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未来を生きるために必要なこと

この春、息子が小学校に入学しました。
入学式の壇上で、校長先生と一緒に祝辞を述べるロボットを見ながら『時代が変わる時は教育から変わると聞いたけれど、ホントだな。。』としみじみ。

常識がどんどんと書き換わっていくこれからは、今までの既存の考え方や学習法では対応できなくなっていく。『みんなと同じことができるように』ではなく、『一人一人が自分で考える力』を持ち、『一人一人がオリジナル』となるような生き方が必要になっていくけどついていけるかな?
きっと子ども達は大丈夫だろうけど、大人は難しいかもしれない…

入学式中そんなことを考えていたら、以前書いた未来の話をもう一度どこかに記しておきたい気持ちがムクムク。

ということで、心理占星術webマガジンnicoPLA.NETに、2017年6月に掲載したものを再編集して公開致します。

これからの時代に必要な子育て、大人育てのはなしです。



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未来を生きるために必要なこと

一昨年の秋頃、仕事帰りの電車の中で『宇宙国家アスガルディア構想』という見出しのニュース記事を見つけ、ウソじゃないかと何回も読み返したことがあった

その内容は『地球人に対し、宇宙国家の国民を募集する!』というもの。

火星への移住計画も着々と進んでおり、2025年には4人が火星へ出発するとも聞いている。子どもの頃にテレビで見たヤマトやガンダムの世界がリアルに進行していることにどぎまぎしながら、咄嗟にホロスコープを開いて2025年までの星回りを確認した私は、そのインパクトの強さに混み合った電車の中にいることを忘れてしまった。
映画やアニメのような夢物語ではない。現実が激変していく。もう新時代がくる。と思った瞬間、思わず「黒船がくるぞー!!」と叫びそうになったものだ。


これから2025~2026年にかけては新しい生き方、働き方、それらに沿った考え方へとシフトしていく過渡期。社会や経済の構造だけでなく、個人レベルでも時代に沿わないものは容赦なく矯正されていくだろう。。

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さて、占星術的視点でみると、今は親世代よりも子供達の方が、冥王星や海王星などの大きな時代感覚を司る天体が次の段階へと進んだ配置になっており、さらに天王星が牡羊座入りした2011年以降生まれからは、一時代先の革新的な感性も兼ね備えている。

これはつまり、子ども達の方が成熟した社会観と新しい時代を生きる個の力を持っているということ。社会や人に合わせて「はみださないように生きる事が正しい」「良い学校を出ればエリート」という社会観の中で育った親世代とは、価値観も背負っているものもスケールが違いすぎる。

私たちは、先に生まれた方が先輩、大人は子供より優っていると勝手に思って、「はみ出す子供を問題児」だと考えているが、子どもから見れば「大人って偉そうにしているだけ、何もわかっちゃいない!」といった感じ。

もはや『子ども達をどう育てるか?』と悩むよりも、大人が子ども達に育てられた方が良いのではないかとも思う。。

これからの時代に対応する為に大切なこと


働き方改革や『ワークライフバランス』と称して既に数年前から意識改革は始まっていたが、どこかの先進的な人の活動や、ただのご機嫌取りの政策だと眺めていた人も多いことだろう。しかし、あっという間に状況は変わった。今はもう、生涯雇用に骨を埋めたり、仕事中心の人生を送ったりするのではなく、自分の生き方を中心に据え、様々なスタイルが選択できるようなシステムになりつつあるが、果たして私達はこうした変化についてこれているだろうか?

新しい時代の波は、どこか遠くで起きているわけではなく、もう自分の足元まできている。変化を促す流れには、不安を感じることもあるかもしれない。心配も尽きないだろう。しかしこの時代に生まれたからには、誰もが生きながら生まれ変わり、自分の常識を書き換えていかなければいけない。

そんなこれからは、既存の価値観に自分を合わせるのではなく、自分の資質やスタイルに合う物を自らが取捨択一していく時代。そんな時代に必要なのは、言うまでもなく『自らが選び取る力』だ。

しかし残念なことに、親世代の大多数はその力を鍛えてきていない。それどころか、「友達はできるか?」「危ないことはしていないか?」「良い学校に進学できるか?』と心配し、「あれはダメ」「これをしなさい」と、これまでの社会の価値観や、親が作った枠の中に収まるように仕向け、子ども達が大切な力を鍛える邪魔をすることさえある。


子ども達に必要なのは、自らがやりたいと思ったことをやる体験。

どんな時代でも、人として大切なこと、社会で生きる為に必要なこと、普遍的な秩序に反する事はきちんと子供達へ伝えていかなければいけない。しかし、子ども達が生きるのは、AIと暮らし、宇宙へ出張で行くような時代だ。そんな時代を生き抜く為の力や、時代を読む感性を身に付ける為には、子ども達が自分のペースで、自らやりたいと思ったことをやり、感じることを表現してみること。そんな『親から与えられたものではない体験』を重ねることが何よりも大事。


大人達は常識よりも直感を。

これから先の未来に何が起きるか?それにどう対応していけばよいのか?
これはいくら考えてもわからない。
私たち大人が未来を生きる為に必要なことは、「きっとムリ」「やってもムダ」「誰かがなんとかしてくれる」こうした制限を外し、常識や想い込み、こだわりを捨てて『ただ直感を信じて能動的に動く訓練』をしていくこと。


どちらも人によっては相当に難しい。
そんなこと出来ないと一蹴する人もいるだろう。

でも、これだけは覚えておいて欲しい。

やらなきゃいけない時はもう迫っているということを。


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