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知らないから学び できないから習う #03 七転八起

何事も最初から最初から上手く出来るものではありません。
その意味でも、学習や教育が重要となります。

縁起だるまのモデルであり、中国で仏教を布教させた禅宗の開祖とされる達磨大師は、二入四行論を唱えたとされます。
その中で、修行には、二入として理入と行入の二つの入り方があるとしています。

理入(りにゅう)とは、理論、理屈から入る形式知(ナレッジ)と言えるかと思います。
対する行入(ぎょうにゅう)とは、行動から入る暗黙知と言えるかと思います。

そもそも、理屈だけで、頭で理解しているからと言って、それが行動に反映されるとは限りません。
逆に行動を妨げることも少なくありません。
反面、何も考えないで闇雲に行動する場当たり行動は無謀とも取れます。
何事も理屈を理解した上での行動の方が再現性が高いとも言えます。

学習とは、知識だけを高めるのではなく、その知識を如何に行動として発揮するかです。
また、人材の教育では、理入と行入の機会を繰り返し与えてあげることが必要なのだと思います。

それらの過程を学習の5段階レベルと可視化した考え方があります。

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