若葉さんと遼さんの、期限付き交換日記。

コミュニケーター山口若葉さんと場を編む人藤本遼さんの期限付き(6月に尼崎で行うイベント…

若葉さんと遼さんの、期限付き交換日記。

コミュニケーター山口若葉さんと場を編む人藤本遼さんの期限付き(6月に尼崎で行うイベント当日までの)交換日記。コミュニティやらデザインやらソーシャルやらについて、いろいろと語ります。このやりとりを通じて、当日のテーマや雰囲気をつくったり、共有できたりすると面白いなと思っています。

最近の記事

もし、私がヒューマンドラマを撮影するのであれば、撮影地を尼崎にするだろう

だいぶおまたせしてました(もはや待っていないかもですが) 6月に尼崎を訪問させてくれてありがとう。 自分の処理能力を超えていたので、消化できずに筆を置いてました。 でも拙くても、尼崎で感じたことを残さねばと思い、今回公開します。 ーーーーー 尼崎へ行くと決めたのは4月中頃。実際の訪問する6月中頃だったので約2ヶ月近く準備期間がありました。 正直全く知らない土地だったのでなにか情報を得て安心したいと思い、藤本くんに「尼崎はどんな感じなのか?」を何度か質問したことを記憶していま

    • これはフィードバックなのか、それともラブレターなのか。

      藤本です。イベントを通じて、またその他の時間で彼女(山口若葉さん)の振る舞いやあり方を観察して、思ったことを書いていきます。これは彼女に対するフィードバックでもあり、しかしもしかしたらラブレターのようであるのかもしれません。ちゃうか。 ◯イベントを通じて思ったこと 登壇側の経験はないと言っていたが、うまくこなしてくれた。なによりいいのがしっかり通る声(笑)。これは素晴らしい。コミュニケーターとしての彼女は、人の主体性を信じる態度がきっとあるのだろう。自己肯定感の高さと一方で

      • 期限を守らない男に対する制裁を。

        やべ、今日になっちゃった。イベントの目玉、見どころってなんですか?という質問を若葉さんからいただいていた。 そうだねえ。若葉さんは愛知出身だけど、今はザ・東京というところにいらっしゃる。なので、そこでのご活動の話を聞くと、尼崎とのコントラストは結構出るんじゃなかろうかと思っている。きっと今日のテーマはコントラストだね。 それはどちらがいい悪いの話ではなくて、性質として結構違うもののような気がしている。 以前に友人が言っていた言葉で印象的なことがある。「関西はええじゃない

        • 相談しない『時間の無駄』と過去の亡霊に囚われた『暴走』

          >「評価経済社会」ということの本質は、自己のものさしを磨き上げるということなのでは(by りょうさん)回答ありがとう。 私も質問した手前ちゃんと理解して置かなければいけないなと思い、 岡田斗司夫の『評価経済社会』を手に取りました(笑) 読んだ上で私は、社会を構成している基本的な価値観の変化がいまビックなムーブメントとして起こっているということ。そしてみんななにかしらの変化を肌で感じているから「評価経済社会」という言葉がにわかに囁かれているのだろう理解しました。 起こってい

        もし、私がヒューマンドラマを撮影するのであれば、撮影地を尼崎にするだろう

          君は、どんな「ものさし」をもっているの?

          いろいろと考えすぎてお返事が遅くなってしまった。藤本です。若葉さんすみません、どうかお許しを。 さて、いただいていた質問は「評価経済社会について、どう思いますか?」というもの。 さて、その言葉知らないぞ、と思って調べるところからスタートしました。ふむふむ。なんとなくわかるようで、わからない。以下、勝手に論を展開しますことをお許しくださいませ。 ----- 「評価」と言ったときにおそらく重要なポイントは「何に拠って評価を行なっているのか」という、評価基準そのものの話なの

          君は、どんな「ものさし」をもっているの?

          意識改革が課題解決につながる

          尼崎ENGAWA化計画の設立背景、聞いておいてよかった! ぼくのやっている仕事は課題解決をすることじゃなくて、楽しいことをみんなでつくることだよと思っています。 だから、楽しく、面白く生きていくために何ができるのか、ということを常に自分に問うて、新しい価値をつくっていきたいと思っています。 楽しく、面白くを追求した結果として、課題解決が勝手になされている、ということが一番いいんですけどね。うん。(尼崎・ryo) ありのままの、素直な回答。背伸びをしていないからこそ、のび

          意識改革が課題解決につながる

          自分のために仕事をする。誰かのためにもなっている。

          尼崎ENGAWA化計画ってどう生まれたの?いまどんな感じなの?今度行くまでに改めて知っておきたいなと思っています。 というご質問。ありがとうございます。 いやー、この活動(ありがたいことにいまや仕事)は、ほんとあそび心からスタートしているのです。 というのも、もともとは商業ビルの空きスペースにかっちょいい公民館みたいなあそび場をつくろうとしていたのです(2015年)。3人のメンバー(市職員とDIYパーツ屋)で。そのとき、便宜的に活動を名付けようとなってつけたのが「尼崎E

          自分のために仕事をする。誰かのためにもなっている。

          名乗る自由、ついてくる気持ち

          前回はざっくりとコミュニティ(共同体)の自走について質問を投げたのですが、まとめ方がうまい。 そこに安心感はあるか?(その人らしさを大切に) 言われてしっくりきた言葉。たしかに安心感ってすごく重要視していた。 メンバーはどんな考えを持っているのか、互いになにをしたいかなど、 最初に話し合い動くことが後々いいつながりをもたらすこと。 逆に違和感が残っていると、結果的にずれちゃったななんて反省することもあったなと。 質問: 若葉さんは、なぜコミュニケーターという肩書きなの?

