Satoko N FUJIOKA

福祉環境設計士を再び名乗る。人と人の間に何を入れよう?に興味がある。長野県軽井沢町・診療所と大きな台所があるところ ほっちのロッヂ 共同代表。変わりゆく髪型は自己表現。共著に『ケアとまちづくり、ときどきアート(2020中外医学社)』『社会的処方(2020学芸出版社)』。

Satoko N FUJIOKA

福祉環境設計士を再び名乗る。人と人の間に何を入れよう?に興味がある。長野県軽井沢町・診療所と大きな台所があるところ ほっちのロッヂ 共同代表。変わりゆく髪型は自己表現。共著に『ケアとまちづくり、ときどきアート(2020中外医学社)』『社会的処方(2020学芸出版社)』。

マガジン

  • 思考を作り出す本たち

    人や人の心の動きの再構築を問い続ける、根っことなる本をアーカイブします。 書き手は藤岡聡子。85世代/夜間定時制高校出身/「人の動きの再構築を」㈱ReDo代表取締役/US,NZ,DNK留学。10年間の福祉環境設計士の活動を経て、改めて人や人の心の動きの再構築を目指そうとしています。 ヘッダーは2015年、デンマーク・クローロップホイスコーレのライブラリーにて。

  • Sense of living. 暮らし方のセンスについて

    暮らす中で染み出してきた、少し長めのつぶやきを文章にしています。ちょっぴりセンチメンタルな一面がある文章たちです。 書き手は藤岡聡子。85世代/夜間定時制高校出身/「人の流れの再構築を」㈱ReDo代表取締役/US,NZ,DNK留学/ 診療所と大きな台所があるところ ほっちのロッヂ 共同代表/ 変わりゆく髪型は自己表現。長野県在住。

  • 人と人の間に、何を入れようか?

    人と人の間に何が入ると、その関係性はどう変化していく?主に2021年から、しばらくの記録。 ヘッダーは2017年、東京は豊島区。1000人以上が集った、「長崎二丁目家庭科室」の一コマ。

  • 【全20回完結】福祉環境設計士/国内外の見聞きアーカイブ

    福祉環境を設計している人からみた、国内外を見聞きしたヒトモノコトの場面。このマガジンは2018年から2020年まで書き綴りました。 ヘッダーは2017年、東京は豊島区。1000人以上が集った、「長崎二丁目家庭科室」の一コマ。

  • ケアとまちづくり、ときどきアート。全35記事セット

    • 35本

    9ヶ月継続したマガジン「ケアとまちづくり、ときどきアート」のマガジンライヴ開催告知記事などを除いた全35記事セットです。 なぜケアとまちづくりが必要なのだろう?病院を地域に開いた方がいいのはなぜ?アートを介護に持ち込むと良さそうなのはなぜ?地域包括ケアシステムの中で一大ブームになっている「ケアとまちづくり」「ケアとアート」。多くの実践例に足を運び、自身も「YATAI CAFE/モバイル屋台de健康カフェin豊岡」で実践する医師の守本陽一(もりもん)と、「長崎二丁目家庭科室」を運営した福祉環境設計士の藤岡聡子(さとこ)が、ケアとまちづくりの実践例の良さ、エモさなどを因数分解しながら、読み手のあなたと、一歩先の理想のケアとまちづくりを考えていく。ケアとまちづくりの実践者だけではなく、ケア関係者、都市計画関係者、アート関係者、そして街で暮らす、すべての方へ向けて。

最近の記事

6.「私たちは本来、心を踊らせて生きていきたいものでしょう?生きて老いるプロセスに寄せる心と行動を、1人1人が続けていく集合体で在ろう。」 アラン・ケレハー/竹之内裕文 堀田聰子『コンパッション都市 公衆衛生と終末期ケアの融合 (慶應義塾大学出版会 2022)』

