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元旦のカナダバイトの意外な初笑い

明けましておめでとうございます。
今年も気長によろしくお願いします。

2024年がスタートした元日。

1月1日仕事でした。

祝日に働くのは損?それとも得?

私はCasual Position(臨時パート)なので
誰かが休みを取りたいときに仕事が入ってきます。

普段は滅多に入ってこないアルバイトだけど
12月25日も1月1日も声を掛けられました。

それって得でしょうか?
それとも鬱陶しいでしょうか?

私の場合、今年は得、というか、
有難かったです。

いつもと違うスケジュールになってしまった
クリスマスとお正月ですが、

特に親族もいないし、子どもも成人しているし、
クリスマスとお正月に特別なイベントをしなくても支障はないし、
何もできなかったという言い訳にもなるので
見方を変えれば案外有難かったりします。

それとこのクリスマスとお正月に働くと
(私の場合カジュアルなのでちょっと不安はあるんですが)

一般的な時給支払いの従業員には
本来有給休暇であるべき祝日に働くと有給の他に
祝日出勤の時給1.5倍時給が支払われることが
州政府によって雇用主に定められています。

ですから祝日に働くというのは
憂鬱な気分ばかりでもないのです。

祝日に有給で休める正規パートなら、
1.5倍の時給の日給をプラスでもらうよりも
家族と過ごすことを優先すると思いますが、

私はそんなに仕事が入るわけでもないし、
特別な予定がなければ、祝日に働くのはラッキーかも。


町のショーウィンドウ

みんな特別なイベントをしているの?

Facebookやインスタグラムなどを見ると
いかにもみんなクリスマスやお正月を
楽しく華やかに過ごしているように見えますが、

実際に私のまわりのカナダ人を観察しても
そんな人ばかりではありません。

子どもがいる家庭、子どもの年齢、
親戚や家族がいるかどうか、
家庭や個人によっても違います。

特に何もない人も多いと思いますよ。

Facebookやインスタにアップにする人は、
らしいことができたから、たまたま何かあったから、
自分で仕掛けた人で、大多数の人ではありません。

一部を強調して華やかに見せてるかもしれせん。

ですから「私はそんなじゃない」と言って
落込むことはありません。

多くの人は案外地味にマイペースで
それぞれの休日を楽しんで過ごしています。

それで充分良くない?

パブ・休日のハッピーアワーで人もまばら

初笑い


さて1月1日の挨拶と言えば

「Happy New Year!」

ですよね。

と言っても英語圏では

「明けましておめでとうございます」
の意味と同様に
「よいお年を」の意味があるので

クリスマス時期から「Happy New Year !」
と言えちゃいます。

私も1月1日は新年の定番フレーズ、

「Happy New Year !」

職場で元気よく会う人ごとに挨拶していたら、

中年男性で日本で言うなら
「むっつりスケベ」っぽい感じの
ニヤ―と笑うケンに会いました。

ケンの小声でぼそぼろ話すところが
私は初めは苦手だったんですが、
最近はそれもケンの持ち味として
面白く感じるようになってきたところです。

「Hi Ken, Happy New Year!」
(明けましておめでとう。よいお年を!)

と言うと、ケンはちょっと間をおいて

「Maybe」
(まぁ、多分そうなるかもね。知らんけど。って感じ)


と上目遣いで下向き加減の顔の
口元をニヤ付かせながら、
独り言のようにボソっとつぶやきました。

私は一瞬、えっと思った瞬間、
大爆笑してしまいました。

通常だと

「Happy New Year!」と言われたら

「You as well!」(君もね)

と爽やかに返してきます。

なのにやっぱりケンらしく、皮肉っぽい。

幸福感一杯で新年の挨拶をして
他人の幸せも祈っていっしょに盛り上がる、
のが普通なのに。

やけに現実的。

でも確かにそうだよね。
言われると改めてなんか納得しちゃう。

ケン独特のユーモアのセンス?
なんだよね。きっと。

とにかく、意外で客観的なケンの返しに
初笑いをさせてもらいました。

いい年になるようにと願うのと
いい年になるようにするのとの間には
言ってみれば余白がありますよね。

私もその余白を埋めるべく、
2024年を上手く行っても行かなくても
真摯に過ごしたいな、
と思える初笑いになりました。

Year End party の後、一人でしみじみ一服


※表紙画像はAIで作りました。
AI画像はスペルミス、指や足の数のミス、変なものがついている、など 
可笑しなことが発生するので注意が必要ですよ。


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