最近の記事

2024年5月

 一人暮らしを始めて2か月が経った。早くも遅くも感じずに、2か月が経った。先月、5月の目標を立てていた。夜は雑炊を食べること、そして5時~6時頃にシャワーを浴びることが目標だったが、雑炊は1週間も続かずに飽きてしまった。シャワーは、だいたいその時間ぐらいに浴びれている。目標は達成できたことにする。  夜に雑炊を食べるという目標は、熱い料理を食べた方が良いという理由で立てられていたが、もう一つ理由がある。我が家にある炊飯器はマイコン炊飯器であり、IH炊飯器と比べると味が劣り、炊

    • 2024年4月

       地元の企業に入社して、一人暮らしを始めて1ヶ月が経った。 初任給は20万円だった。両親を食事に連れて行こうと思っているが、まだ行けていない。5月中までには行きたい。  一人暮らしを始めたら、月刊「ひとりぐらし」をnoteに投稿しようと計画していた。ゴールデンウィークで幸運にも時間があるので、書いてみようと思う。  計画では、主に家計簿の内容について書こうとしていたが、特に書くようなことは無い。それなりに貯金はでき、赤字ではない。  また、自炊についても書こうとしていた。これ

      • あのころから

        最初にhiphopを聞いたのは、友達の家にいるときだった。友達の部屋で友達と過ごしていたとき、隣の部屋からボンボンと低音が響いてきた。その音が、hiphopというジャンルの音楽だとは、そのとき全く知らなかった。 家に帰ってから、インターネットでその音の正体を調べたことを覚えている。どのような言葉で検索したのかまでは覚えていない。しかし、その日、hiphopという音楽ジャンルを知ったのは確かだ。中学1年の頃だ。 hiphopというジャンルを知ったはいいものの、あのとき隣の部屋か

        • 記録 23.5.25

          今日一日のことを話すあなたの声は、すこしかすれているような、すこしすきとおっているような、いつもとは違うあなたの声。  

          手紙 2023年5月24日

           お元気ですか。最近、あなたの現実では何が起こったでしょうか。何かに怒ったり、泣いたり、笑ったり、あなたは何をしたでしょうか。もしかしたら、あなたは、私に向けて手紙を書いたかもしれない。まだ、僕は、あなたからの手紙を読めてません。いずれよむことになるでしょう。  ちなみに僕は元気です。落ちこんではいません。昨日は、雨が降っていました。運動公園の駐車場に車を停めて、狭い車内で、シフォンケーキを、好きな人と一緒に食べました。そのときの、フロントガラス越しの曇り空と木々。あの風景は

          手紙 2023年5月24日

          手紙

           僕は、あなたに手紙を書いたことがありませんでした。僕は、記録することを優先してしまい、あなたに伝えることはしませんでした。伝えたいとも思っていませんでした。そして、あなたにだけ伝えたいこともなかったので、あなたに手紙は書きませんでした。  でも、今、僕はあなたに手紙を書きたいと思っています。でも、伝えたいことがあるわけではありません。ただ、あなたに手紙が書きたいという思いだけで、今手紙を書いています。  あなたは、最近誰かに手紙を書いたでしょうか。書いていても、書いていな

          ストレス発散

           こちらの展示会は、体験型となっております。「わあ、器用に描いてますね。」彼女は、画家に言った。画家は、手で書けない事情があるから、足で書くしかない。私は、手で描くことができるが、苛立ちを隠せず、絵を描く気持ちにはなれない。苛立ちを隠そうとするのは、長年の訓練の賜物だ。もう二度と、僕は会えないのかもしれない。ミスター。ミスター。何度読んでも、ミスターは、あの時のミスターはここにはいないのだ。悲しい気持ちになる。何も悲しいことはここにはないのに。追憶的、明示的、予知的な徴が、進

          ストレス発散

          日記6?

           早起きをする。いや、早起きをさせられている。いやいや、俺が、早起きしなければならないと思っているから起きる。いやいやいや、早起きしなければテストを受けられず、受けられないと単位がもらえないから、テストを受けるために早起きさせられている。  結局、決定したのが誰なのか、分からない。おそらく、俺が決定しているのだが、それを認めたくない。なぜ、大学に行かなければならないのかという問いは、高校1年生から続いているが、大学に入った今でも解かれていない。  俺が決定しているのか、決定さ

          日記6?