「老人ホームに老人しかいないって、変だと思う。」と話す私を、初めて真っ当に話を理解しようとし、満面の笑みを浮かべた人が、べにさんだった。 5年前の今日(2017.11.25)一緒に現場である『診療所と大きな台所があるところ ほっちのロッヂ』をつくっているべにさんこと紅谷浩之さんが、当時私が運営していた場を訪ねてくれていた。 この5年間で、ものすごい人の数と出会っていると思う。私たちの活動に関心を寄せてくれる人も増えてきた。今やちょっぴりユニークな医療を学ぶ学生たちが私たち

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    • 絡みつく何かと、あっけなく過ぎる日常のこと。 2022.11.13

      最初に就職した会社の、同期が亡くなった。 打ち合わせ最中に通知がきていた。もしや、とよぎる。用事を終え急いで一報を聞くためいっとき車を路肩に停める。外は1度くらいでよく冷えた。車のシートヒーターがありがたかった。 50分ほど電話で、他界した友をよく知る友人と話す。黙っている時も多かった。 そこから次の動きを相談する。それで電話を切った。意識が朦朧としてきて、免許を取って初めて、両手でハンドルを握って家に帰った。 生きるを終えようとする人を前にして、決まって濃厚に私に絡みつ

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      • 対象物を馬へずらすと、人はどんな顔つきになるだろう?この町で、必然性のある、人と人の間におく何かについて。

        私が住む町では、夏のある時期からは草刈機をタスキ掛けのようにして抱えて左右に刃先を揺らしたり、秋の入り口ではミレーの落穂拾いさながら、朴葉を中腰で拾い続ける。 身体性を伴い無心にさせる動きは、ふと空を見上げたときや終わったあとの爽快感は、スポーツの後に感じる爽快感と同じようなものなんだなと思う。 自分や他者の存在をあーだこーだ考えるよりも、手先、目の前、今この瞬間の時間に最も集中する時間を過ごしたという爽快感。 この町で、必然性のある、人と人の間におく何か 馬、という存

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        • 表現者が新しい表現を見つける舞台になれたことが嬉しい。 そしてそんなことがケアの現場で出来るんだという記録。交換留藝の今。

          お寺という場に行くことと、グリーフケアという誰か大切な人を失った人に向けられた何かしらが苦手だった。私が得てしまった体験を普段は横においているつもりが、実はそれはあまりにも生々しいもので、不用意に呼び起こされ、自覚するからだ。 生きると生きるを終える狭間の場所交換留藝とは、自分自身の表現を持ってくる・見てもらう、という関係性ではなく、生きると生きるを終える狭間の場所である「ほっちのロッヂ」の活動を通し、また、はたらく中でつくっていく表現活動の総称です。(ほっちのロッヂ no

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        • 【全20回完結】福祉環境設計士/国内外の見聞きアーカイブ
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        • ケアとまちづくり、ときどきアート。全35記事セット
          守本 陽一 他
          ¥1,800
        • 【全10回完結】人の流れを再構築する、小さな実践について
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          うつ、と付き合った半年間。10年間の活動を経て、次へ動こうと決意できた記録 2020.12.29

          12月24日、3時間半ほどかけて、人生で初めて、スタジオでポートレイト写真撮影をした。どうしても今年中に撮っておきたかった自分の顔。 今年の夏の初めに、動けなくなった。一切の活動ができなくなり、毎日自分の体調の乱高下に付き合うことしかできなかった。いわゆるうつ状態、だと気づくのにそんなに時間はかからなかった。 よく言う「まさか自分が」の状態。まさか私が? 日曜の夜に襲われた動悸で、自分の命がなくなるんじゃないかと錯覚するほど苦しんで、夜に眠れず明け方ようやく寝付く。 する

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          5.「9歳の女の子の言動を通して、目に見えない権力の動きに注意を払い、時に痛快に笑い飛ばす」さわひろあや『アスリッドとピッピがおしえてくれたこと (zine 2020)』

