日記3

  ピっ。音が鳴った。12時57分。鳴ることをやめたタンバリンは、止むことなく鳴ったのだ。ピっ。さっきからなんなんだ、この機械音は。
 実は昨日の夜、バイトの休憩中に、食パンを食べた。セブンイレブンで、6枚切りの食パンを買い、それを食べた。6枚全部食べた。それが原因かもしれない。この機械音は、昨日の食パンが発しているのかもしれない。「いいえ、この部屋の二酸化炭素の濃度が高くなったので、計測器が鳴ったのですよ。」授業が始まった。あべこべになったフライパンは、宇宙ステーションでの活動を中止せざるをえず、代替品であるコウモリが活動を始めた。奨学金が、宇宙へ行けばいいのにと、何度思っただろうか。隣に住んでいるガガーリンは、俺の望みをかなえてくれそうにもない。今年のラッキーアイテムであるビャクダンを香ることができる俺は、彼の朝食を知っているだろうか。絹豆腐同士を結ばせた道路で、囲い込まれたターゲット。リズミカルに踊ろう。
 今日は、9時に起きた。8時に目覚まし時計をセットしていたのに、9時に起きた。自分で自分の髪を切る夢を見た。そのまえに、あなたに伝えたいほど面白い夢を見たのだけれど、忘れてしまった。もちろん、目を覚ましてみると、髪は切られていなかった。明日、髪を切る予約をしているのに、自分で切るなんて、どうかしている。まあ、実際は切っていない。
 これまで作ってきた思想を、体系化するのは難しい。それぞれが、それぞれで、独立している。俺の思想は、理念ではない。感覚的な思想だ。思想Aを思想Aとして扱い、そしてその思想Aは、アルファベット順に続かない。思想を体系化することは、面白くない。俺は、思想Aが好きだし、思想Sも好き。思想LOVEだ。
 今日は、帰りの電車の時間までの暇つぶしとして、大学の図書館で書いている。暇つぶしである。これは、エントリーシートだ。誰か雇ってくれ。まじめに働く。お金が欲しい。一人暮らしがしたいから。協力して何か作品を作ることに憧れている。
 
 

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