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#81 今ボンヤリと頭の中で考えていることを吐き出してみる

2020年から3年以上も続いたコロナ禍もいよいよ終わりがみえてきて、電車の中でもマスクをしていない人達が見られるようになり、やっと日本も平常に戻ってくるのかなぁ、とボンヤリ考えていました。

【僕が目指す飲食店の形】

飲食店は、単に食事をする場所ではなく、家族や恋人との思い出づくり、友人との語らいの場所として多くの人々にとって特別な存在です。僕は、この飲食店の概念を進化させ、GoogleやWikipediaのように集合知によって作り上げられるシステムを応用できないかと考えています。僕が目指すのは、お客様同士がつながり、変化し続ける空間であり、皆にとっての待ち合わせ場所となる飲食店のデザインです。
#待ち合わせ場所

僕はもともとバーテンダーであり、お店には必ず常連さんが存在しています。その常連さんたちが出会い、新たなコミュニティが形成される光景を目にすることがあります。飲食店は、常連さんたちの待ち合わせ場所であり、バーテンダーはその目印となる存在です。まるで「20時に〇〇さんのところで集合」といった具体的な場所指定があるように、お店は人々がつながる場所として機能しています。

飲食店🟰待ち合わせ場所
料理人(サービスマン)🟰渋谷ハチ公(目印)

僕がバーテンダーとして活動していた20代前半の頃、僕の周りのゲストは当然ながら年上の方々ばかりでしたが、彼らは、当時全く教養のなかった僕にさまざまなことを教えてくれました。その経験が僕の人生を形作り、今の僕の考え方にも少なからず影響を与えています。これからの未来においても、テクノロジーの進化によってAIが介入し、人の手が不要になるかもしれません。しかし、飲食店は常に必要な存在であり続けると信じています。なぜなら、飲食店は人々の心を満たし、つながりを生み出す場所であるからです。
#つながりが生まれる場所

僕の目指す飲食店は、集合知とコミュニティの融合を追求します。ゲスト同士が有機的につながり合い、交流し、アメーバ的に成長し続ける空間を創り出したいと考えています。それはただの飲食店ではなく、待ち合わせ場所としての役割を果たし、人々が集まる場所としての魅力を持つ空間です。僕の理想の飲食店は、常に進化し続ける存在であり、お客様が主体となって店舗の運営やメニューの提案を行うことができるような仕組みを取り入れたいと考えています。例えば、オンラインプラットフォームを通じてゲストがアイデアや意見を投稿し、共有することができるシステムを構築することで、集合知を活用したメニュー開発やイベントの企画が可能になります。
#自律分散型組織

また、飲食店内にはさまざまなコミュニティスペースを設け、お客様同士が交流や情報共有を行える環境を提供したいと思っています。例えば、カフェエリアではビジネスパーソンが気軽にミーティングを行ったり、共同作業をしたりすることができる場を提供します。また、バーでは音楽やアートに興味を持つ人々が集い、交流を深めることができる空間を作り出します。アーティスト同士が繋がれる場所を作りたいという願望は昔からありました。さらに、飲食店のデザインにおいても工夫を凝らしています。飲食店ではゲストのコミュニケーションの動線を設計することが重要で、個室や半個室を設け、プライベートな場を提供する一方で、オープンキッチンやカウンター席を配置することで、料理人やスタッフとのコミュニケーションを楽しめる環境を作り出します。ゲストが食事を楽しむだけでなく、料理の制作過程や食材の情報に触れることができることで、より深い食の体験ができるようになりますし、ポップアップストアなどで若手の皆さんに店舗運営体験等をしていただきたいと考えています。
#レンタルレストラン

また、飲食店の存在意義は単に食事を提供するだけではなく、地域コミュニティとの関わりや社会的な貢献も重要です。地元の農家や漁師との直接取引を行い、新鮮で地産地消の食材を使用することで、地域の活性化や持続可能な食の文化を支援することを目指すべきです。さらに、社会的な課題に取り組むためのイベントやチャリティ活動を定期的に開催するなど、地域社会との結びつきを強めていくことも大切であり、地域の生活者が参加するコミュニティの中心となる場所です。お店自体が人々の交流やつながりを促進し、多様な人々が集まる場所としての輝きを放ちます。地産地消の取り組みについては過去の僕の記事で触れていますのでこちらを参考にどうぞ。
#地産地消

僕の思い描く飲食店では、ゲストが主体的に参加できるイベントやワークショップを定期的に開催します。料理教室やワインテイスティング、食材の収穫体験など、食に関する様々なテーマを取り入れたプログラムを提供します。これにより、ゲスト同士が共通の興味や趣味を持つ人々と出会い、新たなつながりを築く機会を提供します。単なる食事の提供場所ではなく、ゲスト自身が能動的に参加し、関わりながら成長できるコミュニティの一部となる場所です。集合知の力を活用し、それぞれの声を大切にしながら、創造性とイノベーションを追求します。
#飲食をエンタメに昇華させる

最後に、まとめますと。僕が目指す飲食店は、食事だけでなく、地域のコミュニティの一部となり、ゲスト自身が関わりながら成長できる場所です。ゲストの声を尊重し、意見やアイデアを取り入れながら、常に進化し続けます。食の提供だけでなく、情報交換やつながりの場、学びの場としての役割を果たし、地域社会や社会全体の発展に寄与する存在となることがこれからの時代に必要なんじゃないかと思います。
#これからの飲食店の形

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