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人の心は移りゆくものだからという話

この世に永遠なんていうものは私は存在しないと思っていて、不変のものはきっと何もないのだろうなとも思っています

特に人の心は変わりやすいものなので、それこそ永遠なんてものはなくて

仮に人生最後の日を迎えるときまで、その人との関係が続いているのであればそれは結果論に過ぎないのだとそんな夢のないことを考えています

家族も友人も恋人も一度繋がってしまえばそれが切れることはないのだと、そう思い込んでいたりするものですが決してそうではなく

血のつながりも思い出や約束も、誓いの言葉や婚姻届も永遠を誓うものではなく、ただ現状の気持ちを誓い合っているだけなのだろうなと思うわけです

特に恋愛においては特にその移り変わりが激しいと感じていて

実際に私の周りでも、あんなに仲が良かったのに同棲をしたら価値観の違いでお別れをしてしまったり

10年付き合って結婚したけれど仲たがいで離婚してしまったり

他にもいろいろな別れの話を耳にしてきました

相手との関係性を長く続けていくというのは、あくまでも日々の積み重ねの結果であって

いつのまにか心が離れてしまったり、他の人に興味を持つようになることは何ら不思議ではないわけです

だからこそ人の心をコントロールしたり、縛り付けておくことはそもそも不可能なのです

「一生一緒に居よう」だとか「永遠の愛を誓う」だとか、それはその言葉を放ったその瞬間の想いは間違いなく本物なわけで

その時点ではその言葉に嘘偽りはないのだろうけれど

日々の中でさまざまなものが変化するのと同様に、心も変わっていくなかで一生や永遠という言葉が当てはまらなくなってしまうこともあるんですよね

それは別に悲しいことでも何でもなくてただ当たり前で、むしろ変わらないことの方が不自然だと私は感じています

でも変わるというのは必ずしも別れを意味することではなく、より相手を好きになれたり魅力的に思えるようになったりという変化も含まれていると思っています

だからこそどんな人間関係においても、いつか来る終わりのときまで

それが心が離れてしまったからなのか、人生最後の時を迎えるからなのかそれは分からないけれど

その時まで相手との関係を大切に育んでいけたらいいですよね

そう心から思えたら、今ある人との関係性も執着せずにもっとフラットで軽やかに築いていけるんじゃないかなと思います

言葉も紙切れも決して私たちの心留めておくことも、縛りつけておくこともできないけれど

今ある人間関係が永遠であればいいなと願いながら、ただ移りゆく心を見守って生きていきたいです



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