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わかおの日記110

ぼくは学内に友人が片手で数えられるほどしかいないので、基本的に単独行動をしている。群れるのは人間強度が低いやつのすることである。ワイワイしている男女グループなどとすれ違うと、自然に猫背になってしまう癖が治らない。

そんなわけで今日も今日とてひとりぼっちであった。狂気的なボリュームのとり天丼(650円)をひとりベンチで頬張り、虚ろな目で虚空を眺めていた。

英語の授業を受け終わり、途中で友人と合流したが、バイトがあったらしく割とすぐに帰ってしまった。一日中誰とも喋らないと、なんだか気が滅入る。ちょうどレポートの参考文献が必要だったので、新宿の紀伊国屋書店に行ってみようと思い立った。新宿には色んな人たちがいて、1人でいても何となく安心する。ぼくもこの中にいてもいいよなと思う。渋谷にも、色んな人たちがいるにはいるが、なんか嫌な感じの人たちしかいない。この違いはなんであろうか。

紀伊国屋書店の地下街のレストランは、カレー屋さんを除いて全て閉店してしまった。あそこにあったパスタのお店が好きだったので、非常に残念である。初めてのデートで行った思い出もある。あのころのぼくはまだスレていなかった。

やはり紀伊国屋、肝心の参考文献はちゃんと売っていたが、3000円もしたので買うのをやめた。明日自転車を漕いで図書館まで行こうと思う。

この間整骨院に行ったばかりなのに、早速肩の調子がよくない。ぼくは投げることに取り憑かれているので、良くないと分かっていても腕をぶんぶんと振り回してしまうのだ。肩に違和感があると、余計に自分を安心させたくてぶんぶんしてしまう。肩の調子がよくないと、一日中その事ばかり考えてしまうので、早く治したいものである。

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