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僕が敷かれたレールから降りるまで。

どうも、ワコー(@wacoh_)です。

このブログでははじめましての方ばかりですよね。なんせ2年ぶりの更新です(笑) 公開がたまたま令和初日になりましたが、今後ともよろしくお願いします!

さて、世間は就活シーズンということで、自分の進路に悩む人たちに向けていくつか記事を書こうと思ったので、こんなアホもいるんやでって感じに今日は僕が内定を蹴ってフォトグラファーになった経緯をお話ししようと思います。

時はさかのぼること3年前。僕が真剣に進路について考え出した大学三年の3月のお話です。

ボーっと生きてきました。進路については意識していたものの、答えが見つからないまま時は流れ、周りがインターンに行っている時もバイクに乗ったり写真を撮ったり…結局好きなことにしか目を向けてきませんでした。どんな職に就けばいいのか、将来のビジョン、働いている自分の姿が全く想像つかないまま就活が始まりました。

あの時は就職活動をすることで自らや家族を安心させようと説明会に足を運んでいたんだと思います。何がしたいかというより、したくなくないを軸に会社を選びました。しかし、嘘と建前の境い目を突くような志望動機と中身のない受け答えで、ほぼ全て落ちました。当たり前ですよね。笑

この会社で何をしたいですか?って、心の底では入る気がなかったんですから。
(採用担当者の方には仕事増やして申し訳なかったと思っています)

当時はちょうど過労死や長時間労働が社会的に問題視され始めた頃でした。テレビで連日放送される大人たちの悲鳴を聞いて、彼らは何を支えに生きているのか幸せとは何か人はなぜ働くのか、考えては自分に照らし合わせて…の繰り返し。周りに比べて出遅れていた上に社会の暗い一面を見て、完全に迷走状態でした。

結局唯一手に入れた内定も、先輩社員の話を聞いて嫌気がさして辞退。この辺りから更に視野は狭くなって、自分がピンと来るか来ないかにこだわり始めたんです。「自分はもうそれでしか選べない」と言い聞かせて。

ピンとくる仕事は何か。考えた時に出た答えのひとつが「フォトグラファー」でした。その頃はちょうどYoutuberやInstagrammerといった「好きなことして生きていく」人達が世間に認知され出した頃で、彼らは当時の自分にとってまぶしい存在でした。インスタを始めたころから憧れはあったものの、自分は技術もなければ、フォロワーも居ない。現実的に考えた場合も写真の学校は出ていないし、スタジオは激務で、おまけに収入も少ないらしい。「真剣な人はどうぞ」的な一文に完全にビビって諦めてしまったんですね。

結果、当時のバイト先の某ハンバーガー屋の就職試験を受けて、落ちて。もうここ以上にピンとくる企業もなかろうと中途採用目指して、大学卒業と同時にフリーターとしての道を歩み始めました。

「就職の為には大学を出なさい。」
そう言って大学に行かせてくれた両親の期待を裏切りました。

卒業後は中途採用を目指してアルバイトを続けるも、ブラック企業の洗礼を受けて一瞬でその道も候補から消えました。その時もフォトグラファーになりたい気持ちを押し殺して転職サイトの進路面談を受けたり、再び就職試験を受けてみたり、周りの大人達に意見を求めたりもしましたが、どれもこれもピンと来ませんでした。

転機が訪れたのは卒業から約半年後でした。
インスタで初めてフォトグラファーの仲間が出来て、実際に一緒に撮りに行く日が来たんですね。

会ってみるとそれまで自分より歳上やと思っていた人たちが自分と歳が変わらなかったり、写真で収入を得ながらフリーターとして生きていて、そして堂々としていて。後ろめたさを感じていたどっちつかずな人生に衝撃が走ったのを今でも覚えています。

「なんや、これでよかったんや。」

大学を卒業していながらフリーターに成り、同級生の前ではお茶を濁し、親には怒られ、心配をかけ、親戚にも顔を見せられない程に自らを恥じていた自分には、肩の荷がドサーッと降りた感覚でした。自分には無理だと思っていたSNS出身のフォトグラファーとの出会いが押し殺していた気持ちを解き放つきっかけだったんですね。

