灼けて死んでもかまいません
9月5日(土)の日記。
ダラダラと起き、朝食。事務作業をする。娘たちはまだまだ夢の中。
しかし、家にいても作業が捗らないので、いっそ早めに家をでる。
午後からの仕事場の近くのスターバックスで、仕事をしたり、noteを書いたりする。本も読みたかったけど、そこまでの時間はなかった。
仕事が終わってから、また、すぐオンラインレッスンが入っていたので、急いで家に帰って、レッスンする。今日は初級。初級のレッスンは楽しい。だけど、オンラインだと少しやりにくくもある。
その後、読書会。この日はわたしをいれて5名の参加者。
宮沢賢治の「よだかの星」を回し読み。
よければこちらの動画をどうぞ。
皆さんの声で聞くと、すっと心に入ってくるからいい。
頭で解釈を考えるのではなく、心で感じたことをいろいろ話し合う。
・よだかってどんな鳥?どんな鳴き声?
・よだかって宮沢賢治?
・よだかはいじめられて辛いから死にたい
・「自分なんて……」って思っているわりには最後には星になる
・アンデルセン「みにくいアヒルの子」との対比
などなど…
わたしは物語の終盤、よだかが星になりたくて、いろんな星に「お星さん。東の白いお星さん、どうか私をあなたのところへ連れて行ってください。灼けて死んでもかまいません」と頼むところがリズムがあって好きです。
そして「灼けて死んでもかまいません」という言葉は心に迫るものがあります。
自分はみんなに嫌われて、それなのに、虫を食べて、もう生きているのも疲れたから、灼けて死んでもかまわないから、星になりたいという気持ち。
人間にしか感じられないであろうこの気持ちが強く出ている「灼けて死んでもかまいません」というところが声に出して読むと、人生ってなんなのだろう……という気持ちになります。
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