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わかおの日記119

早起きしてトレーニングを済ませ、着替えて大学に行こうとした。なんだか嫌な予感がしてパソコンを開いたら、対面で行われる英語の授業が休講になっていた。何のための早起きだったのだろう。授業がないのに片道1時間半かけて大学に行くこともないので、午前中はずっとごろごろしていた。

ずっとごろごろしているのにも飽きるが、映画などを見る気にもならず、ただごろごろしていた。Netflixで映画「音楽」が今週配信されるとのことで、とても楽しみにしている。ゆらゆら帝国というバンドのフロントマン、坂本慎太郎が声優を務めているので、これはよいサブカルチャーのかほりがする。

昼は近所の激うまラーメンを食べたが、午後に待ち受けているドイツ語の授業が嫌すぎて味がしなかった。しかし今回の授業は、ブレイクアウトセッションで女子の群れに放り込まれるようなこともなく、それなりに会話ができたのであまり辛くなかった。

ドイツ語の授業を耐え、それでもなお暇なので、また貯水池にいって、野球の練習をした。どんだけぼくは野球が好きなんだろう。昨日整骨院で教えてもらったポイントと、自分で意識していることを組み合わせながら練習したが、とても感覚が良かった。とっておきのiPhone13で撮影したら、とてもいい動画が取れたので朕は満足である。

貯水池にはぼくの他にも、野球少年とその父親がいて練習していた。野球少年は体が小さいなりに精一杯がんばってボールを投げているのだが、父親は息子が早く体を開いてボールを投げようとするのがどうしても気に入らないらしく、「体開くなよ!」「何回言ったらできるんだ!」「やる気がないなら辞めちまえ」などと激を飛ばしていた。小学生の筋力でそんな高等技術が体現できるわけはなかろう。丸太のように脚が太いぼくですらそれが出来なくて苦労しているのに。

案の定その父親の投球フォームは下手くそだった。あのままだと多分、少年は野球が嫌いになってしまうだろう。なんだか可哀想だなあと思った。中学受験にしろ野球にしろ、子供の意志を尊重しないことには、いい結末は待っていないだろうなと思った。

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