしてくれます(中略)血管においてビタミンKは血管内への有害なカルシウム沈着をブロックし、動脈硬化を進める石灰化を抑えています。

コラーゲンの材料であるタンパク質は体内でアミノ酸に分解され、これがビタミンCと結びつくことによってコラーゲンに変換(中略)骨も肌も、そして血管壁もすべて、コラーゲンでできている(中略)コラーゲンの生成にビタミンCが欠かせない

骨を作っているコラーゲン繊維

寒冷療法のプラスの副作用は、肌の奥でコラーゲン合成を促すことだ(中略)「全身冷却」でさらなるコラーゲン合成を促す(中略)最短でも2週間は冷たいシャワーを浴びるか、氷水に顔をひたす

骨を作っているコラーゲン繊維が活性酸素の攻撃を受けると骨質が下がり、骨折しやすくなる

ビタミンDが不足していて、カルシウムの吸収がよくないと、耳石が少なくなってしまうのです。その結果、平衡感覚に狂いが生じて、転倒にもつながる

『シリカ( 二酸化ケイ素って何?)』コラーゲンをアップさせてくれて、美容効果も期待できます(中略)目に見えませんが、微細な細胞が丈夫かどうかで人体の健康状態は違ってきます。その細胞壁を強化する働きが、シリカにある───藤田紘一郎教授(著書名失念)

カルシウムとカルシウムを密着させるコラーゲン(中略)コラーゲンを体内で作り出す珪素の大きな役目(中略)放射性物質「セシウム」を吸着させる食物繊維は珪素(中略)珪素はとてもタイムリーな放射線解毒剤

コラーゲンを体内で作り出す珪素

カルシウムのとりわけ重要な役割のひとつは、神経が脳へ信号を伝えるのを助けることである。

骨の最も基本的な成分は、コラーゲンだ(中略)骨がホルモンを産生しているとは誰も考えなかったが、その後、コロンビア大学医療センターの遺伝学者ジェラード・カーセンティは、骨でつくられるオステオカルシンがホルモンであるだけでなく、体じゅうのいくつもの重要な調節活動に関わっているらしいことに気づいた。そこには、血糖値の調節の補助から、男性の生殖能力の増進、気分への影響、記憶の正常な作動の維持なども含まれる。これで、どうして定期的な運動がアルツハイマー病の予防に役立つのかという長年の謎に説明がつきそうだ。運動は丈夫な骨をつくり、丈夫な骨はより多くのオステオカルシンを産生する。

オステオカルシンは、新たな骨の形成を担う骨芽細胞だけが分泌するタンパク質(中略)骨形成の過程でオステオカルシンが分泌されるのは、体を物理的に強くするためではなく、血液を介して移動して脳にメッセージを伝えるためであることがわかっている。それに関わっているのが記憶全般、とくに空間記憶を司る脳領域にある特殊な受容体(中略)血中オステオカルシン濃度の低さと中年以降の認知能力テストの低成績につながりがある(中略)アルツハイマー病患者のオステオカルシン量がとくに少ない(中略)骨に体重をかけるとオステオカルシンの分泌が刺激され、このホルモンにより記憶力が高まる(中略)集中している動きなら、歩行でさえダンスとみなせる(中略)快感はつきつめれば、内耳の平衡感覚に行きつく(※三半規管は頭の傾きを感知)(中略)「耳石器」(ひとつは球形嚢、もうひとつは卵形嚢という)(中略)耳石器(※左右もしくは上下の動きの加速度を感知)は重力の影響を監視し、いま進んでいる方向が前方と後方のどちらかなのかや、上っているのか下っているのかを伝える役割(中略)喜びの感覚に関わる脳領域である大脳辺縁系に内耳が直接つながっている(中略)私たちがブランコやジェットコースター、あるいは自転車に乗って猛スピードで坂を下るのを好む理由はそこにある(中略)超高感度の前庭系と脳の快楽領域との密接なつながり(中略)平衡器官をからかう以上の快感はない。そして、ひとたびその感覚を味わったら、何度でも繰り返したくてたまらなくなるのだ(中略)音楽は大音量でなければいけない。それは、ある一定の音量レベルを超えると音楽が耳石の芯をとらえるからだ(中略)耳石は古くから存在する内耳の構成要素で、かつては平衡器官だけでなく感覚器官の役割も兼ねていた(中略)私たちの耳石はいまもまだ音を聞きとっている(中略)音が90デシベル以上(※ロックンロール閾値)で鳴っている場合(※ロックコンサートやダンスクラブ)(中略)体を使ってビートを追えば、気持ちを高揚させるドーパミンの奔流が生まれる(中略)内耳の平衡器官は脳の快楽中枢とつながっている(中略)人間の体は、下方へ引っぱる重力に抗って動くようにつくられている。骨に体重をかけて動けば、骨からオステオカルシン分泌が刺激され、このホルモンのはたらきにより記憶力や全般的な認知能力が高まる。不安を軽減する効果も(中略)重力に逆らって動いているときには、足の裏が圧迫され、全身の血行がよくなり、それが脳のはたらきを高める(中略)ビートに注意を向けているときには、意識的な努力をほとんどしなくても体がビートにあわせて動く。それが一時的に心を解き放ってくれる。ビートにあわせた動きが持つこのトランス状態の誘発効果(中略)リズミカルな反復運動(サイクリングやスキーなど、何も考えなくてもできるくらい得意なものならなんでも)ならどんな方法でもいい。※引用者加筆.

内耳は音を異なる周波数に分解し(低周波数から高周波数まで)、そのデータを脳に送って解釈させている(中略)内耳は珠玉の作品ともいうべき器官であり、音をつかまえて符号化することに精妙なまでに特殊化している。

耳の奥(ないじ)には「耳石(じせき)」と呼ばれる器官があります。耳石は骨と同じ炭酸カルシウムでできていて、平衡感覚にかかわっていますが、ビタミンDが不足していて、カルシウムの吸収がよくないと、耳石が少なくなってしまうのです。その結果、平衡感覚に狂いが生じて、転倒にもつながる(中略)高齢者には転倒による骨折が多く見られます。ビタミンDにはその転倒のリスクを下げる効果

重力の方向を感知する内耳のカルシウム結晶の振動からも、信号を受信する

骨は内分泌器官(中略)骨が分泌するオステオカルシン(中略)オステオカルシンが身体の多くの臓器に作用するだけでなく脳内にも入り、セロトニンやドーパミン、GABAなどの神経伝達物質の生成にも影響を与えている(中略)老化したマウスにオステオカルシンを与えると、通常なら加齢に伴って低下する、新しい物体の認識など記憶に伴う課題の実行能力が改善した(中略)さらに、オステオカルシンは若いマウスの学習能力も向上させた。

骨に体重をかけて動けば、骨からオステオカルシン分泌が刺激され、このホルモンのはたらきにより記憶力や全般的な認知能力が高まる

オステオカルシン(※骨から分泌されるたんぱく質)は動脈硬化の予防や骨を丈夫にする他にも、脳の神経伝達物質の産生を高めたり、インスリンの分泌量を増やしたり、インスリンの効きをよくする(中略)ヤールスバーグチーズを食べたときだけ、ビタミンK2とオステオカルシンが増えました ※引用者加筆.

教えると商売敵が増えるので、教えないほうが賢い生き方とされた

正しいのは授業料を支払って技術を盗むこと。



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