          さわひろさんのnoteを通して、20代最後に訪れた、一度は永住を考えた国の両面に想いを馳せている。 公共図書館で司書として働いた経験があるさわひろさんが、ある女性についてnoteを掲載されていた。アスリッド・リンドグレーン。 ふと思い立ち読み返した梨木香歩さんの2冊のエッセイ『エストニア紀行(新潮社 2012)』、『やがて満ちてくる光の(新潮社 2019)』に、伏線かのように登場したアスリッド・リンドグレーンにまつわる話に、勝手にシンクロしていた数ヶ月だった。 ついにアス

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          4.「世の中にちょっぴり愉快な悪戯をしかけたい。」片桐はいり『もぎりよ今夜も有難う(幻冬舎 2014)』

          自分を置いてきぼりにしがちな方だと思う。1人の人間として、1人の経営者として、1人の女性として、夫の妻として、3人の子の母親として、友の友人として、、ああ、役割が多い、時間が足りない、いろんな言い訳をして自分を置いてきぼりにする。 今の私は、今、この瞬間だけ、であって、過去に行った選択の積み重ねがあって今の日常があるはずなのに、 時間も忘れて没頭した、あんなこと、こんなこと。自分を満たしていたことを簡単に忘れてしまう。 そうすると、自分が何をしたいんだっけ?と迷走し始める。

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          3.「いろんな人がいてもよい、いろんな人がいたほうがよい。」岡 檀『生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由がある(講談社 2013)』

          2020年8月から1ヶ月間、オレゴン州、ポートランド州立大学の教授主催のプログラムを受けている。ポートランド市の”全米で最も住みやすいまち”、といわれている由縁をプログラムで解き明かしていっているその途中だ。 一方でこの本は、”日本で最も自殺率が低い”、徳島県海部町の理由を解き明かしていく。論文が本になったもので、それでいてとても読みやすい。 ポートランド州立大学のプログラムと、そしてこの本『生き心地の良い町』を同時並行で読み進めていくことは、正解を求めるよりも、自分なりの

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          2.「眼に見えない星雲の渦巻く虚空と、簪をさした蛇とは、私にとっては、自分の科学の母胎である。」中谷宇吉郎『中谷宇吉郎 雪を作る話(平凡社 2016)』

          この本は、東京で私に大いにインスピレーションを与えてくれた、Fさんから頂いた。何十冊もいただいた中に中谷さんの字を見つけたときの驚きと喜びたるや。実はその1ヶ月ほど前に、中谷宇吉郎さんの次女である、中谷芙二子さんのインスタレーションを見に水戸芸術館にいたからだ。 純粋な水霧を用いた環境彫刻、インスタレーション、パフォーマンスなど、これまで世界各地で80を超える霧の作品を発表し、「霧のアーティスト」と呼ばれる中谷。2017年にはロンドンのテート・モダン新館をはじめ各地で7つの

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          1.「マクロとミクロを同時に知覚できるような」梨木香歩『渡りの足跡(新潮社 2013)』

          幼少期はゆうに200冊は越えるであろう絵本や児童書に囲まれて育った。新しい発見や知識を得る体験が好きだった。それは読書なのか、人から教わることなのか、手段は問わない。 ケアの現場に関わり始めてちょうど10年目に入ったけれど、ケアに関する本を読んでいて、「面白い」と思ったことがほとんどない。 そのほとんどがハウツー本か、自分の体験談を表現した悲壮感漂う内容か。はたまた、〇〇にならない健康法などと、ショック療法の類か何か?と思うくらい。 活字を読んで、ああ、なんて魅力的なんだろ

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          #全部引っくり返す。ケアの文化拠点づくりの中の人の、頭の中と人の動きの開放記録

