クワイヤー（聖歌隊）で落ち込み徹夜

たまにNoteで書きますが、
私はクリスチャンではありませんが、
教会のクワイヤーで歌わせてもらってます。

元はと言えば健康にため、ストレス発散、英語環境作りで
始めたクワイヤーで、楽しいことがほとんどですが、
時には落ち込みます。

昨日はまさにそんな日でミサから帰ってから、
何もする気になれず、ふて寝を2時間した後、
日本の家族に愚痴り、その間いろんな支払いの件が出てきて、
さらに気分が滅入り、変に興奮して久々に徹夜をするという、
制御不能状態になりました。

これも翌日仕事がないからこそできる
贅沢なグータラです。

その夜はノンアルコールビールを選んだのは
わずかに理性が残っていたようです。

バドワイザー　ノンアルコールビール

さて、何をそんなに落ち込んでいたのか？

というと

ミサ前日の練習でたまたま最前列で
歌の上手いクワイヤー歴の長いメンバーの横で歌ってたら、

「Wakeiは、声もキレイだし、耳もいいけど、
もっと周りの人の声をちゃんと聞いた方がいいい。

ボリュームはもっとコントロールした方がいいね。
ソロではないし、競争でもないんだからね。

口はもう少しはっきり開けて
でも声のボリュームは下げる。

難しいかもしれないけど声をコントロールして。
周りの声に調和させることを意識してみて。」

と指摘されたのです。

するとピアノを伴奏も兼ねている
ミュージックディレクターもすかさず、

「そうね。Wakeiの歌は強いね」

と続けたのです。

えっ、ミュージックディレクターも
実はそう思ってたの？！
だったら言ってよ！

薄々気にしていたことだけに
はっきり指摘されて、
ヤッパリか！とスッキリした反面、

実はみんなそう思ってたのか！
迷惑系シンガーだったのか！

とわかるとショックです。

カナダ人でしかもクリスチャンだし、
みんな優しいから、言えなかったのかな。

迷惑シンガーとは？

私の声は高く聞こえる音質だと思うし、
声量も他のソプラノメンバーよりもある、と思います。
この5年間のクワイヤー経験で他のメンバーが出にくい
高音も出るようになりました。

かと言って

いつも正確に歌えて発音も正しく安定して
歌が上手いか？

というと

そうではないのが厄介な問題です。
多分、悪目立ちをするんだと思います。

日頃から時々、

　　　私のボリューム大丈夫？

と尋ねても

　　　別に大丈夫よ。

と他のメンバーからも
ミュージックディレクターからも言われてたので
最近は深刻には気にしていませんでした。

それに私のクワイヤーの指定席は、
一番奥の一番声が聞こえにくい位置で
マイクには近づかない場所を指定されていますし、

私もその場所が気に入って
気楽にのびのび歌ってたんだけど

もしかしてそれでもダメ？

心当たりと言えば最近男性テノールが増えて
そのテノールとのハモリが楽しくて、
うっかり音量が上がっていたかもしれません。

クワイヤー辞めた方がいいの？

そして今日のミサでは全面的に
ボリュームを下げることに注意して歌ったら、

確かにみんなの声は良く聞こえます。

でも全然楽しくない！

無理に小さくして歌うと歌ってる気がせず、
歌う必要すらないと思う。

こんな歌い方をしてたら
声もでなくなるんじゃないの？
と不安になります。

歌ってないのと同じで
おまけに歌も下手になるのなら、
クワイヤーを辞めた方がいいのかな？

そんなことを思いながら、
ネットで他の人はどうなのかを
ユーチューブやブログ、質問、悩み相談を
グダグダ調べてみました。

実はありありのケースだった

調べていくと、こうした声楽経験者と合唱団の
不調和問題は実はよくあるケースだったのです。

中途半端に声楽をやった人（上手くない人）が、
合唱に加わると往々にして私のような状況で
一人目立ってクワイヤーの調和を壊してしまう、
ことが多々ある、がわかりました。

私のようにクワイヤーから浮く立場で
ボリュームを抑えることに悩んでいる人、
合唱を続けるか迷っている人もいました。

どうやら小規模の合唱団やクワイヤーでは
よくある問題のようです。

では声楽経験者は合唱やクワイヤーに
歓迎されない、楽しめないかというと
そうでもありません。

声楽をちゃんとやった歌の上手い人は、
合唱団から臨時に助っ人をお願いされることもあり、
器用にボリュームを調節しながら、
音程やリズム、高音をサポートして、
合唱に邪魔にならずに下支えしている
ということもわかりました。

ソロだけでなく合唱もちゃんと楽しんでいるのです。

どうやら私が目指すべき方向は、
無理かもしれないけど、この歌の上手い人が
自然にやっていることのようですね。

確かにうちのクワイヤーの上手い人も
そうしてるよね。

もし、努力してもできなくて嫌になったり、
楽しく歌えないストレスの活火山状態に
耐え切れなかったら、

そのとき、どうするか考えてもいいか？

なんかそう思ったら、
ちょっと吹っ切れた気もします。

ここに行きつくまでなんでムダな徹夜？
って思うけど
理解できないどうしようもない愚かなことも
60歳過ぎてもしちゃうもんです。

合理的に割り切れない感情を整理するために
グルグル遠回りしちゃうなんてことは、
ムダなようでも私には消化するのに
必要な過程だったり。

そんなムダができるだけ、贅沢。

そして、ここまでお付き合いくださった方、
ありがとうございます。