          名乗る自由、ついてくる気持ち

          場づくりの考察。「自走する場」に必要ないくつかの要件について。あと、そもそもコミュニティとは?

          こんばんは。藤本です。コミュニティ(共同体)が自走したと感じた出来事はある?あった場合、どうしてそう思ったの?という質問をいただきました。 コミュニティが自走するというのは、どんなイメージ?と聞きたい気持ちがそもそもあるけれど笑、自分なりの解釈でもってお答えしますね。 その前にまずぼくたちは「コミュニティ」「アソシエーション(=チーム的なもの)」「サークル」などという言葉を、ある程度区別して使う必要があるのかもしれません。 今、驚くほどにコミュニティという言葉が広がりを

          場づくりの考察。「自走する場」に必要ないくつかの要件について。あと、そもそもコミュニティとは?

          コミュニティは印象に残る出来事が重なることにより生まれる

          誇りとは?と人に初めて質問したけれど、 なるほど長所とか得意なことにつながるのかとちょっと驚いているよ。 誇りって自慢になるものなどを指すと思っていたけれど、 築いてきたものやぶれない芯のようなものを指す言葉なのかもしれない。 そして、若干誇りに思っていることが私もそうだなと共感できること(例えば興味関心の幅がひろいこと。それに対するポジティブな姿勢)もあり、 こういうところで共通項があったのかと腹落ちした。 質問:「愛着の持てるコミュニティをつくるための要件・要素はな

          コミュニティは印象に残る出来事が重なることにより生まれる

          金曜日はサヨナラを言うこともなく、僕の目の前を去って行ってしまうから。

          金曜日に書けなかった言い訳をしてしまいました、すみません。でも交換日記たのしい。 わかばさんより質問をいただきました。 質問:「あなたの誇りはなんですか?」長所とか得意なことではなく、誇り。ふたつはちょっと違う?ぼくは、なにを誇って生きているのかな? 考えてみました。 ファッションセンス 若干の自負(誇り?)があるような気が。笑 見た目は大事。あまりメジャーではない仕事をしているからこそ、見た目はいい感じでありたい笑。そこから活動に関心を持つこともあるかもしれないしね

          金曜日はサヨナラを言うこともなく、僕の目の前を去って行ってしまうから。

          原風景の飛躍が個性として映る

          返答ありがとう!祝!交換できた日記。 なるほど、だからりょうちゃんの話し方に温かみがあるのだな〜と思いながら読んでいた! 過去も含め他者の存在も大切にしていることが話ぶりに反映されているのだと咀嚼。 質問:個性ってなあに?どう思っているの?どんな個性を見てきた?みたいなお話でお返事いただけますとうれしいです。個性って難しい言葉! 思わずぐぐったら「あなたの言葉を辞書に載せよう。」のテーマの一つに「個性」はなっていたらしくうっかり素敵なサイトに出逢ってしまったよ。 「歌」を「

          原風景の飛躍が個性として映る

          ボーダレスな「わたし」。勇気と安心のために「わたしたち」という言葉を使うという話。

           尼崎の藤本です。交換日記っていいですね。山口若葉さんから問いかけをもらいました。「なんで主語がWeなの?」。わたしよりもわたしたちという言葉を使うことが多いよね、どうしてなの?というご質問ですね。うむ、なるほど。頑張って考えてみます。 -----  わたし個人が大切にされることは、大変価値のあることだと思っている。ラベリングやカテゴライズされることなく、その人がその人として認められ、いきいきできる社会。  一方で、人は誰かと支えあったり、協力しあったりしながら生きてい

          ボーダレスな「わたし」。勇気と安心のために「わたしたち」という言葉を使うという話。

          交換日記始めます。

          FROM: Wakaba 交換日記って甘酸っぱい響き。 何年後かに絶対読み返してうきゃーってなること必須なのに、今回始めちゃう背景にはこの二人で話し合うとでてくる気づきとかアイディアが面白いんじゃないかなって、思った直感と好奇心がある。 これは尼崎在住のりょうちゃんと、東京在住のわかばが、お互いに仕事や人生観、コミュニティやらデザインやらソーシャルやらをツッコミ合う交換日記です。 始めたきっかけ実は先週会ったばかり(w) GRIDにてコミュニティマネージャー会が開催さ