          これでもか、という逆境の中、「診療所と大きな台所 ほっちのロッヂ」が、4月1日から始まった。町の文化が引き継がれる拠点として様々な仕組みをつくり、成功しかしないだろう、と自らも言い切れるほどの準備を重ねてきたこの半年。いや、2年半。 2017年11月に共同代表・運営を担う医療法人オレンジ理事長の紅さんと出会い、出会った日に構想がスタートした。2018年、3人目の出産直後に撮影したコンセプトムービーから一ミリもブレずに、言い出したことは全て確実に行なってきている。2019年2

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          「離れてつながる」とは。 2020.4.14

          離れてつながる、とは。 離れても、なおつながりを願うことは、今に始まったことではない。 豪雪地帯、限界集落で暮らしている人も、 携帯電話がなかった時代にデートの待ち合わせをしていた人も、 命日を前にして亡き人とのつながりを願う人も、離れてもなお、どこかの誰かとつながりを信じてきた。 例えば亡き人に想いを馳せるとき、生きている人だけが持つ一方的な心の歩み寄りになる、ように見えるかもしれないが、 今はたまたま生きている人に想いを馳せるときだって、同じように一方的なのだ。 だっ

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          20、さながら昔でいう書生のような眼差しで、建物を継ぐケアの担い手たち #リガレッセ #リノベーション #但馬

          日高町荒川区「いのうえさん」から受け継いだ、築150年の家。 入って左手、最も目を引くのは神棚。 神棚の水器を朝晩お供えすることが、夜勤スタッフのルーティンだそう。 リビングから2階を見上げると、書生さんが使用していた部屋の小窓が見える。 手洗い場をちょうど車椅子に座って見上げる先、壁の木材の切れ目に、 近くを歩きながら集めた素材でできたのであろう木々のブーケが引っ掛けてある。 床暖房があったかい。足先が冷えやすい年を重ねた方も、住んでいる家族に会いに来た人も、ホッとする、足

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          「アートは全ての関係性や接続点を横並びにし得る、唯一無二のもの」。ケアとまちづくり、ときどきアートマガジンのクロージングと新しいオープニングに添えて

          最初に。この月額マガジンで私が記事を掲載するのはこれで最後になります。 元々はケアとまちづくり未来会議(以下ケアまち会議)の始まる7ヶ月前に始まり、ケアまち会議の開催を持って、一つの区切りとしようと話して始まったこのマガジン。実に色々なことを書いてきました。 時に迷走・瞑想(?)していると感じられた読み手の方も、最後まで読んでくださり本当に嬉しく思っています。 最後をしっかり飾れるかわからないですが、今時点で私が確信している、ケアとまちづくり、そしてアートとの関係性について

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          「またあの話か」「高齢者って同じ話ばかり」を、「生き方そのものがアート」に変えてしまうダイアログ・ウィズ・タイム

          このダイアログシリーズは、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク(真っ暗闇の中の対話)」、「ダイアログ・イン・サイレンス(静けさの中の対話)」、70歳以上の高齢者がアテンドをつとめる「ダイアログ・ウィズ・タイム(生き方との対話)」の3つの種類があります。 今回ご縁があり、「ダイアログ・ウィズ・タイム(生き方との対話)2019」にご招待いただき体験させてもらいました。 そもそも、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」、「ダイアログ・イン・サイレンス」は、視覚もしくは聴覚を遮り体験する環境

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          19、アメリカ・ノースウエスト地域。ごきげんな暮らしやすさをケアの視点からみてみたら #シアトル #ポートランド

          ことの始まりは、”コミュニティナース”を世に送り出している矢田さんからの1通のメールからでした。 矢田さんが今年のお正月をポートランドで過ごしたこと、現地でまちづくりに関わる人たちと密接な関係ができたことは報告会で聞いたりして、なかなか面白い場所がノースウエストにあるんだなあと思っていました。 シアトル・ポートランドのノースウエスト地域は特にまちづくりやデザインの文脈では国内でも認知度が高く、あぁ、あそこね〜となりがち。ちょっぴりあまのじゃくで流行りにのるのは好きではない私

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