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名乗る自由、ついてくる気持ち

前回はざっくりとコミュニティ(共同体)の自走について質問を投げたのですが、まとめ方がうまい。

そこに安心感はあるか?(その人らしさを大切に)

言われてしっくりきた言葉。たしかに安心感ってすごく重要視していた。
メンバーはどんな考えを持っているのか、互いになにをしたいかなど、
最初に話し合い動くことが後々いいつながりをもたらすこと。
逆に違和感が残っていると、結果的にずれちゃったななんて反省することもあったなと。

質問:
若葉さんは、なぜコミュニケーターという肩書きなの?コミュニティマネージャーでも、
コミュニティデザイナーでもないのはなぜ?その違いや感じていることを教えてください。

素敵な質問をありがとう。よくぞ聞いてくれた!
コミュニケーターは対等な立ち位置で気軽に話しかけてほしいと思いつけた肩書きです。

GRIDでの私の仕事は主に下記なので、業務内容的にいうとコミュニティマネージャーという職種になるらしい。
(コミュニティマネージャーは明確な定義がなく所属によって仕事内容は異なります。広報やエバンジェリスト、カスタマーサポートなどに近いお仕事をしている方もいます。ここは後で捕捉する)

・メンバーがなにをしているかを知る
・つながるとよさそうだな、って人同士をつなげる
・イベント企画
・上記活動などを通して得た情報を発信し、GRIDのビジョンを実現化する

でも、「マネージャー」って言葉に違和感がありました。
・関わる人のマネジメントをする立場じゃないのにマネージャーとは?
・管理者ではなく、右腕のようなサポーターになる職種なのでは、、、?
また、ゆくゆくは複数の人が同じ立ち位置で活躍するイメージを持っていたので、その全員がマネージャーと名乗ることにも違和感がありました。

そんな違和感から、マネージャーは名乗りたくない。
伝達者であり、協力者。関わることによって新たなつながりをつくる職種。

「コミュニケーター」と名乗ることにしました。

結構、さっくり決めた肩書だけど気に入っています。ちなみにコミュニケーターになった気持ちを綴った私のFacebookがこちら。

人生の分岐点、文面に残すことは大切だよね。気持ちのブレに気づける。この投稿の気持ちは変わっていない

「コミュニケーター」って呼び名で変わったことは?

正直、コミュニティマネージャーであったとしても周りの反応変わんなかったんじゃないかな。なんでコミュニケーター?って聞いてくれる人に、
自分のスタンスや意気込みを伝える会話のきっかけにはなるのでこの肩書にして良かったかも位。

専門職種ではない限り肩書や呼び名、特にランクに関わるものはほとんど認知されず、それよりも仕事ぶりやひととなり、相性とかそういうものの方が重要だと思いはじめてます。

コミュニティ○○って職種は増えていく

コミュニティマネージャーはまだ業務内容が明確にはなっていないものの、
近年、特に東京近郊では増えている職種のようです。
事実先日開催したコミュニティマネージャー会では、2年以内にこの職種に付いた方が大半であり、Wantedlyでも昨年は200弱だったがいまでは500件近い募集があります。

それは会社の中、組織の中の縦のつながりではなく、社外にでた横のつながりが求められるようになってきたこと、情報を発信する人や組織にこそ情報や人が集まりやすくなっていることなどが理由にありそうです。

だからこそあえていいたい。コミュニティ○○と名乗るのは、もしかしたら自分かもと想像してほしいと。

例えば他社との接触が少ないと思われる法務や労務職、インフラエンジニアの方も、異業種や異職種の方と相互に情報交換をしていく流れはどんどん加速すると考えています。

ちょっと職に例えちゃっているけれど、私生活でも。
小学校の仲間、中学校の仲間とかではなく、なぜかどこかでつながった人とのつながりが加速すると思います。

そのつながりが、私生活から仕事に、もしくはもっと大きなものにつながるかもと思うとワクワクします。逆に無為に流されているといざというとき動けない。そういうときに自分の意思がはいった肩書や呼び名があると、初心を思い出すというか気持ちが正されるでいいかもしれません。特に今後コミュニティ○○が付く場合、コミュニティって言葉が曖昧だからこそ、主体をもって個々人でコントロールしなければなと思っています。


質問:
尼崎ENGAWA化計画ってどう生まれたの?いまどんな感じなの?今度行くまでに改めて知っておきたいなと思っています。


山口若葉さんと藤本遼さんの期限付き(6月に行うイベント当日までの)交換日記。コミュニティやらデザインやらソーシャルやらについて、うだうだと語ります。