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夏は海!夏に読むべき「海」の小説紹介🏝

もう夏ですね🌻

ところでみなさん、読書といえば秋だけだと思っていませんか…?

実は……読書は「夏」もアツいんです!!

というのも、夏になると毎年、様々な出版社が100冊くらいの本を紹介し、その期間でしか手に入らない表紙の本や限定のしおりなどもゲットできるんです!

有名なので言えば、

角川文庫さんや新潮文庫さん、集英社文庫さんなどがあります✨

と、とにかく夏にこそ本を読むべきなんです!

という前置きから、今回は夏といえば海!ということで「海」にまつわる小説を紹介したいと思います🏝

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1.「海の見える理髪店」

「ここに店を移して十五年になります。なぜこんなところに、とみなさんおっしゃいますが、私は気に入っておりまして。」

という書き出しから始まる、萩原浩による短編集。

店主である中年の男が海辺の小さな町で理髪店を経営しており、そこに一人の若者が訪れる。その若者の髪を切りながら、店主は自らの人生を語り始める。

2.「老人と海」

世界的なベストセラーでもある、アーネスト・ヘミングウェイによる短編小説。アメリカや日本などで映画化もされている。

漁師であるサンチャゴという老人は、かつては腕がよかったものの84日間も不漁が続き、他の漁師にも馬鹿にされていた。

そんな中、サンチャゴは一匹の巨大なマカジキと出会う。

3日間にもわたる激闘は、どのような結末を迎えるのか……

3.「海色の壜」

まず、「壜」という漢字は、「びん」と読みます。

(もしかして読めて当たり前……?私は読めませんでした😇)

最近流行っている「ショートショート(簡単に言うと、めっちゃ短い小説)」の中でも、メディアに取り上げられるほどの新世代ショートショート作家、田丸雅智による作品である。

その非現実的であり奇想天外な発想から為される合計20編の作品は、読者それぞれに異なった色彩を放つだろう。

(ちなみに私は単行本のデザインが好きです。)

4.「海と毒薬」

結構重ためのテーマ。『九州大学生体解剖事件』という実際に起きた事件を元に作られた作品。遠藤周作による名著である。

「みんな死んでいく時代」の中で、大学病院内の昇進を狙う教授の「アメリカ人捕虜の生体解剖」に立ち会うことになった主人公、勝呂(すぐろ)。

第二次世界大戦中の悲壮感を通り越した虚無感、それによる死生観の日常との「ズレ」的な感覚を植え付けられる作品である。

5.「海の底」

『図書館戦争』や『三匹のおっさん』、『フリーター、家を買う』などでも有名な有川浩の作品。

「レガリス」——人間よりも巨大なザリガニのような生物が横須賀に上陸し、人々を襲い始める。

防衛大を卒業してすぐであった二人の新人幹部、夏木大和三尉と冬原春臣三尉はある少女と十数人の子供たちとともに『きりしお』という艦内に籠城する。

人間の力では圧せないレガリスを前に苦闘を強いられる数日間の物語である。

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今回紹介させていただいた5冊の作品は、どれも同じような系統ではない、違った楽しみ方が出来る作品として選ばせていただきました。

家で風鈴の音でも聴きながら、蚊取り線香の香りでも嗅ぎながら、ラムネでも飲みながらこれらの作品を読むのも、夏の楽しみ方の一つだと思います。

ぜひ楽しい夏を過ごしましょう🍧

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