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娘が不登校でもママがお気楽でいられるその理由【不登校への対応】

中1の娘は今年の1月から登校しなくなり、
中学校も入学式と翌日のみしか行かないまま
順調に記録を伸ばして現在不登校8ヶ月目。

ネットを使って勉強的なことも
少しはさせていますが
基本は、漫画とアニメとゲームと
お絵かきだけの生活で、毎日楽しそうです。


私は学校に行かなくてもなんとでもなると
思っていて、全く心配もしていないのですが
世の中的には珍しい部類かも知れないので

私がそう考える理由や
周りの対応、
問題が起こった時にも
幸せでワガママでいるための
シンプルステップをお届けします♬


↑ヘッダーの画像や
↓挿絵を娘に書いてもらっています。

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不登校の予兆はあった

もちろん娘も突然
「学校に行きたくない!」と
言い出した訳ではありません。

4年生の半ばくらいから時々学校を
休みたいと言い出すようになりました。

その頃私は
「無理やり行かせるよりも
時々休みを挟んだほうが
不登校にはなりにくいかもね・・・」
と思っていたので

「サボりは月1回までね」
と決めて、月に1回程度
学校をお休みするようになりました。

もともと友達が少ない上に
5年生でお友達関係で揉め、
トラブルがあった子とはクラスを
分けてもらったりして進級。

6年生も気分のアップダウンで
休みたいと言ったり
保健室に行って授業をサボったり
という時期が続いたり

うまくやれていて
先生も私もほっとした気分になる
時期もあったりしつつ年を越え

あとちょっとで卒業、という頃
「夜中に吐いた」と言い出して
数日学校を休み

そのまま
「もう学校行きたくない」
と言い出しました。

ここまでの経緯もありましたし
私自身が「ワガママであれば幸せ」を
標榜しているので
ここは娘のワガママ?も受け入れようと

私があっさり
「じゃぁもういいよ、休もうか」
と言ったところ

娘のまとっている空気がサッと和らぎ
緊張が解けたのがわかりました。

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その時、夫は・・・

最初は体調不良だと思っていた娘の欠席が
「学校に行きたくない」
という理由だったことが発覚した時
夫は激怒し

娘を階段から突き落とさんばかりの勢いで
学校へ行かせようとしたのですが

小柄とは言え、一人で担ぎ上げられる
大きさでもないし
私も止めに入ったのでどうにか
喧嘩は止まり

夫は怒ったまま出社して行きました。


自分の感情を
思い切り吐き出したせいなのか
誰かに諭されたのか

理由は分からないのですが
もう翌日には
「やり過ぎた」
と反省し、

それから一切
「学校へ行け」
とは言わなくなりました。


そうは言いつつ、夫と娘は
ちょいちょい諍いを起こします。

夫曰く
「自分に似ているから、
何もしなくていいって言えば
サボって何もしないって分かるから
だから無性に腹が立つ」
とのこと。

それもあるんだろうけれど、

夫は「早く自立しなきゃ」と
頑張って育ってきた経緯があるので

何もしないで
守られている娘が
妬ましいような
それは違うと言いたいような
気持ちがあるのかも知れません。


うちの夫はこんな感じで
想像以上にあっさり引きましたが
旦那さんがチクチク言うような
ご家庭もあるかも知れませんね。

でもそれは旦那さんの気持ちなんです。
チクチク言われても
「それはあなたの気持ち、
私には関係ない」
と言うスタンスでご自身を守ってください。

いいやり方かどうかは分かりませんが
思い切りぶつかり合って
旦那さんの感情を引き摺り出し、
解放してしまうのも一案かも知れません。

事実:こどもが学校に行かない
私の気持ち:仕方ないね。別にいいよ(なんでそう思う?)
夫の気持ち:怒り(なんで?)
娘の気持ち:行きたくない。学校嫌(なんで?)

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普通じゃない、でも問題でもない

そんな感じで始まった娘の不登校。
近くに住む私の両親も、表面上は、
想像していたよりも驚かずに
すんなり受け入れてくれましたが
やっぱり不安みたいで

娘のために本をたくさん
買ってきてくれたり
あそこの精神科がいいんじゃないかと
情報を教えてくれたり
(病人扱いw)

ひとしきり煩かったものの、私が

「学校に行かないことが普通だとは
 私も思っていない。
 けれども解決しなくてはならない
 ”問題”だとも考えていない」

と宣言したことで
一応、落ち着きました。

問題ではない、と考える理由

学校って、
勉強だったり人間関係だったりを学んで
社会に出ていくまでのスキルを
身に付ける場所だと思うんですね。

だから、学校へ行かなくても
社会に出られるように準備する
必要はあります。

娘ともその辺は話し合っていて


・いつから学校に行かれそうなのか?
→高校は行かれると思う
→好きなことができる通信や
 専門学校に行かれるようにしよう


・どんな仕事がしたいのか?
→絵を書いたりしたい
→なるべく家で仕事がしたい
→じゃぁスキルをつけて
 一度は会社に入ったほうがいいかもね


などをベースに今後についても
考えていますし

単純に、一緒にいる時間が長くなったので
いろいろ話すようになって

親がいる間は甘えられるけど、
その後は自分でどうにかするっきゃないよ(私)

とか

今、サボってる分
どこかで頑張らなきゃいけないことは
分かってる(娘)