それから趣味の延長フォトグラファーとして腕を磨く日々が始まりました。

もちろんこれまで技術面やSNS運用、仕事としての現実的な厳しさ、そして金銭面、様々な壁に直面して、なんならフリーランスになった今も写真だけで飯を食えているわけではありませんが、僕はこの道を選んだことを後悔していませんし、さらに上を目指したいと思っています。

さてさて、僕の昔話はこの辺にしましょう。長くなってしまいました(笑) こうして書き起こしてみると、改めて自分がありがたい環境に居たことと自らの過ちを痛感します。みなさんは流石にここまでアホではないと思いますが、最後に僕がもっと早くからやっておけばよかったと思うことを自分への戒めも兼ねて書こうと思います。


一つ目。何よりも大事なのが自己分析

自分は
何が好きで嫌いなのか
何ができて何ができないか
何がしたくて何がしたくないのか、
どういうタイプの人間なのか…etc

まずはこの辺りを考えるといいのではないでしょうか。

僕は自己分析は一生アップデートし続けるデータだと思っています。それだけの時間をかけても全てを知り尽くすことは難しく、年を重ねる毎に人間も世の中も変わり続けます。だからこそ一秒でも早く、一つでも多くの自分を知れると、あらゆる局面での判断に幅が広がり、そしてそれは自分の成長・衰退の実感や反省にも繋がります。

二つ目に大事なのが、自分の感情を素直に認めること

やりたいならやる

夢があるのに不安で踏み出せないという人は多いと思います。かくいう自分もそうです。挑戦は必ずしも望んだ結果に繋がるとは言えませんが、逆に言うとあなたの目指す夢はその不安を乗り越えなければ辿り着けないかもしれません。

あと経験則ですが、頑丈な石橋を築いてから向こう岸に渡る人よりも、近くから丸太を持ってきて一瞬で渡ってしまった人の方が結果に結びつきやすいと思います。まさに行動力ですね。早いってすごいです。

やりたくないならやらない

一般的な日本人の感覚からするとただの根性なしに見えるかもしれませんが、僕の考え方はこうです。

「適さない環境でストレスを感じながら過ごすくらいなら、適した環境に身を置く時間を一秒でも多くするべきだ。どの道そこに辿り着くのであれば早い方が有利。」

もちろんそれが例えやりたかった憧れの職業であっても、耐えなければならない瞬間はたくさん待っているでしょう。自分が納得できる試練にはどんどん挑みましょう

これは余談ですが、人間は自分たちが思っている以上に感情に素直ではありません。
無意識に強がって認めたがらない時があって、これが後から思い返した時に結構足かせになってたりするんです。

三つ目に大事なのが、自分のペースで考えること

冒頭に書いた通り、僕は自分の進路について考えるのが極めて遅かったので、就職活動中の大学四年の時こそ焦ったものの、卒業してからはじっくりと考えることができました。

ただ、もっと早くから考えておけば良かったというのが僕の1番の反省点なので、もし進路について特に考えがなければ、今から考え始めることをお勧めします。もちろん巡り合わせやタイミングもあると思いますが…!

就職や結婚は家族や友人に話題を振られたり、焦らされることもあると思いますが、自分の人生を生きるのは自分です。

ただし、新卒で就職を考えている場合は解禁の時期を念頭に置く必要がやっぱりあると思います。これから多様化していくところだと思うので、今後が楽しみですね。

さて、ここまで自分の過去を振り返りながら自分がもっと早く知っておけば良かったなと思うことを書いてみました。とはいえ僕もまだまだ成長過程なので、方々からツッコミが飛んできそうです。あくまでも世の中にある様々な考えの一つだと思ってくださいね。
長い長い文章にお付き合い頂き、ありがとうございました。三日坊主にならないように今後も少しずつ更新したいなと思ってるので、また読んでもらえると嬉しいです。ではまた!

ワコー

http://www.twitter.com/wacoh_
http://www.instagram.com/wacoh_

追記: 思ったよりたくさんの方が読んでくれてるみたいなので、自己分析にオススメのツールをご紹介しますね。いわゆる性格診断なんですけど、自分の性格と世の中でのポジションを驚くほど明確に教えてくれます。ちゃんとした機関が作った無料のものなので、騙されたと思って是非。

16Personalities
https://www.16personalities.com/ja

騙されたら逆に気になるので教えてくださいね(笑)

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