          日記5

          2023年1月の20日。狭い三叉路での出来事だ。その日の三叉路は、とても暖かく、空は、ラッパの音のように晴れていた。その三叉路の真ん中で、茶色い猫が交尾をしていた。カゴにスーパーの袋を乗せた自転車や、チャイルドシートを付けた自転車が、その猫の横を過ぎていく。猫はまだ交尾を続けている。猫の上に、ラッパがぶら下がっている。風に揺られ、太陽の光を反射し、キラキラとぶら下がっている。ラッパをぶら下げている紐は、そこに存在していないと思われるほど細い。猫の腰の動きと、ラッパのキラキラ

          日記5

           日記4

           マックのチキンナゲットにケチャップをたくさんかけたいので、マックの隣にあるツルハドラッグに寄った。最近のドラッグストアには何でもある。野菜もあるし、肉もある。当然、ケチャップもあるはずだろう。  もちろん、ケチャップはあった。そして、店員が目出し帽をかぶっていた。それなのに、レジ袋はなかったし、ポイントカードは、スタンプで押すタイプのポイントカードだった。それに、ケチャップはトルコのケチャップだし、何かと気になるツルハドラッグだった。  車の運転席で、チキンナゲットにケチャ

           日記4

          日記3

           ピっ。音が鳴った。12時57分。鳴ることをやめたタンバリンは、止むことなく鳴ったのだ。ピっ。さっきからなんなんだ、この機械音は。  実は昨日の夜、バイトの休憩中に、食パンを食べた。セブンイレブンで、6枚切りの食パンを買い、それを食べた。6枚全部食べた。それが原因かもしれない。この機械音は、昨日の食パンが発しているのかもしれない。「いいえ、この部屋の二酸化炭素の濃度が高くなったので、計測器が鳴ったのですよ。」授業が始まった。あべこべになったフライパンは、宇宙ステーションでの

          日記3

          日記2

           俺が、自由を主張するとき、俺は、自由を主張する前の自分が、自由を主張する側から否定されるかもしれないという思いから、自由を主張しているかもしれない。俺は、俺自身で、自由を主張しているのではなく、俺を否定する立場から、自由を主張しているのかもしれない。自由であれと、俺は命令されているのかもしれない。  うるせえええええええええええええええええ。俺はいつも俺を疑っている。なぜ疑う。だまっとけ。これは俺の問題で、俺の問題でない。うるせえよ。好きにさせろ。俺に質問してどうしたいんだ

          日記2

          日記1

           2023年1月12日。今は、14時22分。  朝起きて、まだ半分寝ているような状態で、チキンナゲットとご飯茶碗1杯を食べた。半分寝ているような状態は、まだ起きていない状態だろう。2限目に授業があるので、ご飯を食べて、8時30分ごろには家を出なければならない。起きていなくても、家を出る準備くらいはできる。大学に行かなければならない。行きたいとも、行きたくないとも思っていない。木曜日の2限目に授業があるので、それに出席しなければならないと思っているだけだ。大学生であるので、それ

          日記1

          『弾丸宣言』あとがき

           「放たれた弾丸」とは、理性としての「銃」から発射されたモノであるから、過去のモノである。そして、過去は、「銃」によって捕捉される。ここで、「弾丸」と「銃」が乖離していることが分かる。「放たれた弾丸の責任」とは、「弾丸」が負う責任ではなく、「銃」が負う責任であり、そして、その責任は、負わされたモノではなく、「銃」が自ら負ったものである。「弾丸」は常に動くが、「銃」は常に留まる。「銃」は留まっているからこそ、「弾丸」の過去を見続けることができる。そのとき、「弾丸」は動き続けてい

          『弾丸宣言』あとがき

          『弾丸宣言』

           放たれた弾丸の責任は、銃にある。私は、銃を、文章を書くことで作っていたのかもしれない。そうすると、この文章は弾丸ではないことになるだろう。銃を、あるいは自らの思想を実践したのは少ない。少ないどころか、私にはそのような記憶がない。これまで書いてきた文章は、弾痕だ。生活のなかで受けた影響を、弾痕として鑑識に調べさせる。弾痕という比喩から始まっているから、この話の本質を捉えそこなっている気がする。  自由と、その自由の結果に対する責任。銃身は、常に冷静でなければならない。とはいえ

          『弾丸宣言』