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愛着障害は誰もが抱えてる問題であり、社会全体の課題


うつ病、パーソナリティ障害
発達障害、ADHD、シンデレラ症候群
自閉スペクトラムなど

現代社会には
精神に関する症状名がいくつも存在します。

でも結局のところ
根底にあるのは愛着問題であり

それぞれの症状からの回復を願うのならば
それを修復することが必要だということが
よくわかる内容でした。

本来なら
誰もが精神疾患に罹らずに
人生を歩めるはずなのに
現状、苦しんでいる人はたくさんいて

自分を責める必要なんてないのに
自分が悪いと思い込んで
苦しんでいる人がたくさんいます。

その苦しみを受け止めて理解してくれる環境、
人、システムが必要な世の中なのに
世間には我関せずの空気が充満しています。

そうなると
当事者が感じる孤独感や虚無感は増すばかりです。

愛着の修復は
それなりの努力が必要ですが
不可能ではありません。

ただ、当事者だけの努力では不可能で
周りの理解やサポートも必要です。

でもそれ以前に大切なのは

愛着問題を抱える人間を生み出さない
ことだと私は思います。

それは一個人だけでなく
全世代、全世界、社会全体の在り方次第ではあるけれど、不可能だとは思いません。

そんなことを学んだ1冊でした。


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