など、お互いの理解を深めています。


今は中学生で義務教育中なので
「不登校」と言うレッテルを
貼られてしまいますが

高校だったら
そもそも通信の学校もありますし

興味を持って学べる学校を
選ぶこともできます。

また、いろんな人に話を聞いたところ


「うちの子は不登校ではなかったけれど
ひどい成績でどうにもならなくて、でも
やりたい職業を見つけてから
見違えるようになった」

と言うお父さんの話を聞いたり

「中学校、行ってないけど
お店持って家族持ってやってますよ」

と言う人にお会いしたり

息子の学校(進学校)の保護者会に
参加したら

「中学校、不登校だった」とか
「いじめられててあんまり行かなかった」
と言うお子さんがたくさんいたので

中学校の一時期をお休みしても
今度について考える機会さえ
ちゃんと持つようにしていれば

まぁいっか

と思えるようになりました。


もちろん学校に行かないことで
学べないスキルも
体験できないこともあります。

でもそれを差し引いても
学校で学ぶことが
「我慢することだけ」
なのであれば
学校へ行く意味ってあるの?と
シンプルにそう思います。

IMG_3165のコピー

先生とのやりとりで分かった私の在り方

不登校になって思いがけず
「こりゃ大変だ!」となったのが
先生とのやりとりです。

公立の中学校の先生って
クラスに不登校がいると
評価が下がったりするのでしょうか?

すごく熱心と言う訳でもなく
でも放っておいてくれる訳でもなく
ちょくちょく電話してくれて
プリント等も持ってきていただいていて

とっても申し訳ないのですが

「それでお母さんは
どう思っているんですか」

と言われたら

「私は娘の意見を尊重します」

と答えるしかないし

「学校でいろんな体験をすることも
重要だと思うんです」

と言われたら

「それはそうだと思いますよ
(コロナで行事はつぶれまくりだけど?)
でも、それは先生の意見なので
娘に直接言って欲しいです」

と、
あたかも学校へ行くことが正解であり
「お母さん」もそう思っているはずだ
と思われているのが苦痛で

まだ若い先生に
ちょいちょい議論をふっかけるような
物言いをしてしまっていたときに
気づいたんです。

私って「話し合えば分かる」
「分かり合えるくらいちゃんと話したい」
って思ってるんだな、って。


そう気づいてからは
「お互い仕事ですしね」的な
俯瞰した感じでやりとりできるように
なりましたし

夏以降、リモート授業が導入されたことで
パソコンをつけていれば
出席になる!と言う
摩訶不思議なことが起きて

もしかして不登校じゃないの?
どうなの??
となっている状況です。

不登校になった理由

脳は理由をつけて理解したがる
習性がありますから

周りの人はどうしても
不登校の理由を知りたがりますよね。

本人にとってはきっと
言いづらいことなんだろうと
思っていても、娘に

「誰かのせいにするのは
違うと思う」

と言われたとしても
(大人です・・・)。


不登校から8ヶ月経って
今、ようやくなんとなく
分かってきたことは

・人間関係が悪い
・騒いでる声がうるさい
・落ち着いた環境にいたい
・厨二病みたいな感じで
「やってらんない」を
実行してみたくなった
・授業がつまらない
・人の目が気になる

と言うあたりです。

やや神経質なところがあるのかなぁ
と言うのと

娘はボーッと授業を聞いていても
学校のテストは満点近くを取れるので

同じ単元を何回にも分けてやるのとか
待ってる時間が長いこととか
先の授業に
学ぶ面白さを感じられなくなったことも
大きかったみたいです。


しかし勉強もさせないと!

そんな訳で、しばらくは
本当に何もやらずに毎日
遊んで暮らしていた娘ですが

やっぱり何か刺激をあげたいし
勉強になることもしないとな〜と
思って

今は角川が提供している
N中等部に週2回、ネットで
通っています。

毎回2つ授業があるのですが
・プログラミング
・プレゼンテーション
・マインドフルネス(瞑想)
・通常授業(ほぼ自習)
のようなことを
2つずつやっています。

パソコンが必要なのと
娘がまだ操作に慣れていないので
この時間は私も一緒に勉強しています。

面談も月1ペースであって
誰か気にかけてくれる人がいる、
と言うのは
良いことなのかも知れません。

また、娘が受講しているのは
「平日昼間」コースなので
この時間帯に受講している子は

みんな不登校!

仲間がいるのも心強いです。

生物学的に考えてみると

生物はその種を維持するために
多様性を持っています。

それを前提とすれば、
学校という画一的な環境に
馴染めない子が一定数いることは
当然なのかも知れません。

そして、そういう性質のこどもを
無理矢理、今ある型にはめようとしても
上手く育ちそうにないですよね。

どんな子であれ、
その子自身を見て、
その子らしい花を咲かせられるように
見守ってあげたいものです。

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こどもを学校に行かせなきゃ!と思った時のワガママチャート

ステップ1
問題と思う状況を事実と感情に分けてみる

事実:こどもが学校に行かない
私の気持ち:学校に行かせなきゃ!
夫の気持ち:
娘の気持ち:行きたくない。

ステップ2
「学校に行かせなきゃ!」と
思っているのは自分だと気づく

ステップ3
なんで「学校に行かせなきゃ!」と
思っているのかを考える。


何か自分の意見がありますか?
それとも「それが普通」と思っているからですか?

ステップ4
こどもの「学校に行きたくない」
気持ちを優先するか、
自分の「学校に行かせたい」と言う気持ちを
優先するのか決めましょう

ステップ5
自分で決めて
決めたらそのために行動を起こしましょう。

もし行動に移せなかったとしても
「最悪、こうすることができる」と
「こうしたらこんないいことがあるかも!」と
考えたり妄想するだけで気が楽になります。


行動に移したとき
ワガママだ、身勝手だ、そんなの普通じゃないと
言われるかも知れません。
それでも自分で決めれば幸せになります。

自分で決めるとは、
自分の人生を自分の手に取り戻すことです。


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